ピースボート地球一周の船旅ーー75回クルーズこぼれ話し(ピースボートの実態の続き)
予定外のサウジアラビア・ジェッダの港で
サウジ寄港のサプライズについては、吉岡達也氏に関係する所で書いたが、今回はサウジアラビア政府の乗客へのお土産について、こぼれ話しふうに書きたい。
まずサウジ政府高官がおりづる(被爆者)の人たち一人ひとりにお土産を手渡した。次に会場に居た乗客にも配られた。サウジ側の職員が大きくて立派な箱に入ったココナツの実のお土産を配って歩く。
乗客は大喜び。お昼をごちそうしてくれ、おまけに約900名の乗客全員にお土産までサービスしてくれるとは、さすが金持ちの国だなと、感心した。
そのうち別のお土産も配られ始めた。説明が無いから、2つもくれるのかと入口の方に座っていた人たちはもらった。僕も期待したが、しばらくしてお土産は一人一個ということが分かってきた。
配る職員は日本語が話せないから、一人一個とは説明しない。乗客の中にはその会場に来ていない同室の人のために、2個もらう人もたくさん出てきた。早く貰ったもの勝ち。狭い会場と出入り口付近は大混乱状態に。
ピースボートスタッフ数名が一人一個ですよと声をかけるが、時すでに遅し。遅く来た若者たちは、何ももらえない。可哀想に思って、ピースボートセンターに行きその場に居たスタッフに、「放送で2個もらった人は、返すよう案内してください」と頼んだ。
放送が流れなかったので、今度はピースボートスタッフ事務局長に「これではサウジ政府の善意も一部の乗客には届かない。もらった人、もらわなかった人が出ると、乗客同士の不和にもなる。2個もらった人全員が返してくれるかどうかは分からないが、放送で呼び掛けてほしい」とお願いした。
反応は驚くべきものだった。「サウジ政府が全員分用意したかどうか分からない。お土産はピースボートが用意したものではない。全員にいきわたらないことをサウジ側がどう思うか、現地に確認する必要がある。」
サウジのサプライズは僕たちが横浜を出るとき以前に計画されていたと思う。トルコを過ぎてから、船内では中東非核地帯を作るための国際会議が開かれていた。サウジの関係者も出席していた。これとの関連で、サプライズが用意され、吉岡達也氏が東京からサウジまで飛んできた。お土産はサウジ側の申し出だと思うが、乗客の数は伝えてあるはずだ。食事まで用意してくれたのだから。
ずさん。サウジ側が配る時、ピースボートスタッフが立会って、「一人一個です」と声をかければこのようなことは起きなかった。
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コメント
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どうでもいいや
投稿: 呆れるロンパリ | 2014年5月27日 (火) 17時00分