福島へ行こう 福島ツアーレポートその11 観光ボランティアガイドさん
会津の観光ボランティアガイドさんは親切

飯盛山は上の写真のボランティアガイドHさんに案内していただいた。この地区に生まれ育った方なので、すごく詳しく色々勉強になった。

Hさんは先ず旧滝沢本陣に案内してくれた。当初、僕の予定にはなかった所である。説明を受けて歴史の知識が一つ増えた。本陣は一般には参勤交代で江戸を往復する大名が宿泊するところである。
しかし滝沢本陣はお城からすごく近い位置にある。お殿様はここで旅衣装に着替え、ここから出発したとのこと。出発の起点として使われた施設だ。お城が起点とばかり思っていたが、そうではなかった! おそらく行列の隊列もここで組んだのだろう。国の重要文化財・国史跡となっている訳が理解できた。他の藩のお殿様はどこから出発したのだろう?歴史は興味深い。
Hさんから歴史の闇の部分も聞いた。会津を攻略した政府軍は城を奪っただけでなく、大きな商家や家屋敷も自分のものとした。戦になれば、民は難を逃れて逃げる。だれもいない大きな家を占拠した政府軍の兵士たちは、戦後も占拠を続け、元の所有者は自分の家をお金を出して買い戻さなければならなかったそうだ。
これは略奪である。いくら戦争とはいえ、民の財産を奪うのは許されていなかったはずだ。錦の御旗(天皇の軍隊の象徴)をかかげた軍隊の実態はかくもあさましいものかと、歴史の真実に触れた思いがした。
Hさんから、政府軍は死んだ会津藩士の遺体を葬ってはならぬとの命を出し、そのため遺体が鳥や動物に食われたりした話しも聞いた。日本では死んだら仏様になるとの考えが昔からある。敵も味方も関係なく、死者を丁寧に葬り、霊を慰めるのが普通だ。
ところが政府軍は「会津は天皇に逆らう賊軍」と、死者を冒涜した。薩摩・長州、とくに長州へのうらみが長く続いたのも理由があった。
ボランティアガイドさんと話すのは楽しい。勉強になる。Hさん、どうもありがとうございました!
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