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2013年3月12日 (火)

今を生きる・明日を生きる 反原発をあきらめない 小出裕章さんの講演

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 3月9日浜松市で宗教者主催の小出・佐高両氏の講演会があり参加した。以下その簡単なレポート。小出先生は命をテーマに感動的なお話をしてくれた。

 ① 生き物の不思議。無数の卵子と精子のなかから、たった一個の卵子と精子が結合して一個の生命が誕生する。最初は人間も他の生き物も区別がつかないが、細胞分裂を繰り返し人間は人間らしくなる。私たちの体は60兆の細胞からできている。

 ② その細胞は遺伝情報が入っているDNAが作りあげる。目のDNAが入った細胞は目に、足や手のDNAが入った細胞は足や手を正確に作りあげる。

 そしてこの地球上の人間70億人以上の人々は、皆違うDNAをもっている。だから同じ人はいない。皆違う。全ての命は、他の誰でもないかけがえのない命なのです。

 DNAは2本の糸が結びあわされている。正確に結びあわされ、体の器官を正確に作って行く。まさに奇跡としか言いようがない。

 ③ 地球は命が根付く稀有な星です。

 ④ 人類の祖先は400万年前にさかのぼるが、10万年前類人類として進化し、今日がある。人類の進化(?)に伴ってエネルギー消費が拡大してきた。

 しかし大量のエネルギーを消費するようになったのは、長い生命体誕生の歴史の中ではそれはほんの一瞬である。自然は絶妙のバランスでうまく保たれてきたが、産業革命以降大量のエネルギーが消費され、地球環境が破壊されてきた。

 ⑤ 全ての種はいつかは絶滅する。恐竜もそうだったが、人間もいつかは絶滅する。今、種の絶滅のスピードが速まっている。核兵器の開発がそれに拍車をかけている。

 ⑥ 1945年7月16日、ニューメキシコ州で初めて核実験が成功し、8月6日広島、9日長崎に原爆が投下された。その破壊力・悲惨さから、原子力の平和利用が言われるようになった。すさまじいエネルギーを「夢のエネルギーに」、と。

 ⑦ 原子力にかけた幻の夢。 自分も原子力の平和利用を夢見て、この世界に入った。しかし研究を進めるにしたがい、疑問を持つようになった。人類は原子力をコントロールできないと。

 ⑧ 原発は膨大な放射能を生み出す。広島原爆ではわずか800グラム。今では何万トン(この数字は不正確です。メモを取り忘れました)もの放射性物質が原発から生み出されている。

 例えば福島原発4号炉のプールには1500体の使用済み核燃料が入っている。これは広島の1000倍の放射能。

 ⑨ 福島原発事故は進行中。決して収束していない。今も放射性物資を出し続け、さらに大量の汚染水を生み出し続けている。

 自分は仕事上放射線管理区域に入る。その管理はとても重要です。入る時も出る時も線量を計り、規定の線量を越えていると外に出れない仕組みになっている。丁寧に丁寧に放射能を落とさなければならない。床に寝転がっても大丈夫なぐらい、管理を徹底している。

 しかし福島の多くの人々は放射線管理区域が定めた年間20ミリシーベルト以上の汚染地域に住むことを強いられている。

 ⑩ 日本は法治国家か? 国は年1ミリシーベルト以上被曝してはならないと定めている。しかし福島では守られていない。

 ⑪ 子どもたちの健康を考えると、移住した方がよい。しかし避難による生活破壊、家庭破壊もあり、どちらを選択するかは難しい問題だ。

 ⑫ 福島原発事故で世界は変わってしまった。広範な汚染された地域で、人々が住むことを余儀なくされている。

 ⑬ この責任が問われている。第一義的には東京電力。本来は破たんさせるべき。次は原発を国策として進めてきた国。エネルギーを大量に消費してきた私たち、過疎地に危険な物を押しつけてきた私たちも責任が問われる。福島事故でひとりひとりが今後どう生きていくかが問われている。

 ⑬ 原発は差別の象徴。福島原発で線量の高い所で働いているのは、下請けの労働者。原発の立地は東京や大阪、都市ではなく全て過疎地である。

 ⑭ 決してあきらめない。私たちは決して反原発をあきらめることなく、頑張って行きましょう。

 質疑応答 イ) 広島と福島の違いは?    広島では爆発により高層に放射性物質が拡散された。しかし福島では大半は海へ拡散したが、風や雨・雪で広範な地域が汚染された。

 ロ) 福島原発事故の原因は津波か?地震か?あるいはその複合か? これは僕の質問。  今なお中に入れないから正確なところは分からない。推定でいえば、複合だと思う。東電は国会の事故調が地震の疑いをもって内部に入ろうとしたのを、「真っ暗で危険」とウソをついて妨害した。地震で機器が損傷したことを隠していると思われても仕方ない。

 ハ) 核融合について   水爆のエネルギー技術でものすごいエネルギーを持つが、どんなにお金をかけてもそのエネルギーを人類が平和的に使うことはできない。太陽が核融合している。そのエネルギーを使った方がはるかに賢明。

 * 正確なレポートは難しい。若干間違いがあるかもしれません。映像を使いすごくわかりやすい講演だったにもかかわらず、それを再現するのは至難の業です。

 * 改めて小出先生は素敵! 誠実で良心の塊のような科学者だと思いました!

 * 一人ひとりが違うかけがえのない命を作る細胞。そのDNAを放射線が傷つける人類だけでなく、地球上の生命体のDNAを破壊するのが放射能。このことを指摘してほしかったです。多分小出先生はそのことを最も知っているがゆえに、いい忘れたものと思われます。

 

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