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2013年2月26日 (火)

働く者を大切にしない会社・組織  これで良いのか日本の雇用

 日本の雇用、労働環境が悪化している。非正規・派遣・パート・アルバイトといった正社員でない労働者が3割以上に達している。

 大企業での退職させるための「追い出し部屋」も増えている。民間だけでなく公務員の世界も、ワーキングプアと呼ばれる非正規職員が増加している。

 会社のために家庭を犠牲にしてまで働きに働いてきた企業戦士も、50代になるとリストラや子会社への出向、プライドを傷つける仕事への配置換えにより、結果的に早期に辞めざるを得ない状況に追いやられている。

儲けるため、コストを下げるためだけに、働く者を使い捨てにする会社や組織に未来はない

 かつて日本型雇用は、終身雇用だった。真面目に働きさえすれば、給料も定期昇給で上がり、定年まで同じ会社で働くことができた。人生設計に安心感・安定感があった。

 それが今では将来が見えない。正規職員もいつリストラされるか分からない不安を抱えて働いている。若い社員が、企業のために貢献してきた先輩が冷たく会社から追い出される現実を見て、その会社で落ち着いて、本気で仕事に打ち込めるだろうか?

 官庁や学校も含めて一つの組織のなかに、正規・非正規・派遣労働者がいて、給料や待遇に大きな格差がある雇用環境で、皆で心を一つにしていい仕事ができるだろうか?

 生きるために(職を失わないために)目先の仕事は真面目にやるだろう。現実にそうした非正規労働者の貢献のお陰で、会社や組織の仕事は成り立っている。

 しかし未来・将来を見据えた仕事ができるだろうか?  自分の未来に希望が見えないのに、会社や役所(地域)の発展のため、いかにしたらいい仕事ができるだろうかと、積極的・主体的に働くことを求めるのは無理だと思う。

 アメリカ型の経営を真似る必要はない。日本は日本流でやればよい。株主と経営者、一部エリート社員だけに利潤を還元するのでなく、末端の労働者も大切にする経営に、いわばかつての「家族的経営」の原点に戻るべきだと思う。

 厳しい経済環境にあるのは理解している。生き残りに必死なのも知っている。しかし、企業だけが残り、労働者が切りすてられる社会は、将来に大きな禍根を残す。

 社会の安定が損なわれる。生活保護者が増え、社会保障負担が増大する。消費が落ち込む。現在20,30代の非正規労働者がそのままの待遇で60代となり退職する時代、退職金なし、年金だけでは暮らせない貧しい年金、介護保険・健康保険料も払えない人々の増大と、日本は大変な状況になるだろう。

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