残業代ゼロ?
今、猛烈に忙しい! 畑の管理、ジェームス三木講演会のチケット売り、色々な集会や裁判参加、浜岡原発を考える袋井の会の活動、朝の町内ラジオ体操、ウオーキング、主夫業(家事)などなど、やるべきことが山ほどあり、ブログの更新もままならない。
僕の仕事(活動)は、退職者としての、また自ら進んでやっていることなので、労働時間や賃金、まして残業代など、まったく関係ない。逆にやればやるほど金が出ていく。しかし、これが自分の生きがいと思っているから、不満は全くない!
しかし雇用されている人間、つまり労働者が、法律で定める労働時間を超えて働いても(残業)、「残業代ゼロ」になる制度を作ろうと、政府の産業競争力会議(議長・安倍首相)が検討をしている。
むちゃむちゃである。今でもタダ働きを強いられている労働者が多い。これは労働基準法違反だが、組合もない職場で弱い立場の労働者は、泣き寝入りを強いられているのが現状である。
それを合法化させ、労働コストを抑えて企業のもうけを増やす、結果として海外の安い人件費の企業との競争力に打ち勝つのが狙いである。
経営者・産業界には好都合である。現在では管理職手当をもらっている人間は残業代ゼロだが、これからは一般社員も対象にできるようにしたいということだ。
新聞報道によると、会社と労働組合の合意、さらに本人の同意が条件とあるが、今日本の労働組合は労使協調が大半である。労働者の側に立ち、働くものの権利・生活を守るためストライキまでやる組合はごく少数である。
派遣切り、雇い止め、解雇が横行する職場で、会社の上司から「残業代ゼロ」の働き方を迫られて、堂々と拒否できる人間はどれぐらいいるだろうか?
首になるよりましと、不利益を受け入れざるを得ないだろう。アベノミクスで労働者の賃金を引き上げる?と、マスコミをうまく使って宣伝しているが、消費税増税で金を巻き上げ、さらに残業代ゼロにする、これがアベノミクスの正体と言わざるを得ない。
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