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2014年6月

2014年6月27日 (金)

沖縄へ

猛烈に忙しい。8月2日、浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネットワーク立ち上げ集会と記念講演会の準備で。

 ブログも十分なことが書けない。これから、沖縄・高江・辺野古の座り込みに参加するため、沖縄に行きます。7月7日まで、ブログは休ませてもらいます。

2014年6月25日 (水)

集団的自衛権、自公大筋合意? とんでもない!

今朝(25日)の朝日新聞に、『 集団的自衛権大筋で合意  公明、文言修正で妥協 』 の見出しが躍っている。

 目を疑った。「 とんでもない。公明はついさきほどまで、認められないと言っていたのに。

ああやっぱり、公明党は政権にしがみ付いていたいのだな。権力になびく信頼できない党

だ。それにしても自民党はころころ主張を変えながら、何としても武力行使ができる国にした

いのだな。閣議決定で勝手に決めてもらったら困る。9条骨抜きに対して、僕らは何ができる

のだろうか? 」

 これが偽らざる僕の感想である。9条がある限り(憲法改正をせづして)、自衛隊が海外で武力行使することを絶対に認めることはできない。

 今、原発のことで猛烈に忙しいが、具体的なアクションを考えていきたい。

2014年6月22日 (日)

浜岡原発再稼働をさせないために  続き 福島を理解するツアー

原発を抱える県に住む住民として、原発にどう向き合うのか( 関心を持たず何も考えない・しない、何もしないが関心を持つ、原発に賛成するから何もしない、新聞・インターネット・学習会・講演会から積極的に情報を集める、福島現地を訪問する、市民団体に入り再稼働を許さない・永久停止・廃炉を求めて色々なアクションを起こす、永久停止・廃炉を求める裁判の原告となる、などなど)が問われている。

 僕は安心してこの静岡県に住みたいから、静岡県にある原発が他県の人たちに被害を及ぼさないよう願うから、積極的にさまざまなアクションを起こしている。そのアクションを通じて、多くの人に福島の現実に目を向けてもらい、浜岡原発反対・脱原発の立場に立ってもらうなんらかのきっかけになったらと願っている。

 

 下記の「福島を理解するツアー」募集要綱は、上記の願いに基づいて企画した。現在17名参加予定。出来れば30名集まってほしいと思っている。

 中日新聞にも掲載してもらったところ、昨日問い合わせが一件あった。

 

「福島を理解するツアー」募集要項

 

目的: 東電福島原発事故が何を福島の人々と街・自然にもたらしたのか、自分の目と耳で、真実を学習し理解する。またその経験・学んだことを、静岡県民に伝え、浜岡原発再稼働反対運動に活かす。

 

 

 

期日: 7月19(土)20(日)21日(月)

 

訪問先: 郡山市、飯館村、南相馬市小高区、福島市

 

日程

 

19日 6:30 袋井市役所駐車場発 7:00 菊川市役所駐車場発

 

   15:30 郡山市富田町の双葉町富田若宮前仮設自治会訪問

 

   17:30 ホテルアルファーワン郡山チェックイン 夕食

 

   19:30 郡山市の脱原発団体との交流会

 

20日

 

   飯館村見学(10~12時。伊達市に避難している長谷川健一氏の案内)

 

   南相馬市小高区と請戸地区(14時~15時20分 農民連・三浦氏の案

 

        内予定)

 

   浪江町(15時50分~17時 福島市に避難している菅野千代子さん

 

    の知人の案内予定)  ホテルサンルート福島泊

 

21日 午前 「子ども達を放射能から守る福島ネットワーク」の人たちのお話

 

     を聞く  菊川・袋井着 21時から21時半ごろ

 

費用 39,000円

 

バス さくら交通観光大型バス(運転手2名)

 

主催 UPZ市民交流会

 

募集対象 UPZ圏内の成人 定員40人に満たない場合、UPZ圏以外の人も可。

 

申し込み * 原稿は住所・電話番号を明記。ブログではカットしました。

 

 

 僕のブログを読んでいてくださる方で、もし参加希望の方がおられるなら、下記のアドレスに連絡してください。

 竹野昇  takecbf21369@nifty.com

 

 

 

2014年6月18日 (水)

浜岡原発再稼働反対署名運動を成功させるために

何としてでも、浜岡原発再稼働はくい止めたい。今、静岡県民の願いを署名という形で集約し、静岡県知事に再稼働を認めないでくださいと要請する署名運動の準備が進んでいる。

 今日作成した文章や、先日作成した署名文案、その他の文章を掲載する。

 

第2回浜岡原発再稼働反対署名実行委員会の案内

 

時:6月24日(火)午後1時半~

 

所:アザレア 502会議室

 

 6月7日に第1回実行委の会合を持ち、署名の意義・効果・進め方など、議論しましたが色々な問題点がだされ、宛先を知事にすることは決まりましたが、開始時期・署名文・呼びかけ人など、色々検討すべきことが残され、第2回の会合を上記日程・会場で行います。

 

 再稼働をいかに食い止めるのか、色々な手段方法があります。署名もその一手段ですが、県民の声を署名に集約して、知事に再稼働を認めさせないことはとても重要です。

 

 県民一人一人が「再稼働反対」と意思を署名に表すのは、直接民主主義です。県民投票が出来れば一番良いのですが、県議会が実施を決議して来年9~10月にやれる見込みは全くありません。

 

 今回提起している署名は、私たちが体を動かし、汗をかき、公金投入ゼロで、県民の意思を引き出す「実質的な県民投票」と言える署名活動です。

 

 そのためにはたくさん署名を集める(県民の声を引き出す)必要があります。30~40万の署名では、川勝県知事が「世論は再稼働反対にあり」「県民の理解が得られない」と、国・中電にきっぱり認めないと決断するにはいたらない恐れがあります。

 

 6月16日、UPZ市民団体が県知事に現在の中電との安全協定では不十分だから、運転には事前同意を含む協定となるよう改定をするよう申し入れましたが、応対した危機管理課原子力安全対策課杉浦課長は「現在でも十分安全が担保されている」と、福島原発事故がなかったかのような対応でした。

 

 平日の会合で働いておられる方は都合がつかない期日で、申し訳ありません。第1回の会合に集まった人たちの都合を優先して期日を決めました。

 

 署名に疑問を持っておられる団体・個人のかたも、直接その疑問や意見を会合で出してください。皆で議論を重ねたいと考えています。

 

 

 

文責 「浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネットワーク」世話人・竹野昇

 

 

  浜岡原発再稼働反対署名

 

川勝平太静岡県知事殿

 

 

 

   要請 『再稼働を認めないでください』

 

 

 

 浜岡原発は東海地震の震源域の真上にあり、世界一危険な原発と言われています。東海・南海・東南海の三連動地震が起きれば、マグニチュード9以上の超巨大地震となり、原発の配管・配線等が損傷、破断し、冷却機能喪失・メルトダウン・爆発の危険性大です。

 

 大飯原発運転差し止めを命じた福井地裁判決は、「地震大国日本で、基準地震動を超える地震が大飯原発に到来しないというのは根拠のない楽観的見通しにすぎない」と、地震大国日本の原発の危険性を指摘しています。

 

 福島原発事故はいまだ収束していません。事故の根本的な原因も分かっていません。静岡県の原発震災避難計画は策定のメドが立たず、仮に策定しても実効性ある計画とはなりません。

 

 浜岡原発が停止していても、電力は足りています。電力会社の利益よりも、住民の安全のほうが大切です。

 

 以上の理由から、2015年秋に予想される中部電力の再稼働申請に対して、住民の命と暮らしを守る県知事として、再稼働を認めないでください。

 

浜岡原発再稼働反対署名運動を成功させるために

 

1 目的・意義

 

イ) 世界一危険な浜岡原発の再稼働には反対の意思(声)を署名という形に集約する活動を通して世論を高める

 

ロ) 再稼働反対の世論を県内自治体の長と議会に伝え、事故があれば避難を強いられる自治体として再稼働反対表明をしてもらう

 

ハ) 最終的には川勝静岡県知事に署名を提出し、県内自治体の反対及び再稼働反対世論をくんで、知事として国・中部電力に再稼働は認められないとの判断にたってもらう

 

2 署名の宛先

 

  川勝平太静岡県知事

 

3 署名活動時期

 

  2014年9月1日~2015年8月31日

 

4 署名集約及び提出時期

 

  市・町 2015年9月1日~15日

 

  各自治体の長と議会への報告・要請 9月中・下旬

 

  県知事への提出 9月末か10月上旬

 

5 署名対象

 

  静岡県内に住むすべての人及び事故があれば被害が及ぶ県外の人も含む

 

6 署名の集め方

 

  街頭、職場、地域での戸別訪問、インターネットなど考えられるすべての

 

  方法

 

7 署名を集める組織

 

  県内全ての市・町に「~浜岡原発再稼働反対署名実行委員会」を立ち上げる。

 

  ~のところに各市・町が入る。実行委に参加する団体・個人が中心となるが、

 

  賛同団体・個人も幅広く集め、協力を依頼する。実行委でなくても署名を集

 

  める団体・グループ・個人でも可。地域の実情にまかせる。

 

  県外の脱(反)原発団体や労働組合・市民団体・個人にも協力を要請する

 

8 成功させる戦略

 

 イ)「ああ、例の署名か」と誰でも知っている(認知されている)署名運動に

 

   する

 

 ロ)そのため県内外の著名人に「私たちもこの署名に賛同しています」と、賛

 

   同人リストに名前を連ねてもらう。県内著名人に署名呼びかけ人になっ

 

   てもらう。

 

ハ)再稼働反対の県内市長・町長に「一言メッセージ」を書いてもらう

 

 ニ)茶業協同組合、JA、漁協、商工組合、医師会、福祉団体などに、署名に賛

 

  同・協力してもらえるよう働きかける

 

 

 

 ホ)ロ、ハ、ニを含んで浜岡原発の危険性や脱原発で日本は十分やっていける

 

   こと、福島原発事故で今なお苦しんでいる福島県民の声や実状を伝える

 

   全県配布ちらしを数回発行し、街頭宣伝や署名集めの際に活用する

 

 ヘ)のぼり旗や横断幕を作成。署名活動を盛り上げる全県キャラバンやイベン

 

   ト、著名人の講演会を企画する

 

 ト)マスコミに繰り返し取り上げてもらえるよう工夫する

 

 チ)保守・革新、政党支持を問わず、誰でも実行委に入れる、署名ができる

 

   よう最大限の工夫をする

 

 リ)未来を背負う若者の共感が得られるよう、「反対」一辺倒でなく、「脱原発

 

   で明るい未来を」キャンペーンも行う

 

 ヌ)原発に生活を依存してきた人々にも配慮した宣伝活動をする

 

 ル)集めた署名はこの活動目的以外には使わない

 

 

 

9 活動資金その他

 

 署名の印刷は各地域団体で行う(署名用紙原稿に基ずく)

 

 全県配布ちらし印刷費を賄うため著名人講演会を数回開催(有料もしくは会場カンパで)

 

 6~8月 地域実行委員会作り 賛同著名人・団体・呼びかけ人集め

 

 8月2日 「浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネットワーク」立ち上げ集会・記念講演会で署名活動を宣言。8月下旬、記者会見

 

 9月1日(月)駅頭で一斉街頭宣伝活動。繁華街での街頭署名活動

 

 9月5日(金)夕方、金曜アクション活動を可能なすべての地域で行い、

 

署名活動もする

 

 署名文・ちらし作成など実務作業を担う世話人会または事務局を作る

 

 署名の目標数は、各市・町で有権者の過半数、全体では100万人とするが、地域の実情に合わせる。署名を集める組織が立ち上がらず、また署名集めが困難な地域には、余裕のあるところが応援に行く。

 

 独自作成の署名用紙で集める団体の署名も、再稼働反対が入っておれば最終的に県知事に提出するとき合わせて一緒に提出する。

 

 各地域で署名を集約して、組長・議会に署名数の報告をする際、組長への要請書、議会への再稼働反対意見書決議要請の請願書を出すことも検討する

 

 

 

 

2014年6月16日 (月)

浜岡原発再稼働を許さない静岡県ネットワーク

静岡県の脱(反)原発市民団体が、下記の新たな緩やかな団体を作った。浜岡原発の再稼働を許さない、この1点で大同団結して。

 今各地域の団体に正式参加に向けて組織内で検討してもらっているところである。以下は、そのために僕が作成した参加要請文と、すでに参加表明した団体リストである。

 

浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネットワーク参加要請

 

 5月18日、第4回脱(反)原発市民団体交流会が開催され、単なる交流会から一歩進んだ「浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネットワーク」を立ち上げることが、参加した40団体の賛同を得て決まりました。

 

 そこで下記の申し合わせ事項を了解いただいたうえで、各団体・個人に正式にネットワークへの参加を要請します。

 

 

 

 目的  浜岡原発の再稼働は絶対に許さず、脱原発社会の実現をめざす。

 

 できるかぎり多くの人と緩く広くつながり、原発についての情報を共有す

 

 る。

 

② 組織  会(ネットワーク)は静岡県を中心に、上記目的に賛同する市民

 

   団体、個人をもって構成する。

 

  全体交流会  会は情報交流、活動交流のために、全体交流会を年に数回

 

  行う。全体交流会では、目的に沿った共通課題についても協議する。

 

  世話人会  全体交流会の運営をスムーズにするため、おおむね10団体  

 

  から選出された世話人で構成される「世話人会」を開く。

 

  会の活動                            

 

   ・できるかぎり多くの人に緩く広くつながるメーリングリストを活用し

 

    て、原発についての情報を共有する。

 

   ・全体交流会で合意された活動について取り組む。取組に当たっては

 

    各会の自主性を尊重する。

 

   ・緊急課題については世話人会で協議し、メーリングリストで提案して

 

    取り組む。

 

  財政  会の財政運営はカンパで賄う。

 

当面の活動計画

 

1)会結成記念講演会  8月 講師は西原牧之原市長、小野伊豆の国市長、井戸川元双葉町町長に依頼。 

 

2)浜岡原発再稼働反対署名に取組む。提出先は川勝静岡県知事。期日は来年9月をメドに。ネットワークとは別に署名実行委員会を作る。署名文、開始時期など細部は今後詰める。

 

* 正式参加してくれる団体・個人は、7月15日までにその旨連絡ください。メーリングリストに入っている団体・個人は返信メールで。郵送・ファックスで送った団体は、事務局「浜岡原発を考える静岡ネットワーク」静岡市葵区田町3-5-6 FAX054-271-7339までお願いします。

 

 

浜岡原発再稼働を許さない静岡県ネットワーク参加団体

 

1 原発震災を防ぐ風下の会

 

2 原発なくそうミツバチの会函南

 

3 浜岡原発を考える静岡ネットワーク

 

4 静岡放射能汚染測定室

 

5 静岡YWCA

 

6 浜岡原発廃炉・日本から原発をなくす静岡県連絡会

 

7 支援交流『 虹っ子 』

 

8 日本科学者会議静岡支部

 

9 なくそう浜岡原発・命とふるさとを守る藤枝市民の会

 

10 浜岡原発はいらない島田の会

 

11 浜岡原発はいらない・命を守る菊川市民の会

 

12 浜岡原発の危険から住民を守る会

 

13 浜岡原発を考える会(御前崎)

 

14 浜岡原発を考える袋井の会

 

15 浜岡原発はいらない磐田の会

 

16 明るい未来を!磐田

 

17 浜岡原発はいらない浜松の会

 

18 なくそう浜岡原発・天竜の会

 

19 遠州労働者連帯ユニオン

 

20 やめまい!原発・浜松

 

21 浜岡原発はいらない湖西の会

 

22 浜岡原発を考える牧之原市民の会

 

23 なくそう浜岡原発・浜松北区の会

 

24 浜岡原発永久停止裁判・静岡県西部の会

 

 

 

*順不同 6月16日現在

 

*個人参加 4名

 

最終的に60以上の団体参加を目標としている。

2014年6月11日 (水)

環境問題からも原発の運転継続を認めない福井地裁判決

『 また被告は、原発の稼働が二酸化炭素排出削減に資するもので環境面で優れている旨主張するが、ひとたび深刻事故が起こった場合の環境汚染はすさまじい。福島原発事故は我が国始まって以来最大の公害、環境汚染であることに照らすと、環境問題を原発の運転継続の根拠とするのは甚だしい筋違いだ 』

 言葉の余地がないぐらい「その通り」と叫びたい、率直な判決である。電力会社は火力発電は大量の二酸化炭素を排出して、地球温暖化につながり、環境面から原発の優位は揺るがないと今でも主張するが、チェルノブイリ・福島原発事故の環境への影響は、人が住めなくなるという点で、最悪である。

 また福井地裁判決は、こうも結論づけている。 『 原告らのうち大飯原発から250キロ圏内に居住する者は、本件原発の運転で直接的に人格権が侵害される具体的な危険があり、請求を認めるべきである. 』

 浜岡原発から250キロ圏なら、東京・横浜・名古屋の大都市圏が入る。福井県にたくさんある原発から250キロ圏には、関西の全ての大都市が入る。

 原発事故の影響は計り知れないので、250キロ圏まで原告適格を認めた優れた判決である。

2014年6月 7日 (土)

原発が国豊の喪失につながると判断した福井地裁判決を高く評価する

長くなるが、福井地裁判決の要旨を引用する。僕たち庶民が日ごろ感じていること・考えていることを、裁判官が率直に述べている。

『 被告は本件原発の稼働が電力供給の安定性、コスト低減につながると主張するが、当裁判所は、多数の人の生存そのものに関わる権利と電気代の高い低いの問題等を並べて論じるような議論に加わったり、その議論の当否を判断すること自体、法的に許されないと考える。

 このコスト問題に関連して国富の流失や喪失の議論があるが、たとえ本件原発の運転停止で多額の貿易赤字が出るとしても、国富の流失や喪失というべきでなく、豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻せなくなることが国富の喪失だと当裁判所は考える。 』

 東京電力福島第一発電所の事故で、豊な故郷を追われた人々は、この判決を心底から共感し喜んでおられると想像する。

 僕は飯館村を2年前に訪問した。今年7月にも行く。江戸時代から昭和40年以前までは、冷害に泣く、貧しい村だった。

 しかし農業で自立できるよう村を挙げて努力した結果、「日本一美しい村」と言われるほど豊かな村となった。

 酪農や花栽培、わらびなど、農業で生活できる、若者も農業に夢を見出せるほどになった。若い世帯や子供も増え、その喜び・村の誇りが村歌に歌われている。教育にも力を入れ、立派な小・中学校が立っていた。

 村を取り囲むなだらかな山は、秋に訪れたときには紅葉がきれいだった。

 しかしその美しい村に人は住めなくなった。土壌改良して豊かな大地とした畑や田んぼは、放射能に汚染され、耕作できなくなり、その豊かな大地から農産物を生産し、暮らしを維持する、収益を上げることができなくなった。自分の家にも住むことができない。

 まさに国富の流失・喪失である。飯館村だけでなく、今も人が住めないほど、さらには大地が汚染され農業ができなくなった地域すべてに、当てはまる。

 本当の豊かさ・幸せ=国富とは、判決が指摘する通り、豊な国土とそこに国民が根を下ろして生活していること、だとつくづく思う。

 判決はこうも言っている。 『 大きな自然災害や戦争以外で、この根源的な権利(注:人々がその地に住み、生活する権利=生存権)が極めて広く奪われる事態を招く可能性があるのは、原発の事故のほか想定しがたい。 』

 自然災害は誰も恨むことができない。しかし、戦争や原発事故は人間の英知で防ぐことができる。

 福井地裁判決は、実に人間的な温かみのある判決だと思う。

2014年6月 5日 (木)

冷却機能の維持と地震との関係に触れた大飯原発運転差し止め福井地裁判決

『地震大国日本で、基準地震動を超える地震が大飯原発に到来しないというのは根拠のない楽観的見通しにすぎない』

(被告の主張する)『 大飯原発に1260ガルを超える地震は来ないとの、確実な科学的根拠に基づく想定は本来的に不可能だ 』

『 我が国で記録された既往最大の震度は岩手宮城内陸地震での4022ガルで、1260ガルという値はこれをはるかに下回る。1260ガルを超える地震は大飯原発に到来する危険がある。 』

『 被告はそもそも700ガルを超える地震が到来することはまず考えられないと主張する。しかし、現に全国で四つの原発に5回にわたり、想定した地震動を超える地震が、2005年以後10年たらずの間に到来している事実を重視すべきだ 』

 地震大国日本の原発は、想定を上回る地震動で冷却機能を維持するのは困難、だから運転してはならない、と言っている。

 誠に常識的な判決である。電力会社・政府が最も恐れているのは、まさにこの点である。だから福島第一原発事故の原因も、地震との関連を認めず、津波で電源喪失・冷却機能喪失とする。東電が撮影した事故当時の映像や政府事故調の吉田調書を公開しない理由はここにある。

 

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