2020年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ

« 集団的自衛権は中国の脅威に備えてとの論理に対して僕はこう思う | トップページ | 集団的自衛権行使や自衛隊の武器使用拡大を国民に認めさせるために、北朝鮮の脅威を過度に煽り立てている »

2014年4月10日 (木)

集団的自衛権行使が必要と主張する人々が強調する北朝鮮の脅威は本当か?

北朝鮮の脅威?

 今、集団的自衛権行使ができるようにすべきだと主張するすべての人たちは、そろったように中国と北朝鮮の脅威を挙げる。

 昨日は中国を取り上げたので、今日は北朝鮮が原因で米軍が軍事行動を起こし、自衛隊が米軍とともに軍事力を行使する事態が起きるかについて考察したい。

 米軍が北朝鮮と戦争状態になるのは、韓国が攻撃された場合である。北朝鮮が遠く離れたアメリカに戦争を仕掛けることはあり得ない。

 アメリカ本土に届くミサイルと核兵器を開発した、敵が我が国を攻めれば反撃する、とよく北朝鮮が叫ぶ。しかしそれは、アメリカの攻撃、具体的にはイラク・アフガニスタンに対して行われた体制破壊のための攻撃を、させない・思いとどまらせるための宣伝に過ぎない。

 本気でアメリカと戦争をしようと思っているとは考えられない。力の差が歴然としている。対米戦争は、体制と国の崩壊を意味する。北朝鮮からすれば最大の脅威はアメリカである。だから核開発をし、やられたらやりかえす、言葉でなく物理力を必死に開発している。米本土に届くとされる弾道ミサイルの精度と射程はよくわからないが、おそらくこれからも対米交渉の切り札としてその開発に力を注ぐであろう。(国民の生活を犠牲にして)

 このことが日本にとっても脅威になるだろうか? 日本が何もしない限り、一方的にある日突然北朝鮮が日本を核攻撃する事態は考えられない。

 拉致問題という難しい壁があるが、北朝鮮は日本との国交正常化を必要としている。戦後補償としての賠償金(日本側は決してそのような言葉を使わないだろうが)を勝ち取り、経済を立ちなおしたいとの切実な願望がある。

 日本を攻撃するメリットは全くない。また日本本土に侵攻する軍事手段もない。自衛隊との戦力の差も、歴然としている。

 では韓国に対する北朝鮮側から仕掛ける戦争はあり得るだろうか?  確かに小さな衝突は起きている。砲撃事件などもある。

 僕は韓国に10数回行ったことがある。来年は21世紀の朝鮮通信使・日韓友情ウオークに参加して、ソウルからプサンまで歩く予定である。3年前もそのウオークに参加した。韓国の政権が保守政権となってから、南北の政治の世界は緊張しているのは確かだが、庶民はそうではない。

 北朝鮮が韓国を攻めてくると、本気で心配している人はいない。経済的に豊かになった韓国の人々は、北朝鮮に対しゆとりを持っているように思われる。核こそ持たないが、軍事力では圧倒的に韓国のほうが上回っているのを人々は知っている。

 経済的に南の支援が必要な北朝鮮が、ある日突然一方的に韓国に攻めてくるシナリオは無い。したがって、韓米軍事同盟により、米軍が北朝鮮と戦争状態となり、その米軍を日本が軍事支援するシナリオもない。

 では韓国が仕掛ける戦争は? これもあり得ない。韓国は時間をかけて平和的に南北統一をしようとしている。

 アメリカが一方的に軍事攻撃する事態は? 確かにこれまで戦後起きた戦争ではこのパターンが多かった。しかしそのツケがアメリカを苦しめている。国民の意識も世界の警察官ではなくなっている。

 北朝鮮を攻撃すれば、中国との戦争になる恐れがある。北の体制はアメリカにとり我慢ならないだろうが、それを一方的に破壊すれば、北朝鮮難民が韓国や中国、ロシア、日本に押し寄せる。アメリカにとっても周辺の国にとっても、北朝鮮攻撃は何のメリットもない。

 したがって、冷静に考えると安倍首相や自民党が言うような事態は考えられない。しかし彼らは執拗に北朝鮮の脅威を煽り立ている。これはなぜだろうか?次回はこの問題に触れたい。

« 集団的自衛権は中国の脅威に備えてとの論理に対して僕はこう思う | トップページ | 集団的自衛権行使や自衛隊の武器使用拡大を国民に認めさせるために、北朝鮮の脅威を過度に煽り立てている »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

その
「戦争なんて考えられない」
「自衛隊なんて必要ない」
ってわめいていた人の船が

「自衛隊さん。海賊怖いです。助けてください」

って泣きついたこと、もう忘れたんですか?

「自衛隊はいらない」
「軍隊を持たなければ攻撃されない」

と言っていた団体が、いらないはずの自衛隊に
「助けてください」
と言ったのは忘れたのかな?


たしか、自衛隊はいらないんだよね。そういっていたよね。
でも、どうしてそのいらない自衛隊に守ってもらったの?

そんな奴らが言う「脅威の有無」なんて信用できるの?

長々と考えを述べられていますが、あなたの言う
「中国や北朝鮮が戦争をするはずがない」というのは
ただの憶測にすぎませんよね。
「ありえない」「考えられない」なんて国民は求めてません。

国民が求めているのは、安心です。
現実問題として、北朝鮮は核装備をほのめかし、
中国は尖閣諸島に迫ってきている。
この事実に、日本は具体的にどう対処するのか。
国民は、安心して生活するために、対処法を求めています。
対処法の一つが、集団的自衛権で米国との軍事関係をより緊密化する、というもの。
憶測や可能性の問題ではなく、具体的で分かりやすい対処法です。

もちろん他の対処法もあると思います。
ぜひお考えをお聞かせください。

ソマリアで、自衛隊が他国籍の船が海賊に襲われていた時。

当時の法の縛りで、盾になることくらいしかできなかったことはご存知?

あれで自衛官が(武器を使えなかったせいで)死んだら、武器を使わせるなとわめいていた人たちは「派遣中止」をわめいたんだろうね。

第一、自衛隊の船に泣きついて(しかもそれに対して感謝どころか、「感謝させないための行動」をした)いるような奴らの言い分に、説得力あると思う?

本当にこの先生は想像力無いね。「一方的にある日突然北朝鮮が日本を核攻撃する事態は考えられない」だって。金も米も石油も無くて核がありゃ、それを使うぞって脅されることは考えられないの?ホールドアップってそう言うものでしょ?何もしない日本なんて良いカモ。違う?
そんなことが有り得ないのは「自衛隊との戦力の差」ですと。自衛隊は憲法違反なんでしょ?自衛隊を認めるの?恥ずかしくないの?第一、敵の領土、領海、領空で戦えない自衛隊なんかどこも怖くないっしょ?自国から出て行かなければ攻められる虞もないんだもん。ミサイル1発、首都圏に落として、次は静岡に核だぞって言われてどうします?自分は逃げるから良いの?お宅が消えますね。逃げ遅れた人のことはどう考えますか? 
「その米軍を日本が軍事支援するシナリオもない」沖縄を使わせるのは後方支援で、北からすれば敵ですな。
ほんと無知なんだね。それとも自分の論理に合わない事はオトボケ?

首領様が決めれば始められる戦争を有り得ないと決めつけるのに、少なくとも人間がすることだからいつ何が起きるか分からないのに、何万年に1回の断層地震は直ぐにでも有り得るから、原発は全部止めろってナンセンスじゃないかな?論理的って言葉を知らないの?

軍事とは最悪のことを想定して備えることである 軍隊とはそうゆう時に動けるように各国の軍はしてはいけないことを縛る 日本はしていいことを縛る どっちが役に立つだろうか? 例えば震災時自衛隊のヘリは物資を投下できないから米軍に頼むしかなかった そこにsosがあってもだ 自衛隊は縛られ過ぎてる 想定してないことは出来ない 想定するのはめでたい政治家 していいことを縛るのとしてはいけないことを縛るのでは大きな違いがある 世界的に日本だけである 何年も前の戦争を口実に日本が平和ボケしてくれる方がいいと考える勢力が成りすましてる 平和って他国がしかけてこなかったからでこれからもそうなるとはいえないし 戦争してくないって国民が思っても相手がしかけてきたら戦争になる 平和ボケしてられるのは相手次第 隣国がまともならよかったかもしれんが……世界に日本が思う正義はない 常任理事国のエゴでしか世界は回っていない 世界が黙ってないとかゆうひとほど正義を妄想してる 力ある国の思惑でしか世界は回っていない

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 集団的自衛権は中国の脅威に備えてとの論理に対して僕はこう思う | トップページ | 集団的自衛権行使や自衛隊の武器使用拡大を国民に認めさせるために、北朝鮮の脅威を過度に煽り立てている »