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2012年9月16日 (日)

『高江とオスプレイ配備反対運動について』 友人の会報への原稿記事

『高江とオスプレイ配備反対運動について』 竹野昇

 

 東村高江に通い続けて2年になる。2年前の夏初めて1週間高江に滞在してテント座り込み行動に参加した。それ以来6回(それぞれ1週間から10間ぐらい)高江に行っている。

 高江には人を引き付ける何かがある。防衛局が来ないときは、ただテント内で座っているだけ、来たら来たで作業をやめさせるため大変だが、不思議と高江には人を引き付ける魅力がある。

 僕を高江に引き寄せる要因はいくつかある。微力でも高江の住民・沖縄の人々の役に立っているという喜び。新しい基地は絶対に作らせないとの使命感。高江の住民や高江のヘリパッド建設反対運動に参加する人々(沖縄,本土を問わず)との交流や思いがけない出会い。そこに集まる人々の優しさ。やんばるの森の豊かさ。ゆったり流れる時間。

 今夏8月3日から10日まで高江に滞在した。7月、岩国基地へオスプレイが搬入されてから、高江でも半年以上ストップしていた工事が再開された。7月20日、重機とジャリを積んだダンプカー、作業員・防衛局職員、おまけに警官多数が突然押し掛けてきた。ごく少数しかいなかったので、残念ながら重機(クレーン車)とジャリを積んだダンプ一台をゲート内に侵入させる結果となった。

 24日は多数の人間の力でゲート内車両進入を阻止したが、防衛局はクレーンで人間の頭越しにジャリを運び入れる危険な作業をやった。通常の建設現場では絶対許されない危険な作業だ。懸命な阻止行動の結果、防衛局は一台分しか搬入できなかったが。

 僕はこのニュースをインターネットで知り、急きょ沖縄に向かったのだった。幸いにも、僕の滞在中は彼らは来なかった。代わりにやってきたのは台風。おかげで8月5日の県民大会は9月に延期となった。参加できなかったのは残念である。

 台風でテントや横断幕が飛ばされないよう、4日に撤収作業を行った。テントは3か所に張ってある。全国から寄せられた「オスプレイ配備反対」「やんばるの森を守れ」など、それぞれの思いが込められた大きな横断幕は10数枚ある。全て取り外し、テントをたたみ、備品類全てを別の場所にある倉庫に片づけるのに半日以上要した。

 高江は音楽が盛んである。3日の夜は、住民の会共同代表である通称“やまがめ”さんのカフェでUAの野外ライブがあった。実はUA(ウア)という歌手の音楽は聞いたことがなかった。後で娘に聞くと、若い人に人気があるそうだ。7時開始の予定だったが、実際に始まったのは7時半を大きく過ぎていた。沖縄時間だ。高江は交通が不便にもかかわらず、100名ぐらいの客が集まった。

 カフェ「やまがめ」はうっそうとしたやんばるの森の中にある。幻想的な空間での野外コンサートは、大いに盛り上がり、まるでアマゾンのジャングルでのコンサートのようだった。

 5日の県民大会は延期となったが、その取材を兼ねて2人の著名なフョトジャーナリストが高江に来た。デイズジャパン編集長・広河隆一氏と、森村誠一氏。森村さんは高江に4日間も滞在された。ドキュメント映画監督の藤本幸久氏も『ラブ沖縄、辺野古・高江』を撮るために来られた。本土の新聞記者もたくさんやってきた。

 高江の楽しみは、夜、住民の会の人たちと酒を飲みながらの話し合いである。料理は僕が作る場合が多い。僕たちが泊めてもらう「ツータンヤ」と呼ばれている家が、交流の場。宿泊者は日によって違うが、僕がいた時多い日は8人ぐらい。平均4~5名いっしょに寝泊まりした。皆で泡盛を飲みながらのおしゃべりは楽しい。時には歌や楽器演奏も入る。

 オスプレイ配備をどうしたら阻止できるかが話題となった。驚いたことに、日ごろ穏健な行動を主張されている方が、「もはや実力阻止、具体的には普天間基地ゲート前での座り込み闘争をすべきだ。米兵の車、日本人従業員の車、全ての車の出入りをストップさせ、基地機能をマヒさせよう。そうでもしなければ、沖縄の怒りを日米両政府に分からせることができないだろう」と、話された。

 沖縄のマグマが沸き立っている。オスプレイ配備反対決議を沖縄全市町村議会、および県議会が可決し、知事以下全ての自治体の長が反対の意見表明をしている。にもかかわらず、沖縄の民意を無視し、配備を強行するのは沖縄差別に他ならない、と全県民が怒りに燃えている。

 9日の県民集会には、米軍関連の集会では戦後最大の10万1000人が結集した! 離島も含めると実に10万3000人が、オスプレイ配備反対の集会に参加した。沖縄の人口は確か120万人ぐらいだから、12人に一人が参加したことになる。

 オスプレイ普天間配備の準備のため、高江での工事強行が心配される。防衛局と米軍は、北部訓練場の浄水場を作る為と称して、たくさんのジャリをヘリパッド予定地に運び入れたことが、最近判明した。全くのペテンである。僕が滞在中も正門ゲートからダンプが入って行った。浄水場建設用ということで、僕たちは阻止行動をとらなかった。まんまと欺かれた!!!

 住民との信頼関係を破り、ウソをついてまで米軍のための工事を強行する防衛局。6日、またもやオスプレイがノースキャロナイナの市街地に緊急着陸したが、もはやオスプレイの構造的欠陥は明らかである。にもかかわらず、安全が証明されていると言い張る日米政府。ハワイの住民の反対で訓練が中止されたにもかかわらず、狭い日本に配備を強行するなら、普天間基地を封鎖するほか道はない。

 アメリカ軍は歓迎されない所には基地を置かない方針である。だったら、僕たちは「歓迎していない」ことを態度で具体的に表す必要がある。僕も基地封鎖実力座り込み行動に参加する決意である。

 

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