核兵器廃絶平和都市宣言に基ずく袋井市での取り組み
地域から核兵器廃絶に向けての粘り強い取り組みの一端
この地球上から核兵器を無くすのはそう簡単ではないのは分かっている。しかしその理想に向かって努力するのは大切であるし、また核被害・原発被害を経験した日本に住む僕たちは、その理想に向かって汗を流す義務もあると思う。
袋井市でも僕たち憲法9条の会を中心とした働きかけにより、3年前に「核兵器廃絶平和都市宣言」をした。今では市の全ての封筒には、「核兵器廃絶平和都市宣言のまち」と印刷されている。
そして市役所の前には、「核兵器廃絶平和都市宣言のまち」と書かれた大きな看板が立っている。しかし市当局が中心となって開催する集会や講演会・イベントはない。袋井市では市民団体が具体的な事業を実施し、それを平和推進事業費という名目で事業にかかる経費の一部または10万円を限度として全額補助している。
市内の平和団体で原爆展を実施しているのは新日本婦人の会と勤労者協議会。僕が立ち上げた「会」は、2年前は「被曝ピアノ平和コンサート」、昨年は「長崎の被爆者のお話と映像上映」。
今年の企画は詩人アーサー・ビナードさんの講演会。下は印刷屋に渡したちらしの原稿である。
核兵器廃絶平和推進事業
詩人アーサー・ビナードさん講演会
『平和ぼっぱつのお祭り!』
時:10月21日(月)午後6時半~8時半
所:袋井市総合センター4階大会議室
入場無料
アーサー・ビナードさんご紹介
1967年、アメリカのミシガン州デトロイトに生まれる。ニューヨーク州のコルゲート大学で英米文学を学び、卒業と同時に来日。2001年に詩集『釣りあげては』(思潮社)で中原中也賞。2005年に『日本語ぽこりぽこり』(小学館)で講談社エッセイ賞。2007年に『ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸』(集英社)で日本絵本賞。2008年に詩集『左右の安全』(集英社)で山本健吉文学賞。詩集に『ゴミの日』(理論社)、エッセイ集に『出世ミミズ』『空からきた魚』(ともに集英社文庫)、絵本に『くうきのかお』(福音館書店)、翻訳絵本に『ダンデライオン』『どんなきぶん?』(ともに福音館書店)、『あつまる アニマル』『ふしぎの国のアリス』『キンコンカン戦争』(ともに講談社)など多数。
ラジオパーソナリティ、講演など幅広く活躍中。
事業の趣旨・内容
袋井市平和推進事業費の補助を受けての講演会です。核なき世界、本当に安心して住める地球にするにはどうしたら良いのか、ビナードさんのお話を通して一緒に考えたいと思います。
アメリカ生まれの日本語詩人・ビナードさんが原爆・核兵器、日米関係、福島原発事故について、率直に語ってくださいます。堅苦しい講演会ではありません。ご自身が和訳した絵本『キンコンカン戦争』から話が始まります。
絵本や詩に興味がある方も是非ご来場ください。
主催:袋井市核兵器廃絶平和都市宣言を推進する市民の会
後援:袋井市・市教育委員会、静岡新聞・静岡放送、中日新聞東海本社
連絡先:竹野昇 電話・ファックス 0538-43-3456
ポスターの原案は今日作成する。多くの市民に来ていただけるよう、宣伝を工夫したいと思っている。
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