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2015年2月19日 (木)

原発事故災害広域避難計画に関わる僕たちの要望・質問書を県に提出

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 18日10時に、提出に先立って県政記者クラブで記者会見を行った。その時説明用に用意した文章。

 

今回提出する要望及び質問書のポイント

 

1. 被ばくを前提にした避難計画を受け入れられない

 

 毎時500マイクロシーベルトに達するまで屋内退避で待つことはできない。

 

2. 原発停止中と稼働中の避難計画の違いを問いたい。

 

3. 県のシミュレーションの問題性を問いたい

 

4. 災害弱者の避難は行政が責任を持つことを明確にしたい

 

5. 安定ヨウ素剤を子ども達に早く服用させる体制の検討依頼

 

6. スクリーニングの具体的準備を問う。

 

7. スピーディーを放射能拡散予測に不可欠なものと求める

 

8. 3000台毎の段階的避難の困難性を問う。

 

9. 避難を強いられる住民抜きの実効性なき避難計画策定とならないよう、県の担当者との率直な意見交換を求める

 

 

 マスコミは新聞社が4社とテレビ局が1社、取材してくれた。この後、11時から県危機管理部原子力安全対策課に行って、下記の要望及び質問書を提出した。

 記者会見の時もそうだったが、こちらからは多くの人に発言・説明してもらうようにした。

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 事前に電話で18日に行く旨伝えたときは、課長が対応できないかもしれないがそれでも良いですかといわれたが、議会があったようにもかかわらず途中抜けてきちんと対応してくれた。

 今回は提出と説明のみだったが、3月回答の時が重要だと考えている。相手の回答をそうですかと聞くだけでなく、避難計画策定に住民の意見を反映させるため、意見交換の時間を最低2時間求めている。

 行政との話し合いを通じて、被ばくすることなく94万人のUPZ圏内住民が避難することは不可能、避難計画策定は無理ということを、担当者も県民もはっきり悟る、そして最大の安心安全な対策は、「浜岡原発を再稼働させない!」ことであると、UPZ圏内だけでなく全ての県民に知ってもらう、これが僕たちの目的である。

 

                              2015年2月18日

 

川勝平太静岡県知事様

 

  浜岡原発事故災害広域避難計画に関わる要望及び質問書

 

 

 

 私たちの団体は浜岡原発から31キロ圏内の脱原発社会の実現を願う市民団体交流会です。もし過酷事故が起きたら避難を強いられる住民として、現在県が策定作業を進めている原発災害避難計画に関して、以下に記す質問並びに要望を提出いたします。

 

 私たちの立場は、最大の安全・安心は「浜岡原発を再稼働させない。最終的には廃炉にする。」に尽きると考えておりますが、東海・南海トラフ巨大連動地震がいつ起きるともわからず、広域避難計画を策定する重要性は認識しております。

 

 その際、住民不在の机上の空論のような避難計画は実効性がなく、再稼働の環境を整えるのに利用されるだけではと危惧しています。浜岡原発災害の影響は31キロ圏内にとどまらず、静岡県内外の広範囲に及ぶことを承知していますが、31キロ圏内の市民団体として、今回の要望・質問はUPZ圏内に関係することに限定しています。

 

 

 

1. 被ばくを前提にした避難計画に関して

 

 

 

前回「UPZは屋内退避、その後放射性物質が放出され、実測値が毎時500マイクロシーベルトになってから避難する。UPZは一定量を越した時点で避難することになるので、微量であるが被ばくを前提とした避難計画となっている」と、回答をいただきました。

 

 私たちは毎時500マイクロシーベルトは微量だとは到底考えられません。UPZ圏内の住民として、被ばくを前提にした避難計画は受け入れられません。

 

 住民が被曝することなく避難できる計画を策定してください。

 

 

 

2. 原発停止中と稼働中の避難計画の違いに関して

 

 

 

浜岡原発が現在のように停止中の場合と、再稼働されて原子炉内で核分裂が進行中の原発事故では、その規模、被害・影響の大きさ、災害対策、避難の時間的余裕などは、大きく異なります。

 

 県の避難計画はどちらを想定して策定されるのですか。もし県が稼働中を想定しているなら、避難を強いられる住民として、両ケースを想定して避難計画を策定すべきだと思いますが、そうなっていますか。

 

 

 

3. 広域避難シミュレーションに関して

 

 

 

昨年4月に発表された県のシミュレーションは、地震による道路の損壊、橋の滑落、火災、崖崩れ、液状化などによる交通障害を考慮していません。またどの方向に避難するのかの設定もなく、ただやみくもに31キロ圏外に避難することのみを想定してどれぐらい時間がかかるかをシミュレートしたにすぎません。

 

 東海大地震を含む南海トラフ巨大連動地震が発生して、津波・原発事故が起きる最悪の事態を想定したシミュレーションを求めます。

 

 

 

4. 老人ホーム等福祉施設で暮らす高齢者の避難に関して

 

 

 

浜岡原発から31キロ圏内の特別養護老人ホーム等施設で暮らす高齢者の避難先確保及びバス等の輸送手段確保は、県が市町行政機関と連携し責任をもって実施してください。

 

 輸送に必要なバス等の車両は、UPZ全体では何台必要ですか。またその確保のメドは立っていますか。すでにバス会社等にこの件で協力依頼はしていますか。

 

 

 

5. 入院患者の避難に関して

 

 

 

福島原発震災では、双葉町病院等の入院患者は避難先が定まらず、転々と避難途中で命を落とした人が少なからずいます。避難先確保を個々の医療機関任せとせず、県が市町行政機関や受け入れ先行政機関及び当該の医療機関と連携・協力して、責任をもって確保してください。輸送手段の確保についても同様です。

 

 

 

 なお県として、UPZ圏内の入院患者数をどの程度把握されていますか。また輸送に必要な車両はおよそ何台ですか。その確保のメドは立っていますか。すでにバス会社等にこの件で協力依頼をしていますか。

 

 

 

6. 上記4,5以外の災害弱者の避難に関して

 

 

 

児童養護施設や福祉施設で暮らす人々、在宅であっても避難には家族以外の助けを要する身体障害者や寝たきり等の要援護者、さらには自閉症や多動など発達障害を抱える子どもさんがいる家族、精神障害者、乳幼児を抱える家族等の避難先は配慮が必要であり、一般の人と同じ避難所では問題があります。老人ホームの高齢者や入院患者同様に、県が市町行政機関と連携して、安心できる避難先を確保してください。

 

 そのためにもここに記した災害弱者がUPZ圏内に何人いるのか調査し、その数を市町別に一覧表で示してください。

 

 また輸送に必要な車両数も調査し、確保してください。

 

 

 

7. 避難バス等の運転手確保に関して

 

 

 

民間人であるバス運転手等に、被ばくの恐れがある状況下では会社も業務命令で行けとは言えないのではないでしょうか。この点、県はどのようにお考えですか。

 

 

 

8. 安定ヨウ素剤に関して

 

 

 

水素爆発した福島原発災害のように放射能が拡散する過酷事故にあっては、安定ヨウ素剤を18歳以下の子ども達にすぐ服用させる必要があります。5キロ圏内は事前配布となっていますが、UPZ圏内全ての保・幼・小・中・高への事前配布、並びに教職員への服用に関する事前研修を検討してください。

 

 

 

9. スクリーニングに関して

 

 

 

 一人当たりの放射能測定所要時間はどれぐらいかかると推定していますか。

 

 一人当たりの放射能除染所要時間はどれぐらいかかると推定していますか。

 

 一車両当たりの放射能測定時間はどれぐらいかかると推定していますか。

 

 一車両当たりの放射能除染所要時間はどれぐらいかかると推定していますか。

 

 非常持ち出し袋や衣料など携行品の放射能測定及び除染に要する時間は、一人当たりどれぐらいかかると推定していますか。

 

 福島原発事故あるいはそれを上まわる過酷事故において、放射能測定及び除染対象となる人数・車両数はどれぐらいになると想定していますか。

 

 放射能測定に必要な現有機器(ホールボディカウンターを含む)の配置状況(県・市町)を一覧表で示してください。

 

 上記⑦に関連して、不足している機器名・数量を一覧表で示してください。

 

 スクリーニングポイントは浜岡を中心に東西それぞれ複数個所と、前回回答いただきましたが、UPZ圏内全ての避難者・避難車両を対象にした場合、何か所必要と考えていますか。また候補地・施設を明らかにしてください。

 

 最悪事態でのスクリーニングに必要な人的配置を、県・市町職員、国・他県からの応援、中電職員の数を明らかにして一覧表で示してください。

 

 

 

10.スピーディー、モニタリングポストに関して

 

 

 

 被曝することなく迅速に避難するには、スピーディー等の活用が必要と思われます。補助的な位置づけでなく、放射能拡散方向予測に不可欠なシステムとして活用してください。

 

 

 

 東海大地震を含む南海トラフ巨大連動地震・津波が発生した場合、県内のモニタリング施設の健全性(非常用電源、伝送装置を含む)を確保できますか。

 

 

 

11.段階的避難に関して

 

 

 

 自家用車で3000台毎、PAZ優先、UPZでも例えば袋井市よりも磐田市優先となっていますが、地震・津波・原発事故がほぼ同時に起きる原発震災時において、31キロ圏内の住民は県の計画通り混乱なく整然と避難するとお考えですか。

 

 

 

 県や市町行政の指示に従わない避難者に対し、警察・自衛隊などに規制の要請をするのでしょうか。

 

 

 

 

 

以上の各要望並びに質問に対し、3月20日(金)までに、公開の場での回答と関連資料の提供をお願いします。その際、私たちとの意見交換の時間を含めて、最低2時間の確保と、原子力安全対策課だけでなく関係する部課職員の同席をお願いします。

 

 

 

UPZ市民団体交流会(昨年12月20日の会合で今後この名称を使用することに決定)

 

 以下は参加団体

 

なくそう浜岡原発・命とふるさとを守る藤枝市民の会(藤枝市)

 

さよなら浜岡原発・焼津市民の会(焼津市)

 

避難者を支援する志太榛原住民の会(藤枝市)

 

浜岡原発はいらない島田の会(島田市)

 

安心して暮らせる島田を創る市民の会(島田市)

 

浜岡原発をなくそう吉田町民の会(吉田町)

 

浜岡原発を考える牧之原市民の会(牧之原市)

 

浜岡原発の危険から住民を守る会(菊川市・御前崎市・掛川市)

 

浜岡原発はいらない・命を守る菊川市民の会(菊川市)

 

浜岡原発を考える会(御前崎市)

 

掛川金曜アクション有志の会(掛川市)

 

原発いらない掛川の主婦たち(掛川市)

 

浜岡原発を考える袋井の会(袋井市)

 

浜岡原発はいらない磐田の会(磐田市)

 

明るい未来を!磐田(磐田市)

 

 

 

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コメント

改修された原発がどうにかなるような地震と津波から生き残れるとお思い?万万が一、生き残ったとしても計画を実行すべき自治体が壊滅してるもん、どんな計画も無駄だと思うけど。そんな広域災害じゃてんでんばらばらに逃げるしかありませんよ。マスクして合羽来て傘さしてかな。あればの話しで、しかも風が逆なら不要ですが。
生き残るのは原発作業員だけだったりして^^;;

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