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2015年2月

2015年2月24日 (火)

米軍の本性が明らかになってきた!

 2月22日、辺野古キャンプシュワーブゲート前で、基地建設阻止のリーダー・山城博治さんが、基地警備員らに引きづりこまれる用の拘束され、身柄を拘束された。昨日夜、もう一人の男性と共に解放されたが、この弾圧は米軍の本性をむき出しにしている。

 別に二人は基地内に侵入して米軍の財産=武器類を破壊しようとしたわけではない! そもそも山城さんは、「引け!」と境界を越えようとした仲間に注意しただけだ。つまらないことで弾圧されることを避けようとしていた。

 最初から米軍幹部はリーダーの山城さんを逮捕しようと狙っていた。これまでは、警備員が全面に出ることはなかった。名護署の警察官が、米軍との衝突がないよう間に入っていた。

 隙あらばリーダーを逮捕し、運動を委縮させる、これが米軍の本性だ。一体ここはアメリカの領土か? 沖縄では戦後このような理不尽がずっと続いてきた。日本を守る、日本人を守るために駐留するのは、表向きの理由に過ぎない。トモダチ作戦は全くのウソである。

 基地拡張はいつも住民・反対派を逮捕し、弾圧し、力で排除して、なされてきた。本土政府は見て見ぬふり。そして今、安倍政権は自ら米軍に協力し、沖縄に軍事基地を作ろうとしている。

 日米政府が、沖縄を軍事植民地扱いしている。そこには沖縄の民意は全く無視されている。民主主義を標榜する日米政府は、民主主義を破壊している。完全なご都合民主主義であり、二重基準の民主主義だ。

 民衆の団結、現地での抵抗闘争、体を張っての工事阻止が、具体的に凶暴な工事強行を阻止する大きな手段だと考えている。もちろん僕たちは、あくまでも非暴力だ! 警官に警備員にちょっとでも手を加えれば、待ってましたとばかり、弾圧=逮捕=拘束される。

 ここはガンジーの非暴力無抵抗闘争、伊江島の阿波根さんの闘いに学ぶ必要があると考えている。

 今日これから僕は沖縄・辺野古に行く。しばらくこのブログはお休みさせてもらいます。

2015年2月22日 (日)

狭山事件で冤罪被害者となった石川一雄さんが袋井市に来てくれた!

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 下の写真は間違いです。2月21日午後静岡市で行われた総会に出席して撮ったもの。この報告は後日やります。

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 右が奥さんのさちこさん。

  21日午後6時50分から袋井市岡崎会館での映画「SAYAMA みえない手錠をはずすまで」上映会に会わせ、石川一雄さんと奥さんのさちこさんが埼玉県から駆けつけてくださった。

 上映会に先立ち、お二人が挨拶された。袴田巌さんを支援している寺澤さんも来てくれた。

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 僕が無実の石川一雄さんのことを知ったのは、1971年。静岡県でも狭山事件は冤罪だ、無実の石川一雄さんが犯人に仕立て上げられたのは部落差別に基ずくと、狭山の運動があり、それに深くかかわるようになった。当時、部落解放運動も狭山と連動して高揚し、被差別部落での子ども達の勉強会にも関わるようになった。

 狭山現地調査ではお父さんやお母さんのお話を直接聞いたことがある。日比谷公園での10万人集会にも参加した。

 しかし直接石川一雄さんにお目にかかり、お話を聞くのは初めてだった! 以下感想。

 お元気だ! お顔や雰囲気はお父さんそっくり! 76歳だが、お話は理路整然、とてもうまい! 逮捕当時は貧困故に無学(字も満足に書けなかった)だったが、獄中での勉強、出所してからの勉強の積み重ねで、驚くほど深みのあるお話を簡潔にしてくださった。

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 結婚されたのは知っていたが、奥さんに会うのも初めてだった。体から醸し出すパワーと元気に圧倒された。お話と映画を通じて、いかにさちこさんが石川さんを愛しているかが伝わってきた。彼女は徳島県の被差別部落の出身と自らお話された。

 映画「SAYAMA」もよかった! 金聖雄監督は現在袴田巌さんの映画を撮影されているが、今年秋の完成が楽しみである。

 映画とお二人のお話で知ったこと、多くの人に伝えたいことを箇条書きにする。

・石川一雄さんはお兄さんが犯人だと警察から言われ、兄が一家の支えだから兄の代わりに自分が犯人になろうと、ウソの自白をした。

・警察・検察を信じたのは、自分が無知だったから。無学・無知がいかに人間を苦しめるか、身をもって悟った。

・刑務所の看守=刑務官が自分に字を教えてくれた。その人は自分がやっていないことを信じてくれたから、教えてくれたと今でも感謝している。

・字を覚え、自分の無実を外に伝えることができるようになってから、人生が変わった。

・千葉刑務所で同じ冤罪の仲間ができた。互いに詳しく説明しなくても、この人は無実と互いに分かりあえた。(映画ではこの人たちとの交流の様子が暖かく表現されている。)

・獄中でお父さん、お母さんが亡くなり、親が生きているうちに無罪を晴らせなかった石川一雄さんの無念、後悔が、よく伝わってきた。彼はいまだに、ご両親の墓参りをしていない。奥さんが行ってはと誘うが、頑として、再審で無罪を勝ち取るまでは行かない! と我慢をしている。

・現在無期懲役から解放されているが、それは自分の無実を社会的に認めさせたわけではない。狭山市の市長は4代にわたり、狭山の集会に来てくれるほど、自分の無実を信じてくれる人が増えているが、再審で明確に無罪となるまで、自分の闘いは続く。

・今年3月が再審開始となるよう、期待している。

・再審裁判で勝利したら、自由に旅をしたい。一番行きたいのはアフリカのケニア。動物たちが自由に草原で生活しているのを見るのが楽しみである。

・検察が全ての証拠を開示しないのは、部落差別に基ずく初期の捜査記録が明るみに出るのを恐れているから。

・袴田巌さんとも互いに若いころ刑務所で一緒だったことがあり、袴田さんが釈放されてから会った時、”お父さん”に間違えられた! 40年間、袴田さんの時計が止まっており、刑務所で自分の父の写真を袴田さんが見ているから、若いころの自分しか知らない袴田さんが、父と似ているといわれる自分を見て、そう思うのも無理もない。(僕も、お父さんとそっくりと思った!)

*石川さんは健康にとても注意されている。野菜やトマトをたくさん食べ、それも先ず食べる順番が野菜から。ジョギングもされている。生きて無実を晴らしたい!との執念が、人間をたくましくさせている。

*最新で彼が無実を晴らした時には、静岡県で大きな勝利集会を開きたいと思う。

 




2015年2月19日 (木)

原発事故災害広域避難計画に関わる僕たちの要望・質問書を県に提出

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 18日10時に、提出に先立って県政記者クラブで記者会見を行った。その時説明用に用意した文章。

 

今回提出する要望及び質問書のポイント

 

1. 被ばくを前提にした避難計画を受け入れられない

 

 毎時500マイクロシーベルトに達するまで屋内退避で待つことはできない。

 

2. 原発停止中と稼働中の避難計画の違いを問いたい。

 

3. 県のシミュレーションの問題性を問いたい

 

4. 災害弱者の避難は行政が責任を持つことを明確にしたい

 

5. 安定ヨウ素剤を子ども達に早く服用させる体制の検討依頼

 

6. スクリーニングの具体的準備を問う。

 

7. スピーディーを放射能拡散予測に不可欠なものと求める

 

8. 3000台毎の段階的避難の困難性を問う。

 

9. 避難を強いられる住民抜きの実効性なき避難計画策定とならないよう、県の担当者との率直な意見交換を求める

 

 

 マスコミは新聞社が4社とテレビ局が1社、取材してくれた。この後、11時から県危機管理部原子力安全対策課に行って、下記の要望及び質問書を提出した。

 記者会見の時もそうだったが、こちらからは多くの人に発言・説明してもらうようにした。

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 事前に電話で18日に行く旨伝えたときは、課長が対応できないかもしれないがそれでも良いですかといわれたが、議会があったようにもかかわらず途中抜けてきちんと対応してくれた。

 今回は提出と説明のみだったが、3月回答の時が重要だと考えている。相手の回答をそうですかと聞くだけでなく、避難計画策定に住民の意見を反映させるため、意見交換の時間を最低2時間求めている。

 行政との話し合いを通じて、被ばくすることなく94万人のUPZ圏内住民が避難することは不可能、避難計画策定は無理ということを、担当者も県民もはっきり悟る、そして最大の安心安全な対策は、「浜岡原発を再稼働させない!」ことであると、UPZ圏内だけでなく全ての県民に知ってもらう、これが僕たちの目的である。

 

                              2015年2月18日

 

川勝平太静岡県知事様

 

  浜岡原発事故災害広域避難計画に関わる要望及び質問書

 

 

 

 私たちの団体は浜岡原発から31キロ圏内の脱原発社会の実現を願う市民団体交流会です。もし過酷事故が起きたら避難を強いられる住民として、現在県が策定作業を進めている原発災害避難計画に関して、以下に記す質問並びに要望を提出いたします。

 

 私たちの立場は、最大の安全・安心は「浜岡原発を再稼働させない。最終的には廃炉にする。」に尽きると考えておりますが、東海・南海トラフ巨大連動地震がいつ起きるともわからず、広域避難計画を策定する重要性は認識しております。

 

 その際、住民不在の机上の空論のような避難計画は実効性がなく、再稼働の環境を整えるのに利用されるだけではと危惧しています。浜岡原発災害の影響は31キロ圏内にとどまらず、静岡県内外の広範囲に及ぶことを承知していますが、31キロ圏内の市民団体として、今回の要望・質問はUPZ圏内に関係することに限定しています。

 

 

 

1. 被ばくを前提にした避難計画に関して

 

 

 

前回「UPZは屋内退避、その後放射性物質が放出され、実測値が毎時500マイクロシーベルトになってから避難する。UPZは一定量を越した時点で避難することになるので、微量であるが被ばくを前提とした避難計画となっている」と、回答をいただきました。

 

 私たちは毎時500マイクロシーベルトは微量だとは到底考えられません。UPZ圏内の住民として、被ばくを前提にした避難計画は受け入れられません。

 

 住民が被曝することなく避難できる計画を策定してください。

 

 

 

2. 原発停止中と稼働中の避難計画の違いに関して

 

 

 

浜岡原発が現在のように停止中の場合と、再稼働されて原子炉内で核分裂が進行中の原発事故では、その規模、被害・影響の大きさ、災害対策、避難の時間的余裕などは、大きく異なります。

 

 県の避難計画はどちらを想定して策定されるのですか。もし県が稼働中を想定しているなら、避難を強いられる住民として、両ケースを想定して避難計画を策定すべきだと思いますが、そうなっていますか。

 

 

 

3. 広域避難シミュレーションに関して

 

 

 

昨年4月に発表された県のシミュレーションは、地震による道路の損壊、橋の滑落、火災、崖崩れ、液状化などによる交通障害を考慮していません。またどの方向に避難するのかの設定もなく、ただやみくもに31キロ圏外に避難することのみを想定してどれぐらい時間がかかるかをシミュレートしたにすぎません。

 

 東海大地震を含む南海トラフ巨大連動地震が発生して、津波・原発事故が起きる最悪の事態を想定したシミュレーションを求めます。

 

 

 

4. 老人ホーム等福祉施設で暮らす高齢者の避難に関して

 

 

 

浜岡原発から31キロ圏内の特別養護老人ホーム等施設で暮らす高齢者の避難先確保及びバス等の輸送手段確保は、県が市町行政機関と連携し責任をもって実施してください。

 

 輸送に必要なバス等の車両は、UPZ全体では何台必要ですか。またその確保のメドは立っていますか。すでにバス会社等にこの件で協力依頼はしていますか。

 

 

 

5. 入院患者の避難に関して

 

 

 

福島原発震災では、双葉町病院等の入院患者は避難先が定まらず、転々と避難途中で命を落とした人が少なからずいます。避難先確保を個々の医療機関任せとせず、県が市町行政機関や受け入れ先行政機関及び当該の医療機関と連携・協力して、責任をもって確保してください。輸送手段の確保についても同様です。

 

 

 

 なお県として、UPZ圏内の入院患者数をどの程度把握されていますか。また輸送に必要な車両はおよそ何台ですか。その確保のメドは立っていますか。すでにバス会社等にこの件で協力依頼をしていますか。

 

 

 

6. 上記4,5以外の災害弱者の避難に関して

 

 

 

児童養護施設や福祉施設で暮らす人々、在宅であっても避難には家族以外の助けを要する身体障害者や寝たきり等の要援護者、さらには自閉症や多動など発達障害を抱える子どもさんがいる家族、精神障害者、乳幼児を抱える家族等の避難先は配慮が必要であり、一般の人と同じ避難所では問題があります。老人ホームの高齢者や入院患者同様に、県が市町行政機関と連携して、安心できる避難先を確保してください。

 

 そのためにもここに記した災害弱者がUPZ圏内に何人いるのか調査し、その数を市町別に一覧表で示してください。

 

 また輸送に必要な車両数も調査し、確保してください。

 

 

 

7. 避難バス等の運転手確保に関して

 

 

 

民間人であるバス運転手等に、被ばくの恐れがある状況下では会社も業務命令で行けとは言えないのではないでしょうか。この点、県はどのようにお考えですか。

 

 

 

8. 安定ヨウ素剤に関して

 

 

 

水素爆発した福島原発災害のように放射能が拡散する過酷事故にあっては、安定ヨウ素剤を18歳以下の子ども達にすぐ服用させる必要があります。5キロ圏内は事前配布となっていますが、UPZ圏内全ての保・幼・小・中・高への事前配布、並びに教職員への服用に関する事前研修を検討してください。

 

 

 

9. スクリーニングに関して

 

 

 

 一人当たりの放射能測定所要時間はどれぐらいかかると推定していますか。

 

 一人当たりの放射能除染所要時間はどれぐらいかかると推定していますか。

 

 一車両当たりの放射能測定時間はどれぐらいかかると推定していますか。

 

 一車両当たりの放射能除染所要時間はどれぐらいかかると推定していますか。

 

 非常持ち出し袋や衣料など携行品の放射能測定及び除染に要する時間は、一人当たりどれぐらいかかると推定していますか。

 

 福島原発事故あるいはそれを上まわる過酷事故において、放射能測定及び除染対象となる人数・車両数はどれぐらいになると想定していますか。

 

 放射能測定に必要な現有機器(ホールボディカウンターを含む)の配置状況(県・市町)を一覧表で示してください。

 

 上記⑦に関連して、不足している機器名・数量を一覧表で示してください。

 

 スクリーニングポイントは浜岡を中心に東西それぞれ複数個所と、前回回答いただきましたが、UPZ圏内全ての避難者・避難車両を対象にした場合、何か所必要と考えていますか。また候補地・施設を明らかにしてください。

 

 最悪事態でのスクリーニングに必要な人的配置を、県・市町職員、国・他県からの応援、中電職員の数を明らかにして一覧表で示してください。

 

 

 

10.スピーディー、モニタリングポストに関して

 

 

 

 被曝することなく迅速に避難するには、スピーディー等の活用が必要と思われます。補助的な位置づけでなく、放射能拡散方向予測に不可欠なシステムとして活用してください。

 

 

 

 東海大地震を含む南海トラフ巨大連動地震・津波が発生した場合、県内のモニタリング施設の健全性(非常用電源、伝送装置を含む)を確保できますか。

 

 

 

11.段階的避難に関して

 

 

 

 自家用車で3000台毎、PAZ優先、UPZでも例えば袋井市よりも磐田市優先となっていますが、地震・津波・原発事故がほぼ同時に起きる原発震災時において、31キロ圏内の住民は県の計画通り混乱なく整然と避難するとお考えですか。

 

 

 

 県や市町行政の指示に従わない避難者に対し、警察・自衛隊などに規制の要請をするのでしょうか。

 

 

 

 

 

以上の各要望並びに質問に対し、3月20日(金)までに、公開の場での回答と関連資料の提供をお願いします。その際、私たちとの意見交換の時間を含めて、最低2時間の確保と、原子力安全対策課だけでなく関係する部課職員の同席をお願いします。

 

 

 

UPZ市民団体交流会(昨年12月20日の会合で今後この名称を使用することに決定)

 

 以下は参加団体

 

なくそう浜岡原発・命とふるさとを守る藤枝市民の会(藤枝市)

 

さよなら浜岡原発・焼津市民の会(焼津市)

 

避難者を支援する志太榛原住民の会(藤枝市)

 

浜岡原発はいらない島田の会(島田市)

 

安心して暮らせる島田を創る市民の会(島田市)

 

浜岡原発をなくそう吉田町民の会(吉田町)

 

浜岡原発を考える牧之原市民の会(牧之原市)

 

浜岡原発の危険から住民を守る会(菊川市・御前崎市・掛川市)

 

浜岡原発はいらない・命を守る菊川市民の会(菊川市)

 

浜岡原発を考える会(御前崎市)

 

掛川金曜アクション有志の会(掛川市)

 

原発いらない掛川の主婦たち(掛川市)

 

浜岡原発を考える袋井の会(袋井市)

 

浜岡原発はいらない磐田の会(磐田市)

 

明るい未来を!磐田(磐田市)

 

 

 

2015年2月15日 (日)

浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネットワーク第2回全体交流会

 今日2月15日、午後1時半から静岡市で、浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネットワークの学習会と第2回全体交流会がある。このブログを書いたらすぐ出かける。

 昨日全県メールで、多くの人に参加してもらえるようその内容を伝えた。下記がそのメールの内容。

 

すでに何回かお知らせしていますが、明日15日、午後1時半から静岡総合社会福祉会館で行われる、浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネットワーク主催の学習会の詳しい案内です。

 

 お話は80分、質疑30分、合計110分の時間を取ってあります。お話の内容は、

 

 

 

 『原子力に変わるエネルギーとは何か  再生可能エネルギーも、環境的に、または、事故があった時に課題は無いのか  原子力の発電コストは    原子力発電はCO2を出さないか  中部電力の原子力発電の割合は  ドイツはフランスから原子力発電電力を輸入しているのでは?  系統安定性の問題(電力会社が「固定価格買い取り制度」を中止)

 

永久停止や廃炉にすると雇用や交付金がなくなるのか  永久停止や廃炉にすると静岡県はどうなるのか  永久停止にすると電気料金が高騰するのでは』などです。

 

 

 

 パワーポイントで映像を使っての分かりやすい学習会です。資料も豊富で、会場で配布します。ただし資料制作協力金として300円いただきます。昨年11月の学習会の続きですので、前回の資料をお持ちの方は持参してください(300円の節約!)。

 

 前回の学習会では、資料を帰ってから友人・知人に分けたいと残った資料を求める方が多かったので、今回はたくさん印刷しました。お話を聞いて、これなら持ち帰る価値があると判断されたら、お持ち帰りください。

 

 

 

 学習会の後、全体交流会となります。15:40~16:30.後片づけの関係で伸びても16時40分。内容は

 

 原発再稼働をめぐる情勢について  ②署名について  ③県議選立候補予定者へのアンケートについて  ④3.11アクション

 

県知事への再生可能エネルギー固体価格買い取りに関する要請書について  ⑤3.11アクション中部電力への要請行動について

 

⑥原発災害広域避難計画と中電との安全協定を、UPZ圏内だけでなく全県の問題にしてはとの提案  などです。

 

 

 

多岐にわたりますので、これまで何回か当日配布する文章を事前に目を通してもらう必要があると判断し、このメールでお知らせしてきました。

 

 

 

⑥の提案に関する参考資料(下記)も当日配布します。これは18日午前、UPZ市民団体交流会として県危機管理部原子力安全対策課に提出するものです。目的・狙いは、イ)原発災害は実効性ある避難計画は立てられない、策定の困難性を、行政・県知事に理解してもらうこと。 ロ)避難を強いられる住民を無視した、机上の空論の避難計画は立てさせない。 ハ)再稼働を許した場合と、現在のように停止中の場合とでは、避難の困難性が格段に違うことを、行政と県知事に認識してもらい、再稼働を認めないことがいかに賢明な判断であるかと考えてもらう。  ニ)この避難計画の問題性をUPZ圏内の住民のみならず、県内全ての人々に考えてもらう。

 

ホ)「避難計画も立たないのに再稼働はあり得ない!」世論形成を図る。

  浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネットワーク世話人会

 

 

*18日に提出する要望・質問書は以前にこのブログで紹介したから、ここでは省略します。

 今日の会合に多くの市民が参加され、有意義な議論がなされ、世話人会からの提案が実行できるよう、期待している。

2015年2月13日 (金)

高浜原発 規制委が許可 再稼働に向けてどんどん進む安倍政権

 原子力規制委員会が12日、関西電力高浜原発3,4号炉について、新規制基準を満たすと再稼働に向けて許可を出した。

 昨年の川内原発に続いて2つめのゴーサインである。新規制基準?という言葉を笑っちゃう。旧基準と実態は変わらない。要するに原発復帰である。

 政府が決めた委員会に何も期待できない。そんなことははじめからわかりきったことだ。大切なのはどこで、どのようにして再稼働にストップをかけるかだ。

 高浜の場合は京都府と滋賀県が重要なカギを握る。30キロ圏内に含まれているからだ。事故があれば被害を被る、避難を強いられる側が、再稼働に何も口出しできないのは全くおかしい。遠慮なく知事が反対の先頭に立ち、県議会も、30キロ圏に含まれる自治体も積極的に国と関西電力に反対の意思表示をすると同時に、住民を守るため、地域を守るため、市民運動と一緒にやれることをやってほしい。

 静岡県の浜岡原発もやがて同じような重要局面を迎える時が来る。僕たちはそれは来年後半とみている。立地自治体の御前崎市(市長・議会が再稼働歓迎)を変えるのは容易ではない。

 しかしカギを握るのは、県知事であり、周辺自治体の長であり、また県議会、地方議会だ。その判断を左右するのは、住民の意思(圧倒的多くの再稼働反対の世論)である。

 僕たちはその世論を形成し、住民の意思を知事・市長・議会に反映させるため、色々な取り組みを行っている。

 下の写真は、2月7日、磐田市で開かれた第10回UPZ市民団体交流会の様子。

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 今回は磐田の会が司会進行、会場準備に当たってくださった。原発から31キロ圏内の住民団体が交流し、力を合わせ、一緒にやれることは共に取り組もうと活動を続けている。

 このブログで紹介した中電との話し合いを求めての要請書提出(9日)、18日に県原子力安全対策課に出向いて知事宛てに出す避難計画に関するよう要望・質問書提出も、こうした活動の一環である。

 UPZ交流会及びその作業部会で何度も話し合い、文章も皆で検討し、提出するようにしている。

 住民がまず動き、行政・議会・市長がその影響を受ける。これが静岡県で行われている反原発運動である。もっと正確に述べると、市長や町長が再稼働反対・永久停止の考えのところは、その両輪が動いている。

2015年2月12日 (木)

海上保安庁への要請書を提出

 2月10日午前11時に、清水港にある清水海上保安部に要請文を手渡した。写真は応対してくれた管理課の課長さんに、辺野古の海で何が行われているかを友人が説明している様子。

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 静岡新聞の記者も来てくれた。このアクションには8名参加。事前に電話で今回の訪問を伝えたら、清水では対応できないからと海上保安庁から直接電話があり、僕たちが行くことをあまり歓迎していない様子だったので、どうなることかと心配だったが、ちゃんと会議室に通してくれて、きちんと応対してくれた。

 切々と辺野古の海でいかに海上保安官がひどいことをしているかを皆で伝え、下記の文章を保安庁に届けてほしいと要請した。

 

                         2015年2月10日

 

海上保安庁長官様

 

沖縄・辺野古における暴力的な過剰警備に抗議し、本来業務に立ち返ることを求める要請書

 

沖縄・辺野古の海に全国から集められた海上保安官たちは、常軌を逸した過剰警備、暴力行為を行っています。

 

 臨時制限区域外のカヌーの進路を妨害、拘束、サポーターの船に勝手に乗り込み船長から舵を奪って遠くまで追いやる、また作業船に近づいたカヌーのメンバーの中には海保のゴムボートに無理やり引き上げられた際、首を絞められたり、上から強い力で押さえつけられ骨折したり、救命胴衣を破られたり、全治2週間のあごの損傷を負ったものもいます。

 

 二人がかりで顔を海に沈められた被害者もたくさんいます。故意にカヌーを転覆させたり、カヌーのパドルを奪い取って投げ捨てる危険極まりない悪質な保安官もいます。

 

 私たちはこうした過剰警備、公務員である海上保安官による市民への暴力に強く抗議します。

 

 本来海上保安庁の仕事は、海の安全、海難事故防止、被災者の救助などです。現在辺野古で行われている実態は、守るべき市民に暴力をふるい、けがを負わせ、危険にさらし、恐怖感を与える異常な事態です。

 

 結果として海上保安庁がやっていることは、沖縄の圧倒的多くの人々の民意である辺野古新基地建設反対の運動への弾圧であり、豊かな自然・海の破壊行為、軍事基地建設の手助けにほかなりません。

 

 翁長沖縄県知事が、前知事の埋め立て承認に瑕疵がないかを検証する第三者委員会の検証作業が終了するまでは、海上作業の中止を防衛局に求めています。

 

 沖縄の人々のほとんどが、新たな軍事基地を作ることに反対しています。本土の私たちも、米軍のために何千億円もの血税を使い、ジュゴンやウミガメなど貴重な生き物が生息し、サンゴ礁のきれいな海を埋め立てて軍事基地を作ることは容認できません。

 

 海上保安庁は本来の業務に立ち返り、辺野古における過剰警備、暴力行為を直ちにやめることを要請します。

 

 

 

      袋井憲法9条の会  静岡・沖縄を語る会

 

      志太・憲法を大切にしよう会  人権平和・浜松

 

      映画『侵略』上映委員会  憲法九条を護るいわた市民の会

 

 実はもとの文書には「要請書・抗議文」となっていたが、抗議文は送ることができないというので、その場で抗議文の箇所に線を入れ、要請文とした。封筒までちゃんと用意してあり、送ってくれることを約束してくれた。

 対応してくれた課長さんはとても真面目そうな方だった。清水から応援の若い保安官が辺野古にいっていると思われるから(今後も交代で送られるだろうから)、暴力は振るわないよう指導してくださいとお願いした。

 

2015年2月 9日 (月)

中電との話し合いを求めて

 今日2月9日、浜岡原子力総合事務所所長あてに、下記の文書を提出した。こちらはUPZ市民団体交流会の3人。応対してくれたのは、浜岡原子力総合事務所の二人の職員。

 

                          2015年2月9日

 

倉田千代治浜岡原子力総合事務所長様

 

 

 

  住民団体との話し合いのお願い

 

 

 

 私たちは浜岡原発から31キロ圏内の市民団体で構成する団体です。またそれぞれ個人としては、貴社の電力の消費者でもありますし、原発事故が起きれば、避難を強いられる住民でもあります。

 

 下記の項目について、率直な話し合い(意見交換)を望みます。

 

 

 

1. 太陽光発電等再生可能エネルギーによる電力の買い取り問題

 

2. 将来望ましい電力供給源の割合

 

3. 発送電分離問題

 

4. 電気料金値上げ問題

 

5. 使用済み核燃料乾式貯蔵について

 

6. 1号炉、2号炉廃炉作業のスケジュールについて

 

7. 廃炉作業で出る廃棄物の保管と最終処分について

 

8. スクリーニングでの県・市町への人的・物的協力について

 

9. 住民避難計画に関して、貴社の関わりについて

 

 

 

 話し合いは紳士的・平和的・穏やかな雰囲気で進めることを約束します。所長様や上記の項目に対応できる幹部社員との話し合いを望んでいます。ご検討よろしくお願いします。

 

 

 

UPZ市民団体交流会(以下参加団体)

 

なくそう浜岡原発・命とふるさとを守る藤枝市民の会(藤枝市)

 

避難者を支援するさよなら浜岡原発・焼津市民の会(焼津市)

 

志太榛原住民の会(藤枝市)

 

浜岡原発はいらない島田の会(島田市)

 

安心して暮らせる島田を創る市民の会(島田市)

 

浜岡原発をなくそう吉田町民の会(吉田町)

 

浜岡原発を考える牧之原市民の会(牧之原市)

 

浜岡原発の危険から住民を守る会(菊川市・御前崎市・掛川市)

 

浜岡原発はいらない・命を守る菊川市民の会(菊川市)

 

浜岡原発を考える会(御前崎市)

 

掛川金曜アクション有志の会(掛川市)

 

原発いらない掛川の主婦たち(掛川市)

 

浜岡原発を考える袋井の会(袋井市)

 

浜岡原発はいらない磐田の会(磐田市)

 

明るい未来を!磐田(磐田市)

*話し合いが可能かどうか、返事を2月末までにくださいとお願いしてきた。

 

2015年2月 5日 (木)

イスラム国は内部崩壊するだろう

 イスラム国の狂気には辟易する。ヨルダン人パイロット殺害映像インターネット公開は、あまりにも残酷・冷酷で、だれの支持、理解,共感も得られない。

 僕はおそらく内部でも「ついていけない。やりすぎだ。怖い。いつか自分たちもおなじようにやられる。」と、反発、恐怖心が大きくなり、離れていくものが増え、そのうち内部抗争、主導権争いが起きるだろう。

 特に今パソコンを駆使して情報発信している欧米から来た連中への反発は強まるとみている。外人部隊はぞの地域の人々の信頼・支持は絶対得られない。歴史が証明している。

 この分析から、僕は過剰な反撃・空爆はかえってマイナスになるだろうと予想する。イスラム国憎しで、アメリカを中心とする空爆参加国が、無差別にイスラム国支配地域を攻撃すればするほど、一般市民の犠牲者が増大し、アラブの民衆はイスラム国への憎悪と同様にアメリカ・イギリス・フランスなどへの憎悪感を深め、それらの国・人々を狙ったテロに走る若者が増えるだろう。

 負の連鎖だ。安倍首相のように強い言葉を発すればするほど、そして空爆に加担(後方支援)すればするほど、その国の民は危険にさらされる。

 ここは冷静に対処すべきだと思う。

2015年2月 2日 (月)

後藤健二さんの死に思う

 「恐ろしい。むごい。悲しい。家族特に奥さんやお子さん、お母さんの無念・喪失感・悲しみを思うとやりきれない。」  「政府は本気で昨年から救出に向けて努力したのか、疑問。」

 「イスラム国の残忍さに反吐が出る。彼らには言葉が通じない。」  「今後同じような悲劇が繰り返し起きる心配があるが、どうしたらよいのだろうか?」

 上記が正直な気持ちである。ほとんどの人が同じような思いに陥ったと想像する。失われた命は帰ってこないが、僕たちはこの悲劇から何を学び、今後どうすればよいのだろうか?複雑な中東情勢故、直ぐ解決できる方策を誰も持たないが、少なくとも日本人として、日本として対処すべきと考えることを書いてみたい。

①イスラム国とイスラム教徒・イスラム系の国々=中東の多くの国々とを混同しないこと。イスラム国(実際は国ではない)を実質的に支配している人々は、その支配下にある人々からも支持されていないし、周辺のアラブの国々・民衆、さらには世界中のイスラム教徒からも支持されていない。

 彼らは狂気の集団だと思う。国家ではないから、無責任。その残忍な行動に責任を持つものはだれ一人いない。だからこそ、こうした凶悪な犯罪を平気でやる。

 この集団と普通のイスラム教徒やアラブ系の人々を同一視しないことが、一番大切だと思う。アメリカやヨーロッパの一部の国では、イスラム系の移民排斥、差別、危険視が起きていると報道されている。

 普通の市民から敵視・歓迎されない環境から、普通の若者がイスラム国へと吸い寄せられる環境が成立する。

 僕の住む袋井市でも顔を黒い布で覆った女性を時々見かける。浜松市でもブブカではないがスカーフを頭にかぶっている人を見かけることがある。

 そうした人たちに偏見を持たないことが大切だと思う。

②安倍首相の危険な姿勢=イスラム国を空爆している有志連合国への支援、特にアメリカへの盲従、自衛隊を人質救出作戦に使えるようしたい、平和憲法をかなぐり捨てて戦争ができる国にしたい、との姿勢=考えが日本人を危険にさらすことになることを、徹底して批判すること、そうしてその方向性にストップをかけることが極めて重要だと思う。

 日本人人質が殺害されるようになったのは、小泉首相時代に自衛隊をイラクに派遣するようになってからである。あれ以来、中東で曲がりなりにも「日本はアメリカとは違う平和国家である」との評価を得ていたのが、少しずつ変わってきた。

 安倍政権になって、空爆を実施している有志連合国の仲間と見なされるまでなってしまった。この評価を変える努力が求められている。

③テロは戦争では防ぐことはできない! 対テロ戦争は何も解決しない。事態が悪化するだけである。アメリカの失敗から世界は学ぶべきなのに、残念ながらイギリスやフランスなどは対テロ戦争の泥沼に入ろうとしている。

 最低限日本はこの道に入らないよう、政府をしっかり監視する必要がある。マスコミの論調にも気を付けることが肝要である。

2015年2月 1日 (日)

原発災害では実効性ある避難計画が立てられない

 浜岡原発が爆発したら、僕たち31キロ圏内の住民は避難を強いられる。実効性ある避難計画は立てられない、再稼働させないことが一番の安全対策であることを、県の職員、市町の職員、そして多くの住民に理解してもらうために、下記の文章を作成し、2月7日、UPZ市民団体交流会で皆さんの賛同を得てから、2月中旬に県の原子力安全対策課を通して、川勝県知事に提出する予定である。

 

川勝平太静岡県知事様

 

  浜岡原発事故災害避難計画に関わる要望及び質問書

 

1. 被ばくを前提にした避難計画に関して

 

 

 

前回「UPZは屋内退避、その後放射性物質が放出され、実測値が500マイクロシーベルトになってから避難する。UPZは一定量を越した時点で避難することになるので、微量であるが被ばくを前提とした避難計画となっている」と、回答をいただきました。

 

 私たちは500マイクロシーベルトは微量だとは到底考えられません。UPZ圏内の住民として、被ばくを前提にした避難計画は受け入れられません。

 

 住民が被曝することなく避難できる計画を策定してください。

 

 

 

2. 停止中と再稼働された場合に関して

 

 

 

浜岡原発が現在のように停止中の場合と、再稼働されて原子炉内で核分裂が起きている場合の原発事故では、その被害・影響の大きさ、事故対処、避難の時間的余裕は、大きく異なります。

 

 県の避難計画はどちらを想定して立てられるのですか。避難を強いられる住民として、2つの場合を想定しての避難計画策定を望みます。

 

 

 

3. シュミレーションに関して

 

 

 

昨年4月に発表された県のシュミレーションは、地震による道路の損壊、橋の滑落、火災、崖崩れなどを考慮していません。またどの方向に避難するのかの設定もなく、ただやみくもに31キロ圏外に避難することのみを想定してどれぐらい時間がかかるかをシュミレーションしたにすぎません。

 

 南海トラフ巨大地震が発生して、津波・原発事故が起きる最悪の事態を想定してのシュミレーションを求めます。

 

 

 

4. 老人ホーム等施設で暮らす高齢者の避難に関して

 

 

 

浜岡原発から31キロ圏内の特別養護老人ホーム等施設で暮らす高齢者の避難先確保及びバス等の輸送手段確保は、県が市町行政機関と連携し責任をもって確保してください。

 

 輸送に必要なバス等の車両は、UPZ全体では何台必要とみていますか。またその確保のメドは立っていますか。すでにバス会社等にこの件で協力依頼はしていますか。

 

 

 

5. 入院患者の避難に関して

 

 

 

福島原発事故災害では、双葉町病院等の入院患者は避難先が定まらず、転々と避難途中で命を落とした人が少なからずいます。避難先確保を個々の医療機関任せとせず、県が市町行政機関や受け入れ先行政機関及び当該の医療機関と連携・協力して、責任をもって確保してください。輸送手段の確保についても同様です。

 

 

 

 県として、UPZ圏内の入院患者数をどの程度把握されていますか。また輸送に必要なバス等の車両はどの程度と考えておられますか。その確保のメドは立っていますか。すでにバス会社等にこの件で協力依頼はしておりますか。

 

 

 

6. 上記以外の災害弱者の避難に関して

 

 

 

児童養護施設や福祉施設で暮らす人々、在宅であっても避難には家族以外の助けを要する身体障害者や寝たきり等の要援護者、さらには自閉症や多動など発達障害を抱える子どもさんがいる家族、精神障害者、乳幼児を抱える家族等の避難先は配慮が必要であり、一般の人と同じ体育館等では問題があります。老人ホームの高齢者や入院患者同様に、県が市町行政機関と連携して、安心できる避難先を確保してください。

 

 そのためにもここに記した災害弱者がUPZ圏内にどれぐらいいるのか調査し、その数を教えてください。

 

 また輸送に必要な車両数も調査し、確保に努めてください。

 

 

 

7. 運転手確保に関して

 

 

 

民間人であるバス運転手等に、被ばくの恐れがある状況下では会社も業務命令で行けとは言えないのではないでしょうか。この点、県はどのようにお考えですか。

 

 

 

8. 安定ヨウ素剤に関して

 

 

 

水素爆発した福島原発事故のように放射能が拡散する過酷事故にあっては、安定ヨウ素剤を18歳以下の子ども達にすぐ服用させる必要があります。5キロ圏内は事前配布となっているが、UPZ圏内全ての保・幼・小・中・高への事前配布、並びに教職員への服用に関する事前研修を検討してください。

 

 

 

9. スクリーニングに関して

 

 

 

 一人当たりの放射能測定所要時間はどれぐらいかかるとみていますか。

 

 一人当たりの放射能除染所要時間はどれぐらいかかるとみていますか。

 

 一車両当たりの放射能測定時間はどれぐらいかかるとみていますか。

 

 一車両当たりの放射能除染所要時間はどれぐらいかかるとみていますか。

 

 非常持ち出し袋や衣料など携行品の放射能測定及び除染に要する時間は、一人当たりどれぐらいかかるとみていますか。

 

 福島原発事故あるいはそれを上まわる過酷事故において、放射能測定及び除染対象となる人数・車両数はどれぐらいになると想定していますか。

 

 放射能測定に必要な機器が、県・市町に現在どれぐらいあるか一覧表で示してください。またホールボディカウンターは静岡県内に何台ありますか。

 

 上記⑦に関連し、不足している機器はどれぐらいありますか。

 

 スクリーニングポイントは浜岡を中心に東西それぞれ複数個所と、前回回答いただきましたが、UPZ圏内全ての人間・車両を対象にした場合、何か所必要と考えていますか。また候補地・施設を明らかにしてください。

 

 スクリーニングに必要な人的体制(県・市町職員、国・他県からの応援、中電職員)を数を明らかにして一覧表で示してください。

 

 

 

10.スピーディー、モニタリングポストに関して

 

 

 

 被曝することなく迅速に避難するには、スピーディーの活用が大切と思われます。補助的な位置づけでなく、放射能拡散方向予測に重要な機器として活用してください。

 

 

 

 南海トラフ巨大連動地震・津波が発生した場合、県内のモニタリング施設の健全性が確保できますか。(非常用電源、伝送装置を含んで)

 

 

 

11.段階的避難に関して

 

 

 

 自家用車で3000台毎、PAZ優先、UPZでも例えば袋井市よりも磐田市優先となっていますが、地震・津波・原発事故が同時に起きる過酷災害時において、人々は県の計画通り混乱なく整然と避難するとお考えですか。

 

 

 

 県や市町行政の指示に従わない避難者に対し、警察・自衛隊などに規制の要請をするのでしょうか。

 

 

 

 

 

12.以上の各要望並びに質問に対し、3月20日(金)までに、公開の場での回答をお願いします。その際、私たちとの意見交換の時間を含めて、最低2時間の確保と、原子力安全対策課だけでなく関係する部署の職員の同席もお願いします。

 

 

 

UPZ市民団体交流会(昨年12月20日の会合で今後この名称を使用することに決定)

 

 以下参加団体

 

さよなら浜岡原発・焼津市民の会(焼津市)

 

なくそう浜岡原発・命とふるさとを守る藤枝市民の会(藤枝市)

 

避難者を支援する志太榛原住民の会(藤枝市)

 

浜岡原発はいらない島田の会(島田市)

 

安心して暮らせる島田を創る市民の会(島田市)

 

浜岡原発をなくそう吉田町民の会(吉田町)

 

浜岡原発を考える牧之原市民の会(牧之原市)

 

浜岡原発の危険から住民を守る会(菊川市・御前崎市・掛川市)

 

浜岡原発はいらない・命を守る菊川市民の会(菊川市)

 

浜岡原発を考える会(御前崎市)

 

掛川金曜アクション有志の会(掛川市)

 

原発いらない掛川の主婦たち(掛川市)

 

浜岡原発を考える袋井の会(袋井市)

 

浜岡原発はいらない磐田の会(磐田市)

 

明るい未来を!磐田(磐田市)

 

 

 

UPZ市民団体交流会連絡先

 

437-0035 袋井市砂本町2-10  竹野昇

 

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