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2012年6月23日 (土)

ピースボート75回クルーズ船内自主企画レポート 1

原発と核兵器の関係を考えるー原子力の平和利用と核兵器開発は結び付いているのかどうか考える 

 3,11企画の一環として、3月8日上記の自主企画を開いた。集まってくれたのは20数名ぐらい。核兵器開発の副産物として原子力発電が生まれたこと、中曽根元首相が中心となり、日本の原子力平和利用と言う名の原発開発が国策として決定された時、その背景には潜在的核武装の能力・技術開発という狙いがあったことをレポートし、参加者とこの問題を話し合った。

 イランや北朝鮮の原発開発が何故核兵器開発と疑われているのか、日本のプルトニウム蓄積が海外から日本核武装の疑惑を受けていることも取り上げられた。

 今、このことを証明する事態が起きている。原子力規制庁を新たに作る法案が自民・公明・民主の賛成で衆議院で可決された。なんとそのどさくさに原子力基本法が一部改正(改悪)され、『安全保障に資する』という文言が刷り込まれた。

 早速韓国の新聞がこのことを「日本核武装か」と、大きく取り上げている。日本は被爆国として原子力の平和利用を建前としてきた。ところが3,11の福島原発事故以来、脱原発の国民的世論の高まりに危機感を抱いた自民党を中心とする「核武装勢力」が、原発を廃止したら核技術の蓄積・発展が失われると、公然と原発推進が安全保障上必要と主張するようになってきた。

 その結果が今回の原子力基本法改悪である。ピースボート船内で取り上げたことが、現実となっている。社民党・共産党は参院で徹底的にこの問題を追及してもらいたい。同時に脱原発・原発再稼働反対の僕たち市民運動側も、原発と核武装の関係を市民に訴えていく必要があると思う。

 

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