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2012年6月 3日 (日)

ピースボートの実態ーー最高責任者の問題

これから書く内容は微妙である。人によっては個人攻撃と受け止める人もいるかもしれない。僕は下劣な個人攻撃をしたことが無い。ジャパングレイスとピースボートの関係の本質を解明するのに、その両組織の最高責任者の問題を避けて通ることはできない。

 吉岡達也氏に「あれ、変だな」と疑問を感じたのは、4年前、62回クルーズのトラブルで彼がフロリダ・タンパから乗船した時だった。週刊新潮に「ホテル難民」と揶揄されたように、ドック入りした船の修理が終わらず、乗客964名はホテルに滞在した。2,3日で直るとされた期間は特に問題なかった。豪華なホテル生活、フロリダ半島観光と、乗客は予期せぬプレゼントをもらったと喜んだ。

 ところが予定の日がきても船は出ない。ホテルフロントの掲示版に毎日このような内容の張り紙が出された。「本日の出港はありません。明日の夕方5時に船が出るかどうか分かりますので、それまではいつでも荷物をまとめておいてください」
 

 
 

 結局船が出たのは8日後だった。タンパは特に見るところが無い。乗客は退屈し、いつ出るかも分らぬ宙ぶらりんの状態。2,3日分の着替えしか持っていないから、着るものに困った。金が無い若者は、遠くに遊びに行くこともできず、中には「早く日本に帰りたい」と泣く女の子もいた。

 吉岡氏はこのような状況を強いられた乗客の前に、妻子を伴って現れた。「観光どころじゃないだろう!! 」  船体に穴が開くような古い船をチャーターし、乗客を「ホテル難民(帰るところが無いの意)」とさせ、楽しみにしていたベネズエラ2日間を断念させた責任者が、乗客に詫びるために奥さんや子供を連れてくる。僕は唖然とした。

 75回クルーズのあるリピーターから「息子がニューヨークに住んでいるが、息子が住む近くの高級住宅街に、吉岡さんのマンションがあるよ」と聞いた。

 ピースボートセンターは国内に6か所あるが、調べてみるとニューヨークにも海外事務所があった! そこが彼のマンションと同じ所かどうかは分からない。

 75回クルーズで、吉岡氏は2回乗客の前に姿を現した。キューバ・ハバマでカストロ元議長が演説をした会場と、サウジアラビア・ジェッダでサウジの政府高官たちが船に乗ってきたとき。

 いずれも予定外のサプライズ。おそらく「自分はカストロやサウジ政府を動かせる実力を持っているのだ」と、誇示したかったのだろう。

 個人的に彼と話して分かったことがある。とても調子が良い人だ。よく言えば明るく面白い。おおざっぱ。

 ここからは僕の想像(偏見)だが、責任感・緻密さに欠ける。いいかげん。ピースボートを立ち上げた時は、そうではなかったと思う。理想に燃えていたはずだ。

 どんな組織・人間でも、長い年月が当初の理念・理想を風化させる。特に長くトップ(最高実力者。言葉を変えれば最高権力者)の位置に立つ人は、傲慢になりやすい。

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コメント

「パパ。フロリダに出張するの?」
「そうじゃよ。船に酷いトラブルが出てな、ワシがお詫びしない訳にいかんからなぁ。」
「でもパパだけズル~い。私たちも連れてってよ。」
「そうかぁ。でもお客さん達の前では神妙な顔をするんじゃぞ。」
「キャー、だからパパ大好き~。」

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