ピースボート75回クルーズ地球一周の旅に参加してーー2度目の漂流
悪い予感と冗談まじりの期待(?)
1日遅れはしたがコーチンでのワンデーツアーを各自楽しみ、船はシンガポールに向けて大海原を進む。洋上での生活に戻ると、乗客間で悪い冗談・軽口が交わされるようになった。
「1度あることは2度起きる」「退職しているから早く日本に帰る必要が無い。漂流体験なんてそんなにできるものでない。もう一度あったら面白いのに」「ベトナムあたりで故障して、ベトナムで修理のため寄ってくれたらよいのに」などなど。。。。。。。。。。。。。。。
人はどんな体験でも過ぎ去れば苦痛はやわらぐ。食事をしながら上記のような会話が交わされるようになった。しかし冗談が現実に起きた!
4月26日(木)午前10時15分ごろ、「おりずると話そう」というピースボート主催の企画に参加していたら、突然プチーと音がして停電した。照明が消え、冷房も止まる。エンジン音もしなくなり、静かになった。しばらくして外を見ると、船は進んでいない。
2度目の漂流が始まった
船内放送が「電気系統のトラブルで本船は停止しましたが、復旧に向け努力しています。安全面では心配ありませんので、ご安心ください。水道はしばらく使えません。トイレで使用した紙は、便器がつまりますのでゴミ箱に捨ててください」と、前回同様繰り返す。
「ああ、またか、、、、、、、、、、」 複雑な心境になった。ピースボートスタッフは顔面蒼白になっている。メインエンジンは停止しているが、最低限の電気を確保する発電機は動いているので、この日の船内企画はそのまま実施された。
冷房が泊まると船内は前回同様熱くなってきた。このあたりの海域はシンガポールを過ぎてベトナム南部の近く。熱い海域だ。多くの乗客は涼を求めて日陰のあるデッキへ。船内企画に参加する人は少ない。夜寝場所を確保するため、デッキのイス(体を伸ばして寝ることが可能)に自分の毛布やシーツを持ち出す人、フロアーにマットを早々と敷く人。早い者勝ちだ。
夕食は簡単な物しか出なかった。結局、故障は直らず船は海面を漂って一夜を過ごした。
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