海上保安庁への要請書を提出
2月10日午前11時に、清水港にある清水海上保安部に要請文を手渡した。写真は応対してくれた管理課の課長さんに、辺野古の海で何が行われているかを友人が説明している様子。
静岡新聞の記者も来てくれた。このアクションには8名参加。事前に電話で今回の訪問を伝えたら、清水では対応できないからと海上保安庁から直接電話があり、僕たちが行くことをあまり歓迎していない様子だったので、どうなることかと心配だったが、ちゃんと会議室に通してくれて、きちんと応対してくれた。
切々と辺野古の海でいかに海上保安官がひどいことをしているかを皆で伝え、下記の文章を保安庁に届けてほしいと要請した。
2015年2月10日
海上保安庁長官様
沖縄・辺野古における暴力的な過剰警備に抗議し、本来業務に立ち返ることを求める要請書
沖縄・辺野古の海に全国から集められた海上保安官たちは、常軌を逸した過剰警備、暴力行為を行っています。
臨時制限区域外のカヌーの進路を妨害、拘束、サポーターの船に勝手に乗り込み船長から舵を奪って遠くまで追いやる、また作業船に近づいたカヌーのメンバーの中には海保のゴムボートに無理やり引き上げられた際、首を絞められたり、上から強い力で押さえつけられ骨折したり、救命胴衣を破られたり、全治2週間のあごの損傷を負ったものもいます。
二人がかりで顔を海に沈められた被害者もたくさんいます。故意にカヌーを転覆させたり、カヌーのパドルを奪い取って投げ捨てる危険極まりない悪質な保安官もいます。
私たちはこうした過剰警備、公務員である海上保安官による市民への暴力に強く抗議します。
本来海上保安庁の仕事は、海の安全、海難事故防止、被災者の救助などです。現在辺野古で行われている実態は、守るべき市民に暴力をふるい、けがを負わせ、危険にさらし、恐怖感を与える異常な事態です。
結果として海上保安庁がやっていることは、沖縄の圧倒的多くの人々の民意である辺野古新基地建設反対の運動への弾圧であり、豊かな自然・海の破壊行為、軍事基地建設の手助けにほかなりません。
翁長沖縄県知事が、前知事の埋め立て承認に瑕疵がないかを検証する第三者委員会の検証作業が終了するまでは、海上作業の中止を防衛局に求めています。
沖縄の人々のほとんどが、新たな軍事基地を作ることに反対しています。本土の私たちも、米軍のために何千億円もの血税を使い、ジュゴンやウミガメなど貴重な生き物が生息し、サンゴ礁のきれいな海を埋め立てて軍事基地を作ることは容認できません。
海上保安庁は本来の業務に立ち返り、辺野古における過剰警備、暴力行為を直ちにやめることを要請します。
袋井憲法9条の会 静岡・沖縄を語る会
志太・憲法を大切にしよう会 人権平和・浜松
映画『侵略』上映委員会 憲法九条を護るいわた市民の会
実はもとの文書には「要請書・抗議文」となっていたが、抗議文は送ることができないというので、その場で抗議文の箇所に線を入れ、要請文とした。封筒までちゃんと用意してあり、送ってくれることを約束してくれた。
対応してくれた課長さんはとても真面目そうな方だった。清水から応援の若い保安官が辺野古にいっていると思われるから(今後も交代で送られるだろうから)、暴力は振るわないよう指導してくださいとお願いした。
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「首を絞められたり、上から強い力で押さえつけられ骨折したり、救命胴衣を破られたり、全治2週間のあごの損傷を負」それは証拠写真と共に当然、提訴したんでしょうね?頑張って下さい。
「カヌーのパドルを奪い取って投げ捨てる」その前にパドルで殴ろうとしたんじゃないの?殴ったかもだし。公安も人間だもんね。
「現在辺野古で行われている実態は、守るべき市民に暴力をふるい、けがを負わせ、危険にさらし、恐怖感を与える異常な事態」と言っても工事者側の安全も図る必要がありますからねぇ。だもんでの立ち入り禁止区域。公安が近付かない程度の所でアンカーを打って浮かんでいるだけなら何も起こらないのかと。羽田やウミホタルでも同じです。
「沖縄の圧倒的多くの人々の民意」鳩山が首相になる前の民意は何処へ行ったの?その程度のものなんじゃないの?
投稿: イエローロンパリ | 2015年3月17日 (火) 17時26分