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2013年6月

2013年6月28日 (金)

中部電力は復興予算でもらった19億円を返納すべきだ

でたらめな復興予算の使われ方に、納税者としてもっと怒りをあらわにしよう!

 東日本大震災・津波・原発災害の被災者・地域のために使われるべき僕たちの税金が、なんと電力会社支援のために使われていた!

 マスコミによると、2011年度3次補正予算に、「火力発電運転円滑化対策費補助金」(90億円)と「温排水利用施設整備等対策交付金」(10億円)、計100億円が計上され、すでに中部電力には11・12年度で19億円が支給されていた。御前崎市にある養殖施設「静岡県温水利用研究センター」には、原発に頼らず温水を得るのに必要なボイラーの設置や電気代として、4億円が支払われていた。

 復興予算の流用はすでに1兆円を越えるが、原発を持つ電力会社の支援に使われているとは空いた口がふさがらない。東京電力福島原発事故で故郷を追われ、仕事を無くし、家族離散の生活、将来被曝が原因で発症するかもしれい病気の怯え、そして今なお続く放射能汚染水流出・収束に程遠い福島第一原発の状況下で、避難生活を余儀なくされている人々は、どのような気持ちでこのニュースを受け止めているだろうか。

 全くでたらめである。事故を起こした東京電力支援に僕たちの税金が使われ、その東京電力は被害者への補償を値切り、和解案すら拒否する。そして中部電力への支援。

 昨年から復興のためと称して、税金が上がった。復興増税である。ところが全く復興とは関係ないところへの予算流用に歯止めがかからない。

この原因はどこからくるのだろうか?

 役人も政治家ももらう企業も、倫理感が欠如している。 『どうせ他人の金。どう使おうがくれるものはもらっておこう。もらわな損・損』  金をばらまく側も、『どうせ他人の金。予算は消化するもの。どう使われようが、自分には関係ない』  税金の使われ方をチェックするのが仕事であるはずの政治家は、票田の業界や地元に予算をたくさん分捕ることしか眼中にない。

 この国は腐っている。このようなことを放置・許せば、その国に住む僕たちも腐った仲間になる。

おかしなことはおかしいと声を上げよう! 

 疑問に思ったり、怒りすら覚えても、黙っていることは、黙認につながる。「富士を撃つな」で具体的なアクションを列挙したが、この問題では対政府・中部電力に怒りと抗議の電話・ファックス・メールを集中させよう。

中部電力は19億円を返納すべきだ!

 先日の株主総会で中部電力は原発再稼働に期待と意欲を見せた。復興予算から金をもらいながらだ。ひとたび過酷事故を起こせば、フクシマ以上の大被害を僕たちに及ぼすくせに。

 中部電力に19億円自主返納させるキャンペーンを張りたい。月曜日に中電本社に電話をするつもりである。

2013年6月27日 (木)

冨士を撃つなーアクションの呼びかけ

在沖縄米海兵隊の富士山での実弾射撃訓練を止めさせるため、創意工夫したアクションを起こそう

 富士山世界遺産登録をきっかけにして、各自ができる創意工夫こらした平和のためのアクションを起こしませんか。

 昨年9月9~18日の10日間、米海兵隊は東富士演習場で、1900発の155ミリりゅう弾砲実弾射撃訓練を実施している。午後6時以降の夜間射撃は7日間。地元自治体との約束で午後9時までとなっているが、10時まで行われる時もあり、約束は守られていない。(沖縄ではこのようなことは日常茶飯事だが、、、、、、、)

 人殺し・破壊のため、狙った的を正確・確実に、昼夜関係なく撃つのが米軍の射撃訓練である。(実戦軍事訓練) 軍隊の側に立てば、軍事訓練の必要性はあるだろう。しかし世界遺産となった富士山でやるのは遠慮してもらいたい。

 昨年は280人の米兵と車両70両、155ミリりゅう弾砲6門が訓練に参加したが、沖縄から移動する経費は僕たちの税金で賄われている。

 アメリカ軍が広いアメリカ本国で、自前の金でやることには文句は言わない。《しかしアメリカでも世界遺産登録された(またはそれを目指している)ところでやれば、住民・市民は黙っていないだろう》

 僕は昨日2つの投書を書き、2つの新聞社に投稿した。世論に訴えるアクションの一つとして。もし採用されて、静岡新聞、中日新聞で僕の投書を目にした方は、コメントあるいはメールで感想を寄せてください。

 また多くの方がそれぞれのやり方で、思いを行動に表して欲しいと切に願っている。例えば、富士山周辺の自治体(富士市・富士宮市・富士吉田市・御殿場市・裾野市など)に、電話やファックス、メールするとか、静岡県知事・山梨県知事(または県庁)に同様なやり方で働きかける。手紙やはがきも有効だと思う。

 重要なのは多くの人がやること。その結果、テレビ・新聞・週刊誌などマスコミが取り上げざるを得ないほどにすることだ。【100万人のアクション】

 面倒だが、議員に働きかける、議会に意見書なり請願書を提出する方法もある。署名を集める方法もある。

 世界遺産登録をきっかけに富士山に関係する色々な事柄がマスコミで取り上げられているが、実弾射撃訓練に関しては全く無視されている。記者やコメンテーターの意識に、この問題はすっぽり抜け落ちているのだろう。

 一般庶民も同じである。井戸端会議で、世間話で、家庭の食卓で、友人たちとの会食で、富士山世界遺産登録のことが話題に登った時、さりげなくこの問題を取り上げよう。

静岡新聞に投稿した原稿

 

「世界文化遺産の富士山に実弾を打ち込むのはどうか」

 

 富士山、三保ノ松原が世界文化遺産に登録された。静岡県民の一人として喜びに堪えない。今後はゴミやし尿、騒音、景観を壊す人工的建造物など、文化遺産にふさわしくないモノ対策が重要となる。

 

 昔から日本人は富士山を信仰の対象としてあがめてきた。ユネスコが富士山麓の8つの浅間神社と山頂の神社を宗教的文化価値があるものとして認定したのも、そうした日本の文化・歴史を考慮したからである。

 

 しかし静岡県当局および国は、文化遺産である富士山に向かって大砲を打ち込んだり、射撃訓練するのを認めている。米海兵隊の実弾射撃訓練や陸上自衛隊の富士総合火力訓練では、すさまじい騒音が富士山麓に広がる。ずどーん、ずどーんと富士山に実弾を打ち込むのは、霊峰にたいする冒涜であり、宗教的文化を傷つけ、自然破壊である。

 

 こうした野蛮な行為を放置すれば、登録取り消しも考えられる。県当局・国の再考をうながしたい。

 

 

中日新聞に投稿した原稿

 

富士山を大切に

 

 富士山が世界文化遺産に登録された。静岡県に住む者としてうれしいニュースである。しかし喜んでばかりおれない。今後はゴミやし尿、騒音、景観を壊す人工的建造物など、文化遺産にふさわしくない状況が放置されれば、登録取り消しもありうる。

 

 古来日本人は富士山を信仰の対象としてあがめてきた。ユネスコが浅間神社や山頂の神社、三保ノ松原を文化遺産として認定したのも、そうした日本の宗教文化・歴史を考慮したからと思われる。

 

 私は以前から日本人が大切にしている富士山に向かって、軍事演習で大砲を撃ち込んだり、射撃訓練するのに疑問を持ってきた。沖縄駐留米海兵隊の実弾射撃訓練や陸上自衛隊の富士総合火力訓練では、すさまじい騒音が富士山麓に広がる。ずどーん、どしんと富士山に実弾を打ち込むのは、霊峰にたいする冒涜であり、宗教的文化を傷つけ、自然破壊である。世界遺産を自ら破壊する行為と言わざるを得ない。

 

 世界遺産登録をきっかけに、こうした行為はぜひやめにして、富士山を大切にしてもらいたいと願っている。

 

 

 

 

2013年6月26日 (水)

富士山世界遺産登録と米軍・自衛隊の富士山に向けての実弾射撃

富士山は日本の歴史・文化にとっても特別なものと世界遺産登録されたーーその霊峰・宗教的な意味もある富士山に向けて米軍・自衛隊が実弾射撃訓練をしているのを、門題にしないのはおかしい

 静岡県では富士山・三保ノ松原が世界遺産登録されたことで湧きかえっている。僕自身静岡県に住む人間として喜ばしいと思っている。

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 今回富士山の世界遺産登録では、単なる自然遺産としてだけでなく、冨士浅間神宮など宗教的施設もあわせて登録された。

 これは昔から日本人が富士山を特別や山として、崇拝の対象にしてきた歴史的な経過が認められたからである。現代のように車で五合目まで登るのでなく、まずふもとの浅間神宮にお参りしてから富士山の山頂まで歩いて登る。服装はお遍路さんと同様な白装束。富士講といって、村人たちはお金を出し合い、代表として富士登山したものが村人達のために浅間神宮のお札を必ず持ち帰った。実際僕の親父も白装束で富士登山した記念写真を残している。

 霊峰だと日本人が古来から認め、外国人も一度は自分の目で見てみたいとあこがれる富士山に向かって、毎年アメリカ海兵隊が沖縄からやってきて実弾射撃訓練をしている。大砲をずどーん、ずどーんと打ち込んでいる。僕は何回かキャンプ富士まで抗議のデモに参加したことがある。基地負担軽減ため、沖縄での県道越え射撃訓練が無くなったのは良いが、世界遺産登録された富士山に向かって実弾をぶち込むのを放置してよいのだろうか?

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 自衛隊も東富士演習場で射撃訓練をしている。小銃・機関銃・大砲・戦車で、冨士の土手っ腹を傷つけている。毎年8月末には花火のように打ちまくる訓練に何万人もの見物人が集まる。

 世界遺産登録を契機に、こうした野蛮な行為を止めさせたいと願っている。まずは新聞への投書。来年の年賀状にもこの問題を書きたい。議会への請願、県知事への手紙、申し入れ、集会・デモ、考えられるあらゆる方法で、「富士を撃つな!」と訴えていきたい。

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2013年6月23日 (日)

久しぶりに僕にとってうれしいニュース アーサービナードさんからの電話

昨日東名高速のバスの車内で携帯電話の着信音がするのでとっってみると、アーサービナードさんからの電話だった。全く予期していなかったので、最初誰だか分らなかった。

 20日ファクスで送った講演依頼への返事だった。多忙な方で電話してもなかなかつかまらないと聞いていたので、まさか先方から返事が頂けるとは夢にも思っていなかった。

 土・日はつまっているが10月15日、21日、12月23日ならいいですよ、とのことだった。会場を確保してからどの日にお願いするか改めて返事をしますと答えたが、著名な詩人からのうれしい電話に久しぶりに心が高ぶった。

 詩人のアーサービナードさんの講演はインターネットのユーチューブで聞くことができる。僕のブログを読んで下さる方に是非一度、アーサービナードを入力して彼のお話を聞いてほしい。

 下記は講演依頼の文。僕の連絡先はこのブログではカットしてあります。

 

                        2013年6月20日

 

 アーサービナード様               静岡県袋井市 竹野昇

 

         講演依頼

 

 初めまして。静岡県袋井市に住む竹野と申します。今年10月~12月の間で、ビナードさんのご都合がよい時に講演をしていただきたく、連絡をとらせてもらいます。

 

 主催団体は「袋井市核兵器廃絶平和都市宣言を推進する市民の会」で、私が事務局と代表を務めています。

 

 希望する講演内容は「核兵器廃絶を阻害するものは何か?」です。

 

 私の住む町も3年前に核兵器廃絶平和都市宣言をし、市役所前の看板や市の全ての封筒に「核兵器廃絶平和都市宣言のまち」と書かれています。核廃絶には全ての人が賛同しますが、浜岡原発や日本の原発政策となると話は別です。       浜岡原発の再稼働には否定的でも(袋井市は原発30キロ圏内です)、「雇用や経済成長のために原発を無くすことはできないのでは」と考える(迷う)市民が少なからずいます。

 

 アメリカの核の傘に日本が入っているので、核兵器の使用禁止に日本政府が反対している事実に注目している市民はほとんどいません。

 

 私は核抑止論と原発推進が、地球上から核兵器を無くすのに最大の障害だと日ごろから考えています。インターネットのユーチューブで何回かビナードさんの講演を聞き、まさに自分が求めている講師だと確信しております。袋井市民の目を覚ますために、是非お話をしていただきたいと切望します。

 

 なお、今回初めて講演依頼するにあたり、6月14日神奈川県二宮町で実施された講演会の主催者・相沢さんと岡部さんより、ビナードさんの連絡先を教えてもらいました。

 

 参考までに当会の情報ですが、2年前は「被爆ピアノ平和コンサート」を実施しました。矢川光則さんのお話と池辺幸恵さんのピアノと歌、小学生のコーラスと盛りだくさんでした。昨年は、私がピースボートで出会った長崎の被爆者・増川雅一さんのお話と、彼が長崎放送時代に制作した「あの日の記憶」を上映しました。いずれも袋井市と市教育員会の後援、平和推進事業として10万円の助成金をもらって実施しました。今年も同様となります。

 

 今年は岡部さんのアドバイスもあり、ビナードさんのお話だけを考えています。時間はお話約1時間半ぐらい。質疑30分ぐらい。合わせて2時間程度を希望しています。

 

 なお謝礼についてですが、入場料無料で助成金の枠内で実施する関係上、交通費を含んで最大7万円しか出せません。ご容赦ください。

 

 実施時期は10月から12月の間ですが、出来ましたら土・日の午後を希望します。しかし、静岡県や愛知県での講演会が入っておられるようでしたら、その前後の平日の夜でも構いません。但し、10月10日から13日は祭典なので実施できません。

 

 私個人の情報ですが、元高校英語教員。退職後、反(脱)原発活動や平和運動、ボランティア活動、農業などをやっております。「浜岡原発を考える袋井の会」「袋井憲法9条の会」の事務局長。浜岡原発訴訟原告。福島原発告訴団の一員でもあります。

 

 非常に多忙なお体と察しておりますが、どうか袋井市での講演よろしくお願い申し上げます。

 

 このファックスが届いてから1週間後ぐらいにこちらから電話させてもらいます。

 

    袋井市核兵器廃絶平和都市宣言を推進する市民の会 竹野昇

 

 

 

 

 

 

 

2013年6月21日 (金)

情報収集は国家犯罪ーエドワード・スノーデン氏の内部告発に思う

テロ対策の名目なら国家は何でもできるのか?

 米国家安全保障局(NSA)の外部契約社員だったエドワード・スノーデン氏の内部告発に驚いている。NSAが極秘に世界中の電話・電子メール・インターネット上の情報を集めている。プリズムなど4つの極秘プログラムを使って、通信の基幹部分にアクセスして大量の情報を集めているとのこと。

 個人・会社・グループ・政府、対象は全て。やりたい放題である。僕のメールや電話も対象になりえると思うと、不愉快であるし、怖い。アメリカという国家が全世界の通信の自由(通信は秘密であるがゆえに自由)を奪っている。

 テロ対策という名目で、かつての共産主義国の恐怖政治の手法となんら変わらない。自由と民主主義はウソだと思わざるをえない。

 これは明らかに国家犯罪である。お金や物を盗むのが犯罪同様に、情報を盗むのも犯罪である。倫理的にも許されない行為である。国がマル秘と指定した情報を持ち出したり、もらったりして、有罪とされた人が少なからずいる。しかし国が個人や会社・民間団体の秘密情報(他に知られたくない情報)を勝手に盗んでも罰っせられないのはおかしい。

 イギリスがロンドンで行われたG8会議の際、ロシアのプーチン首相の部屋に盗聴器を仕掛けたことも大きな問題である。国家によるスパイ犯罪だと思う。

 このような犯罪を防ぐには、世界の世論を高めるほかない。しかるに日本政府は黙している。自分たちも将来やるかもしれないと思っているのだろう。

2013年6月19日 (水)

木を植える男ーー道楽山に植林

植林は夢がある、されど作業は楽じゃない

 掛川の道楽山に植林の準備作業をしている。まずは伸びた草を刈り取る作業から始まるが、この作業は6月上旬に終えてある。下の写真は刈り取った後の状態。

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 草を刈り取ってもこの時期は直ぐ伸びてくる。特に”くず”の蔓が厄介である。ぐんぐん伸びて、木にまきつき、樹木の生長を阻害する。草刈り機にからみ、作業が困難になる。くずはくず布や葛湯の原料になったり、それなりに存在価値があるが、僕の山では単なる厄介者。そこで除草剤を根っこに垂らして、枯らすことにした。

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 白い容器が除草剤。勢いよく伸びているのが”くず”。1週間前からカマで蔓を刈り取り、根っこに除草剤の液を垂らす作業をしている。僕はこれまで除草剤を一度も使ったことがないが、くずを退治するにはこれしかないと地元の人に教えてもらい、心を鬼にしてこの作業をしている。蔓がたくさんあるのでまだ作業は完了していない。

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 上の穴は木を植えるために掘った穴。土が硬く、泥岩が出てくる。このままでは樹木がすくすく成長できる土壌ではないので、栄養分がある柔らかい土を入れてあげる。写真は昨日、土を入れた状態の穴。

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 上の写真は掘りだした灰色のがれき。

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 腐葉土・乾燥牛フン・乾燥鶏フン・灰と元からの山の土を混ぜ合わせたのが黒々とした土。昨日でこの土を入れる作業は完了した。

 今注文してある植える予定の樹木は、かし・たぶ・しいの木、それぞれ22本、計66本。66本にしたのは今年66歳になったから。

 かし、たぶ、しいの木は横浜国立大学名誉教授の宮脇先生が、日本の森作りには最適と推奨している樹木である。根っこが地中深くに張り、山崩れがしない。常緑樹なので地球温暖化防止に役立つ。落ちた葉っぱは水を蓄える。成長が比較的早い。

 津波対策の森の防潮堤にこれらの木を植えることも、宮脇先生は提唱されている。静岡県でも取り組むよう、行政に働きかけたいと思っている。

 

2013年6月16日 (日)

福島原発事故を無視する自民・公明政権と経済産業省、財界

原発再稼働・輸出に動く自民・公明政権と経済産業省、財界

 安倍自民党は参議院選挙公約に、原発再稼働を明記した。政府は今年のエネルギー白書に、前政権が30年代に原発ゼロを目指すとした事実すら記載していない。インド、トルコ、ベトナムへの原発輸出を政府と財界が一体となって進めている。裏でこの流れを仕切っているのが、経済産業省である。

今がチャンスと息を吹き返した電力業界

 この流れをチャンスと電力業界は原発再稼働に向けて色めき立っている。関西電力・四国電力・九州電力は今年中に再稼働申請をすると報道されている。

福島原発事故を無視する流れに抗するには声を上げ続けるしかない

 今日の朝日新聞朝刊に、国は一度除染した地域の再除染を認めていないという記事がでている。除染してもまた元に戻る現実がある。安心して住めるようにするには、1ミリシーベルト以下になるように何度でも除染する義務が国にあるが、金がかかると拒否している。

 原発を推進してきて事故が起きてもこのありさま。一体この国は何なのだろう? いまなお故郷に帰れない福島の人々、放射性物質を恐れながら暮らさざるを得ない人々、農地や漁場、仕事を奪われた人々は、はらわたが煮えくりかえるぐらい怒りでいっぱいだろう。

 黙っていたらこの流れを止める事はできない。再稼働反対・原発反対・原発に依存しないエネルギーへ、つまり脱原発・原発ゼロ社会を目指そうと、粘り強く声を上げ続けるしかない。

 

 

2013年6月15日 (土)

農業と父母と福島

農業と父母と福島

 畑の土と農作業と収穫物からいつも思い出す(考える)ことがある。他界した父母と福島のことである。

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 上の写真は僕の畑から収穫したじゃがいもだが、三重県伊賀市の父母から毎年じゃがいもをもらった。恐らく父母はじゃがいもを収穫しながら、今年もこれで息子にあげることができると、収穫の喜びをかみしめていたのだろう。

 僕も同じような思いを抱くようになった。苦労して作った作物を子どもにあげるのは無常の喜びである。娘夫婦はそう遠く離れていない所にすんでいるから、渡すのは容易である。東京に住んでいる息子夫婦には送るのが大変だから(買った方が安いから)これまで送ったことが無いが、今年は大豊作なのでじゃがいもの土を落として送ることにする。

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 上の写真は12日木曜日に耕した畑と、新たに植えたきゅうりの苗。ふた筋の畝にはパセリとしその種を、きゅうりの横の畝には落花生の種をまいてある。

 栄養豊な土壌から芽を出し、大きく成長し、実りをつけるのを楽しみにしている。僕の畑は浜岡原発から約24キロのところにある。幸いにも今は放射性物質に汚染されていないが、原発事故が起きれば食べることができなくなる。

 僕は福島原発事故が起きる以前は、農業をしながら原発のこと(放射能汚染問題)を考えたことはなかった。おやじやお袋を思い出しながら作業をしたが、自分が耕している土が放射能で汚染されたり、収穫物が食べれなくなる(子どもにあげることができなくなる)ことなど、全く頭に無かった。

 しかし3.11以後、農業をしながら常に福島の農民や県民のことを考えるようになった。精根詰めて作りあげた豊かな土壌と作物が原発事故のせいでダメにされてしまった農民の怒りと悔しさを。仮設住宅くらしで農作業をする楽しみ・喜びを奪われた人々のことを。

 祖父母や父母が作った米や野菜を、放射能を恐れてもらうのを断る子どもや孫の苦しみ。受け取りを拒否された側の悲しみ。スーパーに並べられた野菜や果物の産地を見て、福島産を避けている人々の複雑な心境を。

 全ての福島県民というわけではないが、多くの福島の人々は日々上記のような状況下で暮らしている。農作業は福島を常に意識させてくれる。

2013年6月13日 (木)

土作り・植え付け・収穫

農業の苦労と楽しみ

 

 今日午前中、じゃがいもを収穫した後の畑に、きゅうり・なすび・ピーマンの苗の植え付けと、落花生・しそ・ パセリ の種を植えた。

 農業は土作りが基本。先日、山で草や木を焼いた後の灰を畑にまき、苦土石灰と乾燥牛フンを混ぜて、しっかり耕しておいた。写真に収めてないが、いい色合いの土になっている。さらに柔らかいふかふかの土になりつつある。

 ここまでするに10年以上の歳月を要した。元は茶畑。荒らしてあった畑を農家から借りて、開墾するというと大げさだが、大きな石や小さな石を出し、色々な肥料や草・わら・灰・家庭の残飯などを入れて、何度も何度も耕し、ようやく普通の畑らしくなった。

 下の写真は5月中旬の畑。

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 上はきゅうりととまとの苗。下はかぼちゃの苗。右上に見えるのは収穫前のじゃがいも。じゃがいもは他の場所にもたくさん植え(写真が無いのは残念)、今年は大豊作。

 カレー、肉じゃが、ポテトサラダ、味噌汁などに毎日じゃがいもを使っている。先日は娘にあげた。あげる楽しみと食べる楽しみ。農業は楽ではないが、得るものは大きい。

2013年6月12日 (水)

喪失感

乗り越えなけばならない僕の課題ー喪失感

 4月袋井市議選挙で落選してから、喪失感から抜け出ていない。日常の市民活動やウオーキング、畑・山仕事で相変わらず忙しいが、気分はすきっとしない。

 恐らく国政・県政・市政の選挙に挑戦し落選した者全てが味わう気分なのだろう。”くやしい”この気分から抜け出ることができない。先日自治会長経験者のOB会から市議会の傍聴の案内が届いたが、とても傍聴する気持ちにはなれない。

 袋井市の広報や市議会便りを読んでも、「自分は蚊帳の外」にいる感覚で、無念さが先立つ。

 まあしょうがない。現実を受け入れ、この喪失感から早く抜け出たい。

2013年6月11日 (火)

つぶやき

 ブログを書きだして6年目になる。昨年5月に更新したブログへのアクセスは11万を越えているから、以前のブログと合わせると12万件以上のアクセスとなる。

 最近、「自分は本音を書いていないのでは」「本当に書きたいことを書いているのだろうか?」、と反省の気持ちが強い。

 本当に書きたいこと、言いたいことを書くとなると、時間がかかるので、ついつい楽な方に走っている。ブログを継続するための記事になっているな、と自戒を込めて思う。

 2年後の長距離ウオークに備えて早朝1時間半から2時間のウオーク。新聞に目を通しながらの朝食。8時からNHKの「海女ちゃん」。そのあと畑仕事や山仕事に出かけると、ゆっくりブログを書く余裕が無い。

 気分的には早朝書くのが一番いいのだが、ウオーキングも早朝が一番適している。なんとか工夫して、ブログの質を向上させたいと願う。

2013年6月 7日 (金)

第4次21世紀の朝鮮通信使 日韓友情ウオークレポート最終回

5月19,20日(東京ゴール)は袋井でどうしても出なくてはならない所要があり、参加できなかった。大きな悔いが残っている。

 2年前韓国内を歩いた時も、4日間だけ所要で歩けなかった。完歩していない不完全燃焼感がこびりついている。

 そこで2年後はソウルー東京、全行程に参加したいと思っている。長距離ウオークの初心者である僕には、足の裏の皮が破れ、痛みに耐えて完歩できるか大きな不安があるが、なにごともチャレンジが大切。今から足を鍛えて備えたいと思っている。

 実はそのため毎朝ウオーキングをしているが、そうするとブログを書く余裕がなくなってきた。最近日中は山仕事と畑仕事に忙しい。このレポートも時間と心の余裕がない状態で書いているので、表面的なことしか書いていない不満感が強い。

 今日本当は、朝日新聞「ひと」欄に紹介された、友情ウオーク韓国隊長ソンサンギュさんと、駐日韓国大使に着任したイビョンギさんについて、朝鮮通信使友情ウオークに関連して書きたかったのだが、新聞の写真の掲載がうまくいかず断念した。ウオークのレポートはこれで終わるが、また改めて二人については書きたいと思っている。

2013年6月 4日 (火)

日韓友情ウオークレポート 小田原から藤沢まで37キロ

5月18日、小田原駅の集合地点にはたくさんの1日参加者が集まっていた。その中には韓国を一緒に歩いた川田さんの姿も。

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 小田原から藤沢までは海岸部を主として歩く。江の島が見えるあたりは気持ちがよい。この日は風が強く、砂が飛んできて困ったが。37キロの行程は結構きつい。藤沢市役所で歓迎の迎えがあるとのことで、歩く速度が速い。ゆっくり景色を楽しむ余裕がなかった。

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