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2014年8月16日 (土)

福島を理解するツアーレポート 6 吉野裕之さん

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 7月21日、福島市NPO法人シャロームが入っている「まちなか夢工房」で、吉野裕之さんと、双葉町から避難されている後藤さんのお話を聞いた。

 吉野さんを紹介してくれたのは、高江の座り込みで一緒になった東京の女性加代子さん。彼女自身、福島の子ども達の保養プロジェクトをしており、そんなつながりで福島の子供たちの保養プロジェクトに関わっている吉野さんを紹介してもらった。

 吉野さんは放射能測定の活動もされている。ちょうど出発する前、朝日新聞「プロメテウスの罠」に7回にわたって吉野さんの活動が紹介された。

 「福島の現状と在住子ども支援について」と題して、約1時間、吉野さんがパワーポイントを使ってお話しをしてくれた。

 まず彼の家族について。彼は福島市に住んでいるが、奥さんとお子さんは京都で自主避難生活をされている。時々夜行バスで娘さんと奥さんに会うため、京都に行っている。

 福島市にはあちこちにホットスポットがある。やむなく住まざるを得ない子ども達が無用な被ばくをしないですむように、吉野さんは「ホットスポットファインダー」という高性能放射能測定器を使い、学校や幼稚園周辺の放射能測定マップを作成し、その情報を学校の先生や保護者に伝えている。

 古いベビーカーの高さ50センチの箇所と5センチのところに測定器をセットし、自分の腰地上から1メートルに測定器を取り付け、子ども達の通園・通学路を歩く。するとパソコンに放射能測定マップが作成されるようになっている。

 子ども達の目線、体に合った測定結果が出る。例えば子ども達は道路の端、側溝のあるところや草むらに近いところを歩く。そこを3段階に分けて測定すると、同じ地点でも、1メートル 0,65、 50センチ 0,92、 5センチ 1,36マイクロシーベルト、 という具合に子ども達が影響を受けやすいことが判明する。地面に触れたり、草を取ったり、倒れたら危険ということがはっきり分かる。

 またコンクリート舗装された道路で除染が終わったところは、0,34,0,32,0,34マイクロシーベルトだが、レンガを敷いた歩道では線量が高い。同じ道でもレンガ歩道は、0,8マイクロシーベルトに達する。

 吉野さんは、放射能と向き合わざるを得ない福島市民にこうした情報を提供する活動をされているが、その情報は広く一般に公開していない。線量が高い地点のマンションや住宅の不動産価格が下落する恐れがあり、業者に配慮しているとのこと。

 学校の先生方もその測定マップを印刷して保護者に伝えることはしていないとのこと。これから先は僕の推測だが、ここに福島の微妙な問題がある。県当局・市当局は福島の復興のため、市民が県外に避難するのを極力抑えたい。県外に避難した人たちに帰ってきてもらいたい。そのため、放射線量がまだ高い、子ども達にとって安全・安心できる環境でない事実を隠したがっている。

 吉野さんは情報を提供するが、その先その情報を幼稚園や学校、PTAの役員がどう活用するかは、先方にまかせているとのこと。

 福島の子ども達は野外で遊べないため、肥満・運動能力低下の傾向がある。そこで吉野さんたちが始めたのは、屋外・野外で子ども達がのびのび活動できるプロジェクトである。これについては明日レポートしたい。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

1.36μSvとは8日の8.8に比べて随分低いこと。その値なら1年間そこから動かずに寝っ転がっていても12mSv にしかならないから、全く影響ないですな。世界中には住んでいるだけで20mSvになる所もあるけど、ガン死の率も含めて何も変わらないのよ。そんな程度のモノに怖がるなら、毎日の食事に紛れ込んでいる黴や細菌やウイルスにも怖がりなさいな。肥満や運動不足や野菜不足や偏食や砂糖やタバコの煙や酒・油の臭いや太陽光や電磁波や人込みや乗り物や犬猫の排泄物や下痢・便秘にもね。世の中には危険に結び付く虞がある事が山ほどあるの。子ども達にとって安全・安心できる環境なんて何処にもないですな。ただ気にしていないだけ。一つだけ気にしても無意味って分かるかな?1~2歳児が溺れるからって家庭用風呂桶を全廃するか?窒息死するから餅も製造禁止か?

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