韓流ブームの街 新大久保にある高麗博物館を訪ねて
コリアンタウン新大久保の人気は衰えていなかった
8月17日、コリアンタウン新大久保へ行った。目的は「ヘイトスピーチ」のデモが街にどうのような影響を与えたのか、今新大久保はどうなっているのかを知るためと、前々から行きたいと思っていた高麗博物館を訪ねるためだった。
写真ではすごい人の群れが伝わってこないが、午後の熱い時間帯(上の写真を撮ったのは午後5時過ぎ)に着いた時には大久保通り・職安通り共に人・人・人。韓流スターのショップは、中年の女性だけでなく若い女性でいっぱい。人気が衰えていない、人が集まっていることを確認してほっとした。
歴史認識問題や領土問題などで日韓関係はぎくしゃくしているが、それは政治の世界。庶民には関係ないのが実感できた。
高麗博物館
高麗博物館は職安通りに面している。韓国食品やスターのグッヅを売っている店は客でいっぱいだが、残念ながら真面目な施設には人は来てくれない。僕が約2時間滞在している間、訪れたのは僕を含めて3人だった。
しかし、展示は充実している。企画展示では上の写真にあるように、在日カメラマン金裕氏が1960~1970年代に撮った写真が展示されていた。また日本と朝鮮半島の歴史的なつながり、関係、植民地支配の時代の展示もある。
うわべだけの韓流でなく、歴史に根差した、近代の負の歴史を乗り越える本当の友好・親善・理解・交流を図る上で、とても良い施設だと思う。
この博物館は一般の日本市民と在日韓国・朝鮮人によって、11年間の準備期間を経て2001年12月に開館した。日本人と在日の人々の共同作業で設立され、運営されているのは素晴らしいことだと思う。
新宿に行く機会があれば、是非新大久保の高麗博物館にも足を運んでほしいと思う。僕はその日の夕方、博物館お勧めの「水宝館」というレストランで韓国料理を満喫した。
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