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2014年5月19日 (月)

シリーズ「集団的自衛権行使の落とし穴」 1

集団的自衛権行使の名のもとに、また国際平和を守るという大義名分で、海外で軍事行動を最もたくさんしてきた、そして現在もしている国がある。

 安倍首相が模範とする『積極的平和主義』の国・アメリカである。自国が攻められてもいないのに、第二次世界大戦終了後どれほどの戦争をアメリカがやってきたのだろうか?

 昨年10月、アーサービナードさんの講演会を袋井市で主催したが、彼の指摘によるとアメリカは宣戦布告なき戦争を戦後ずーとやってきた。中南米で、アジア・アフリカで、中東で。今もアフガニスタンで戦争をしている。

 海外に軍隊を送る根拠は、集団的自衛権である。腐敗した政権や独裁政権、アメリカにとって都合のよい政権や勢力の要請を受ける形で(実際にはアメリカの意思で)、アメリカの若者を海外に送り戦争をやらせてきた。

 その結果はどうだろう? 軍事同盟を結びアメリカに軍隊を送ってもらった国、腐敗した政権や一部の勢力がアメリカの軍事介入を要請した国の人々は、平和で幸せな暮らしを送ることができたのだろうか?

 罪なき赤ちゃんや子供、女性、老人を含む庶民が巻き添えで殺され、家を破壊され、故郷を追われ、傷つく、無残な結果のみが残っている。

 一方軍隊を送った国の民はどうだろうか? 世界平和のため、アメリカのため(愛国心)と海外に送られた若者は、どれ程傷つき、死んだのだろうか?

 ベトナム戦争では5万を超えるアメリカの若者が死に、イラク・アフガン戦争では5000人以上の若者が死んでいる。負傷者は数十万人を下らないだろう。

 戦争が終わっても、心・精神を病んだ若者の悲劇も深刻である。家庭内暴力・殺人・自殺・麻薬などなど、正常な社会復帰ができない若者の数は、1万を超えるだろう。本人だけではない。妻や子供、両親の悲しみ・苦しみを考えると、一体アメリカは自国の民にどれ程の悲劇をもたらしてきたのだろうか。

 安倍首相は美しい言葉(?)で、国民の命と財産を守るため集団的自衛権を行使できるようにしなければならないというが、実際に海外に送られるのは自衛官である。つまり日本の若者である。

 国を守るために自衛隊に入った若者が、アメリカ同様に海外で戦争をすることになれば、その結果どうなるだろうか?

 同じ悲劇が起きることを心配している。

 

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コメント

成程。この内容ですと、個別的自衛権も自衛隊も認めるけど、集団的自衛権だけは認めないとなりますが、間違いございませんか?でも自衛隊って違憲なんでしょ?もし合憲とすれば既に9条の字義通りの解釈とは違う筈で、個別的と集団的とに分けていない最高裁の判決からして、集団的も9条で否定されていないことは認めないと筋が通らない気がします。
「第二次世界大戦終了後どれほどの戦争をアメリカがやってきたのだろうか?」
「後」に限らないんですが、ご存じありませんか?それとも、大戦直後までは正義だったけど、その後、悪になったと?そんな変身したの?そんなアメリカの占領中に押し付けられた憲法を守れと主張している事に疑問は無いのかな?ヤクザから貴方のお宅に家訓を下げ渡されて喜びますか?ヤクザがしてもいない綺麗事が書かれたものですよ。
集団的自衛権OKとの解釈になっても、自動的にアメリカと参戦する訳じゃございません。イギリスやオーストラリアやニュージーランドやNATO各国が何時も一緒ですか?その判断は日本がするんです。左翼は日米安保条約で戦争に巻き込まれると主張していました。巻き込まれましたか?あれは嘘だったけど、今度は本当ですか?そんなことで説得力があるとお考えですか?
ピースボートが自衛隊に泣き付けたのは自衛隊があったからですよね?泣き付きたくなって大急ぎで自衛隊を作って間に合いますか?違憲のはずの自衛隊があって良かったですね。でも9条を字義通りに守るんですか?日米安保条約があってもアメリカは自動的には日本を助けないんですよ。議会の承認が必要なんです。条約があってもそれだけではただの紙切れ。相手は条約を守らない事もあるんです。国連に助けを求めても、常任理事国が拒否したら何もしてくれません。そのためにもアメリカとの程々のお付き合いは必要なんです。それとも本音は中国に飲み込まれたいの?
あ~、面白かった^^

「彼の指摘によるとアメリカは宣戦布告なき戦争を戦後ずーとやってきた」なのに日本の宣戦布告無しを随分論って来ました。ことほど左様に嘘で塗り固めた国なんです。そんな国が押し付けた戦前の歴史を信じるのはマヌケじゃないのかしら?とすると今同様、戦前の日本も結構まともな国だったと考えられませんか?

「軍事同盟を結びアメリカに軍隊を送ってもらった国、腐敗した政権や一部の勢力がアメリカの軍事介入を要請した国の人々は、平和で幸せな暮らしを送ることができたのだろうか?」日本、韓国、台湾、クウェートはどうかしら?ベトナムも北からの侵略がなければ平和でしたな。アメリカが逃げた後のあの混乱。ボートピープルをピースボートは助けたんでしたっけ?
「罪なき赤ちゃんや子供、女性、老人を含む庶民が巻き添えで殺され、家を破壊され、故郷を追われ、傷つく、無残な結果のみが残っている。」韓国、クウェート、アフガンじゃアメリカが行く前からそうでしたね。アフリカでは日常茶飯事。(アメリカは関与しませんでしたが、ソ連の東欧、中央アジア、アフガン侵略でも、中国の東トルキスタン、チベット侵略でもね。)
そんなアメリカも予算削減で、シリアもリビアもウクライナにも手を出していません。あまり心配することはないかと。それよりは日本一大事の時に確実に参戦させる事が肝心。条約なんて当てになるモノじゃないんです。恩は売っておいてこそ返っ来ると期待が出来るんです。日本に敵対する国にそう思わせる事が戦争を防ぐ一番の方法。

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