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2014年10月27日 (月)

原発事故避難計画の問題点

原発事故では、避難計画が立たない。立てても机上の空論=実効性がない。被ばくせずに全住民が安全に、速やかに避難できないことは、福島で立証されている。そして避難は長期化する。

 原発から31キロ圏内の住民にとり、原発事故での避難は重大問題である。同時に推進側にとっても、住民に納得してもらえる避難計画策定は、アキレス腱である。

 向こう側の弱点を突くために、また住民に原発事故の恐ろしさを知ってもらうために、今静岡県浜岡原発から31キロ圏の市民で作る「UPZ市民交流会」では、下記の県当局との話し合いに向けての質問項目を作成しつつある。

 これはまだ完成したものでなく、原案に過ぎない。25日UPZ市民交流会で原案を説明したが、時間不足と話し合いに入る前に前もって質問状を出しておき、回答をもらってから、話し合いをもとうということになったので、文章も変える必要がある。11月に再度作業部会をもって、完成する予定である。

 

UPZ市民交流会と県危機管理部原子力安全対策課との話し合い

 

      こちらが話題(質問する)にあげる項目案

 

 

 

1. 4月23日発表された避難シミュレーションの問題点について

 

 1世帯1台の車での避難を想定しているが、走行中地震に会った際には、車のかぎをつけたまま徒歩で避難するとの指導指針に矛盾するのでは。

 

 地震・津波・原発事故の複合災害では、道路の陥没・冠水・液状化、橋の滑落により、通行不能の箇所が出る。シミュレーションではこれらを考慮に入れず、また各車両が最良の経路を選定して避難することを前提にしているが、非現実的ではないか。

 

 車を持たない世帯や老人ホーム・病院・福祉施設などの避難を考慮に入れていないのは、災害弱者切り捨てではないのか。

 

2. ヨウ素剤の配布体制について

 

31キロ圏内市町への指導の内容(戸別事前配布か拠点備蓄か。服用規準と服用指導など)

 

3. 介護施設、病院、福祉施設、障害者、在宅要援護者、車を持たないお年寄り世帯など、災害弱者の避難について

 

 各施設が避難先と避難手段を確保しなければならないのか。

 

 車を持たない・運転できないお年寄りや障害者、在宅介護要支援者を抱える世帯の避難を、誰が責任を持って、どこへ避難させるのか。

 

 学校があるときの緊急避難事態の場合、保・幼・小・中・高の児童生徒の避難は、保護者が責任を持つのか、当該施設の長か、行政が責任を持つのか。

 

 災害弱者の避難先確保は各施設がやるのか、行政がやるのか。

 

4. 屋内退避について

 

 各施設(学校含む)・家庭での屋内退避の指示と連絡は誰がするのか。また屋内から31キロ圏外への避難になった時、その判断と連絡は誰がするのか。

 

 屋内退避をしている18歳以下の子ども達にヨウ素剤を誰が責任をもって配布し、服用させるのか。

 

 各施設(学校)への迎えのバスを手配する場合、UPZ圏内全体で何台必要か。どのバス会社に依頼するのか、調査・調整ができているのか。

 

5. スクリーニングについて

 

 PAZ/UPZ全11市町の住民約96万人のスクリーニングをどこで、だれがやるのか。

 

 これだけの人数のスクリーニング(除染も含む)をする機器はそろっているのか。またその機器を準備するのは県か市町か。その費用はどこが負担するのか。

 

 スクリーニングに中電は無関係か。その責任と機器の準備・費用負担に関して中電と話し合うべきではないのか。

 

6. スピーディーが使われないと聞くが、放射能拡散方向の予測を何に基づいて行うのか。またその情報をどのように正確・迅速に伝えるのか。

 

7. 原発事故避難は長期化する。食料・水の確保・配布は誰が責任を持つのか。

 

8. PAZ優先その後UPZ段階的避難となっているが、爆発事故後3時間でUPZ圏内も放射能汚染される。96万人の住民が被ばくすることなく、避難できると考えているのか。

 

9. 周辺県で130万人避難受け入れ可能と新聞発表されたが、具体的に11市町の避難県・受け入れ市町、また自治会単位での受け入れ避難先が決まっているのか。

 

10.5,10,20,30キロ圏と段階的に避難、さらに各市町1時間おきに車3000台ずつ避難とあるが、その識別(線引き)はどうなっているのか。

 

11.各市町の避難ルートはどうなっているのか。

 

12.ガス欠で避難できない、途中立ち往生する車も考えられる。ガソリンの補給体制はどうなっているのか。誰がどういう方法で補給するのか。

 

13.原子力県民講座などで、一般市民の不安や疑問を県の担当者と直接やり取りできる場がもてないか。

 

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コメント

1①矛盾は感じませんがのう。2次災害を防ぐのが目的だから、走行中にまた大きな地震があればしょうがないでしょうな。それでも走行を続けて衝突炎上しての即死や避難道の封鎖より、多少被曝量が増えても、歩ける方がマシというものです。
1②通行不能となる道路の陥没・冠水・液状化、橋の滑落?は地震・津波の複合災害により起きると思うが、最良の経路でなければどんな組合せも考えられるので、どんな条件でシミュレーションをすれば現実的なのか教えてよ。3.11以上の災害で、そこで取り敢えず生き残ったことが奇跡みたいなもんでしょ。原発が事故も無く残って、勤務中の職員は全員助かったけど、周りの住民は全滅も有り得るし。
1③車があってもそんな地震なら渋滞や通行不能で歩くしか無いはず。そんな所で行政が何を出来ると思うの?警察や消防のヘリかい?どれだけあるの?運べる人数も少ないし、燃料の僅かな在庫が切れたらお終いよ。最後は憲法違反の自衛隊?米軍のオスプレイでも良い?当然たけちゃんは断って残るよね?みんなにも反対させるの?

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