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2013年10月28日 (月)

アーサー・ビナードさんのお話 1

アメリカ合衆国憲法違反のアメリカ

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 ビナードさんはアメリカの憲法と歴代政権の憲法違反についてこのように話された。「憲法は立派だが、いまではお飾りになっている。建国の父たちは憲法を制定する際、ヨーロッパの政治・権力者を反面教師として、憲法を権力者の暴走を食い止めるものにした。

 戦争は多額の税金を使う。だから予算案が議会で通過できなければ、戦争できない仕組みになっている。また外国と戦争するには、宣戦布告が必要である。つまり議会のチェックが働く仕組みになっている。

 アメリカは第二次世界大戦では日本に宣戦布告をして戦争を始めた。(講演では触れなかったが、ドイツ・イタリアに対しても同様) ところがそれ以降今日まで、アメリカは200回以上戦争をしているが、一度も宣戦布告をしたことが無い。朝鮮戦争・ベトナム戦争・湾岸戦争・イラクに対する戦争・アフガニスタン戦争、全て宣戦布告なき憲法違反の戦争である。」

「 原爆製造マンハッタン計画は極秘に進められた。国家予算の相当な額を使うにもかかわらず、議会にも知らせなかった。アメリカの憲法では税金を使う際、領収書が必要とまで書かれている。

 膨大な税金を使ったマンハッタン計画を議会・国民に納得させるためには、ハデなショウーを必要とした。ヒロシマ・ナガサキへの原爆投下である。これによって米国人の命の犠牲を食い止めることができた、戦争を終結させることができた、と議会・国民に宣伝し、膨大な税金を議会の承認なしに消費したことを免責させた。」

第五福竜丸

 「 第五福竜丸の久保山愛吉さんたちは、核実験・死の灰の犠牲者というイメージが強い。可哀想というイメージ。しかし実際は違う。無線長だった久保山愛吉さんは、強烈な爆発・閃光・ぽたぽたと降ってくる白い灰で、これは原爆の実験と理解した。証拠に船の甲板に降り注いだ死の灰をあつめ、ビンに詰めた。無線を使えば、アメリカ軍に傍受される。自分たちはアメリカの国家機密をたまたま知ってしまった。アメリカ軍に見つかれば証拠隠滅のため、殺されるかもわからない。ここから脱出するのに日本への最短コースだと米軍に発見される恐れがある。そのため、わざわざ死の灰が降り注ぐコースを選んだ。米軍も危険だからこの空域・海域にはいないだろうとの判断で。

 もし途中で米軍に発見されたら、日本に無線で知らせることも決めていた。事実を消されないために。久保山さんたちは冷静に行動した英雄である。」

 ビナードさんは「ここが家だ ベンシャーンの第五福竜丸」の本を示しながらこの話をしてくれた。始めて聞く話しに大きな衝撃を受けた。

 ビナードさんの話しでアメリカの憲法、第五福竜丸を勉強したくなった。いつかその成果をこのブログでレポートしたい。

 次回はビナードさんの語った「ぼっぱつ」について。

 

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