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2013年7月10日 (水)

吉田昌郎・元東電福島第一原発所長の死と参議院選ーーこれでも原発を止めようとしない政党はダメだ

吉田元所長の死と東京電力

 58歳の若さで、東電福島第一原発元所長吉田氏が昨日亡くなった。東京電力は直ぐに、死因は事故による放射能が原因ではないと記者会見した!

 直接の死因は胃ガンであるが、極度のストレスからガンの進行が早まったのは疑いない。しかし東電は原発事故による放射能でガンになるのは5、6年先だからと、事故との関係を否定する。

 生活習慣や食べ物と並んで、ストレスがガンの原因となるのは、いわば常識である。吉田元所長の場合、原子炉の爆発の危険性という超極限状況下の責任者だった。

 福島県では原発事故の関連死が1,400人にのぼる。吉田元所長もその一人となった。ところが東京電力はそれを否定する。原発事故で誰一人死んでいないと発言する政治家もいる。

原発再稼働・推進をやりたい電力会社と財界・政党・政治家の責任を問う

 原発は過酷事故が起きればフクシマと同じかそれ以上の災害をもたらす。普通の大事故・災害なら、それがいくら酷い事故・災害でも、原因そのものは収束する。復興は可能である。

 ところが原発事故は全く違う。福島第一原発ではいまだに高濃度の汚染水が漏れ続けている。海岸近くの井戸からは、セシウム2万7000ベクレル、ストロンチウム89万ベクレル、トリチウム60万ベクレルが検出されている。

 東電は否定するが恐らく海に漏れ出ているだろう。この状況は原子炉格納容器の底に溶けた核燃料そのものを取り出さない限り続く。

 しかし高濃度に汚染された原子炉はロボットさえも機能しない。溶けた燃料がどうなっているのかも未だに分からない。チェルノブイリのように放射能が大気に漏れるのを防ぐため、爆発した建屋の上部を覆ったとしても、地下から高濃度放射性物質が漏れるのを完全に防ぐことは不可能に近い。

 海だけでなく、高濃度に汚染された宅地や農地、山を、人が住める・安心な食べ物を作れるまで除染するのも不可能に近い。

 過酷事故になれば大変なことになると、原発に携わる当事者(現場責任者)は分かっているがゆえに吉田元所長は必死だった。責任者として当然である。

 その責任者が死亡しても、電力会社・財界・原発依存の政党・政治家達は、原発再稼働・海外輸出を推し進めようとするのだろうか?

 事故が起きれれば、吉田元所長が置かれた状況になる覚悟ができているのだろうか?責任を取る用意(膨大な補償費用も含めて)ができているのか?

参議員選挙で、原発を止めると明確に主張しない政党・候補者を落とす、これをしない人の責任も問われると思う

 世論調査では自民党に投票したい人の数が圧倒的だが、自民大勝で原発再稼働、そして万が一フクシマのような事故が起きた時、自民に投票した人たちはその責任を取ってくれるだろうか?

 自民だけではない。明確に原発を否定しない候補者を当選させるのも、問題だと思う。安心して暮らすため、賢明な判断・選択が一人一人に問われている。

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