ピースボートの実態ーー75回クルーズの実像その2
憲法9条への思い 乗客とのずれ
75回クルーズではカナリア諸島ラスパルマス、テルデ市にある憲法9条の碑を訪れるコースが用意されていた。ピースボートならではの企画。僕が75回クルーズに乗船しようと思った理由の一つが、このコースに魅力を感じたからだった。
事前に送られてきたツアー案内のプログラム紹介にこうある。 「1996年、憲法9条の碑が戦争犠牲者の追悼と平和、非核を祈って建立されました。日本から遠く離れた地で、憲法9条について考えてみませんか」
実際に7,000円を支払ってツアーに参加したのは20名ぐらい。船内でコース説明会があり、テルデ市に住んでいる日本人が現地で案内してくれる、テルデ市の関係者(市の職員)も来てくれるとの説明があった。
この説明会に先立って、船内9条の会のメンバーでこのツアーに参加する5名で、ピースフラッグやTシャツにスペイン語や英語、日本語で僕たちのメッセージを書き込みそれを記念に現地に渡そうと計画していた。そこで説明会の時、ツアーリーダーとなるピースボートスタッフにその旨話しておいた。なおこのツアーには世界各地で被曝証言する被爆者(ピースボートでは”おりずる”という)3名も参加した。9条の碑と同じ場所に「ヒロシマ・ナガサキ広場」がある。
3月15日、期待に胸を膨らませてテルデ市を訪問した。ヒロシマ・ナガサキ広場は直ぐ分ったが、9条の碑はどこにあるのか分からない。ピースボートスタッフに聞いても、自分も初めてなので分からないと言う。
しばらく待っていると、現地に住んでいる日本人とテルデ市の職員がやってきて、簡単な説明があり、テルデ市の職員からお土産(バッジと絵ハガキ)が渡され、記念撮影をして訪問が終わった。その間、約15分ぐらいだっただろうか。9条の碑は実際には無かった。ただヒロシマ・ナガサキ広場とスペイン語で書かれた小さなタイルに、9条の条文がスペイン語で書かれていた。
はるばる日本からやってきて、「え、これだけ、、、、、、、」 9条の会のメンバーは驚いた。思いを込めて書いたピースフラッグ(船内でツアー参加者以外の方にもメッセージを書いてもらった)とTシャツを、皆の前で現地の人に説明したうえで渡したかった。被爆者の人も自分の思いを伝えたかったに違いない。そのような交流が広場であるものと予想していた。
しかしツアーリーダーのピースボートスタッフは、その機会を作ってくれなかった。何のためにこのコースに参加したのか? 僕は怒りを通り越して、唖然とした。
後でテルデ市の方に簡単な説明をして、ピースフラッグ提案者のFさんと、Tシャツ提供のキョンキョンさんが持ってきた物を渡したが、僕たちの熱い思いを充分伝えることはできず、大きな不満が残った。
このあとテルデ旧市街を散策したが、結局観光がほとんどのツアーだった。
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コメント
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「そのような交流が広場であるものと予想していた」コース説明会でそんな交流を期待する様な説明があったのですか?どうも無かったように感じますね。無かったとしたら、「ツアーリーダーのピースボートスタッフは、その機会を作ってくれなかった」なんて無い物ねだりでしょう。「何のためにこのコースに参加したのか?」参加した人が碑を見て各自で考える事がそもそもの目的のようです。勝手に期待を膨らませたご自身の罪でしょう。ピースボートにしてみれば平和も9条も商売道具かもしれませんね。
投稿: ロンパリ | 2014年5月21日 (水) 15時52分