原発事故不起訴に怒り
権力は権力をかばう
昨日東京地検は業務上過失致死傷の疑いで僕たち福島原発告訴団が告発した内容を全て却下、不起訴処分にした。
このタイミングは、東京オリンピック決定で浮かれているマスコミ・国民が、東電・国の責任追及をしないという検察庁の決定に騒がないだろう、強制捜査もせず不起訴の判断を下した検察への批判が薄まるだろうとの思惑から、この時期を選んだものと思われる。
河合弘之弁護団長が言っていたが、権力は権力をかばう。しかし僕たちはあきらめない。原発事故のせいで2人の方が自殺(結果的に東電に殺された!)。これはマスコミで明らかになったケースにすぎず、長引く避難生活から実際にはもっと多くの方が自殺している(今年7月郡山市の仮設住宅に避難している方から聞いた話)。
汚染水垂れ流しで健康被害の影響はこれからだ。甲状腺ガンや白血病、その他放射性物質が原因で病気や死亡者が出るのもこれから。
今後は福島の検察審査会に審査を申し立てることになるが、世論を高めて東電・国の責任追及を強めていきたい。
« 東京オリンピック2020年開催決定に思う | トップページ | 2020年東京オリンピックと原発反対運動 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 辺野古・大浦湾・工事の現況(2019.01.30)
- 辺野古の海(2019.01.29)
- 沖縄辺野古新基地建設の賛否を問う県民投票(2019.01.27)
- 政務活動での研修報告 岐阜県可児高校訪問レポート(2019.01.26)
- 犬山市議会議長ビアンキさん訪問レポート(2019.01.21)

コメント