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2014年8月21日 (木)

福島を理解するツアーレポート 9 最終回  希望の牧場

7月20日午後4時前に、希望の牧場を訪問した。当初予定に入れてなかったのだが、三浦さん案内の南相馬小高区の見学が短時間に終わったので、菅野さんにお願いして案内してもらった。

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 ここを訪れるのは僕にとり2度目。参加者の大半は初めてだったので、驚かれたようだった。

 事前に吉澤さんに連絡を取ってなかったが、幸運にも吉澤さんがおられた。ちょうど他の団体に説明をしているところだった。

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 2年前に訪れたときに比べて、吉澤さんのお話は厳しかった! 原発再稼働・輸出を進めようとしている安倍政権への怒りに満ちていた。 7月東京に被ばく牛を連れて行ったお話もされた。マスコミにも取り上げられたから、たぶん知っている人もいると思う。

 政府は証拠隠滅のため牛のと殺処分を進めたが、吉澤さんはそれに逆らい、放射能汚染の生き証人として飼育している。その数350頭。大学と提携し、放射性物質が牛にどのような影響を与えるのかを研究してもらっている。すでに白斑がでている牛がいる。

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 上の写真の牛に白斑が出ている。また吉澤さんは、原発事故で動物たちがどうなったのか、事実を事実として多くの人に知ってもらう活動もされている。

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 餓死した牛。

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 餓死した牛の頭蓋骨の展示。

 テレビや週刊誌では可愛い猫や犬がよく紹介される。そうしたペットを子供のように大切にしている家族や芸能人もよく取り上げられる。しかし、福島で実際に起きた、動物(ペットを含めて)の虐待(飼い主が飼育を放棄。結果としての餓死)は絶対に報道されない。

 もちろん飼い主を責めているのではない。原発事故による緊急避難でそうせざるを得なかったのだ。泣きながら、餌をいっぱい与えて避難した人が大半だと思う。きっといまだにそのことがトラウマになっている方も多いと想像する。

 この悲劇を繰り返さないためには、原発事故で何が起きたのか・事実を知る必要がある。伝える義務がある。戦争をなくすため、核兵器の使用を繰り返さないために、戦争展や原爆展が毎年開催され、資料館が作られ、教科書でも子ども達が学ぶのは、そのためである。

 吉澤さんは牧場主として、動物に愛情と感謝の気持ちを持つ人間として、被ばく牛を飼育し、全国を回って講演されている。希望の牧場の線量は高い。自身の被ばくを覚悟しての、いわば命がけの活動だ。

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 線量計は3,9マイクロシーベルトを示している!!!

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 治外法権という意味は、この希望の牧場は政府の命令を無視する(と殺処分を拒否)ということを指している。

 原発一揆は吉澤さんの気持ちを表している。これだけの被害を受けながら、何もしない・抗議・告発をしないのは、政府・東京電力の無策を容認することになる。

 かつて農民一揆があったが、今福島県民は原発一揆に立ち上がろう、との思いが込められている。

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コメント

「政府は証拠隠滅のため」飼い主にも知られずに殺すなら確かにそう言えるだろうが、白昼堂々と衆人環視の中でするんじゃそうは言えないよね。教育委員会や日教組でもそのための口裏を合わせることはしょっちゅうあるよね。
当然、牛の内外被曝量も測定するのでしょうから、有効なデータが取れることを期待します。餌は輸入飼料と自生飼料で比較とかしてるんでしょうね。肉も部位によって放射線量が違う可能性もありますし。

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