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2013年6月15日 (土)

農業と父母と福島

農業と父母と福島

 畑の土と農作業と収穫物からいつも思い出す(考える)ことがある。他界した父母と福島のことである。

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 上の写真は僕の畑から収穫したじゃがいもだが、三重県伊賀市の父母から毎年じゃがいもをもらった。恐らく父母はじゃがいもを収穫しながら、今年もこれで息子にあげることができると、収穫の喜びをかみしめていたのだろう。

 僕も同じような思いを抱くようになった。苦労して作った作物を子どもにあげるのは無常の喜びである。娘夫婦はそう遠く離れていない所にすんでいるから、渡すのは容易である。東京に住んでいる息子夫婦には送るのが大変だから(買った方が安いから)これまで送ったことが無いが、今年は大豊作なのでじゃがいもの土を落として送ることにする。

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 上の写真は12日木曜日に耕した畑と、新たに植えたきゅうりの苗。ふた筋の畝にはパセリとしその種を、きゅうりの横の畝には落花生の種をまいてある。

 栄養豊な土壌から芽を出し、大きく成長し、実りをつけるのを楽しみにしている。僕の畑は浜岡原発から約24キロのところにある。幸いにも今は放射性物質に汚染されていないが、原発事故が起きれば食べることができなくなる。

 僕は福島原発事故が起きる以前は、農業をしながら原発のこと(放射能汚染問題)を考えたことはなかった。おやじやお袋を思い出しながら作業をしたが、自分が耕している土が放射能で汚染されたり、収穫物が食べれなくなる(子どもにあげることができなくなる)ことなど、全く頭に無かった。

 しかし3.11以後、農業をしながら常に福島の農民や県民のことを考えるようになった。精根詰めて作りあげた豊かな土壌と作物が原発事故のせいでダメにされてしまった農民の怒りと悔しさを。仮設住宅くらしで農作業をする楽しみ・喜びを奪われた人々のことを。

 祖父母や父母が作った米や野菜を、放射能を恐れてもらうのを断る子どもや孫の苦しみ。受け取りを拒否された側の悲しみ。スーパーに並べられた野菜や果物の産地を見て、福島産を避けている人々の複雑な心境を。

 全ての福島県民というわけではないが、多くの福島の人々は日々上記のような状況下で暮らしている。農作業は福島を常に意識させてくれる。

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