福島へ行こう 福島ツアーレポートその4
いわき小名浜の漁民2人と会う
27日午前、いわき市小名浜港に行った。目的は原発事故で魚を捕ることを奪われた漁師さんに会ってお話を聞くため。幸いにも2名の漁師さんと話をすることができた。



網の手入れをしている手前の男性に話しかけた。彼の船は大きいので、ロシアの近くや北海道まで出かけて漁を続けているそうだ。今はさんま漁で北海道まで出かけているとのこと。
円安で燃料費が高騰し、北海道で捕った魚でも水揚げした所が産地となるため、他県の港で水揚げせざるを得ず、非常に厳しい状況だとこぼしていた。
もう一人話しかけた漁師さんは真ん中の写真の向こう側に座っていた60代の方。東電のせいで全く仕事ができない、今も汚染水が漏れ続けている、しかもすぐ事実を公表しない東京電力に怒りを感じていると、ストレートに話してくれた。

魚市場にはだれ一人いなかった。水揚げができない市場。漁に出れない漁船。そして海の男が海で仕事ができない。
さんま漁の漁師さんはストレートには言わなかったが、漁に出ていたら得られる収入の8割をもらって何もしていない漁師さんたちに批判的だった。「自分たちは汗をかいて働き、円高で収入が少ない。一方、補償をもらっている連中は、なにもせずぶらぶらしている。」
もっと多くの漁師さんと話したかったが、この日は静岡に帰る日だったので2人しかお話を聞くことができなかったのは残念である。
« 福島に行こう 福島ツアーレポートその3 | トップページ | 福島へ行こう 福島ツアーレポートその5 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 450153件のアクセス ありがとうございます(2019.01.17)
- 素朴な疑問 オリンピックの商業主義(2019.01.10)
- 2019年1月竹ちゃんの市政便り原稿完成(2019.01.06)
- 書類の整理 11月議会一般質問の原稿が出てきた(2019.01.05)
- 袋井市年賀交歓会(2019.01.04)

コメント