ピースB-ト75回クルーズ地球一周の旅に参加してーー説明会を拒否
普通の会社ではありえない対応
4月28日(土)、朝目覚めると窓から波の音が聞こえる。船がやっと動き出したようだ。同室の人が深夜1時15分ごろ、動き出したと教えてくれる。しかし冷房は全くきいていない。
散歩に出て船が波をかき分ける様子を見ると、いつもより波しぶきが立っていない。速度が落ちているのが素人でも分かる。デッキのいたるところに乗客が寝ている。
朝食はたしかお粥だったと記憶しているが、おいしかった! とにかく漂流状態から脱したのはうれしい。船内放送が「修理が完了し、本船は台湾に向けて順調に航海を続けています。冷房も徐々に回復します」とアナウンス。
今日は乗客が実施できる船内企画最終日。僕の企画「ねえ聞いて、私の体験」も25回の最終回。船内9条の会主催の映画「軍隊を捨てた国コスタリカ」上映会も入っている。したがってこの日は船の問題は忘れて、船内企画に集中した。
29日(日)、本来は台湾寄港日だが、船内新聞には寄港地説明会の予定は入っていない。しかし3つのツアーコースの説明会が入っている。最後の寄港地・基隆のツアー(フリーも含めて。フリーのほうが多い。)は皆が楽しみにしている。それがいつ着くのか、どれぐらい滞在できるのか、そして日本にいつ戻れるのか、何の説明もない。乗客にはそれぞれ予定がある。家庭の事情、仕事が4日から入っている人もいる。3日午前8時横浜入港となっていたから、遠くの人は3日の飛行機や新幹線を予約してある。船内でジャパングレイスに頼んで切符を手配してもらった人もいる。
しかし乗客にはなんの連絡もない。これはおかしいと、色々な人に働きかけ計20人ぐらいで、ジャパングレイスの受付に押し掛け、「説明会を開いてもらいたい。やるかどうか直接責任者に聞きたい」と交渉した。責任ある立場のものが出てこない限り、テコでも動かない覚悟で交渉した結果、2時間たってナンバー2のK氏がやっと出てきた。
いろいろやりとりをしたが、最終的な回答は以下の通り。「説明会は開かない。台湾・日本にいつ着くのか、現在のところ正確な時間は分からない。台湾にどれぐらい滞在できるのかも目下調整中。分かり次第、放送で連絡する」
乗客に不便と迷惑をかけ、大切な旅行日程も直接責任者が顔を出して説明するのでなく、放送で済ます!!!
なんという旅行社だろう。怒りを通り越して、哀れを感じた。もうこんな会社と交渉しても意味が無いと思い、交渉を打ち切った。
午後、船内放送が入り、「台湾寄港は5月1日午前8時ごろ。出港は午後1時予定。横浜入港は4日」と短いアナウンスがあった。
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