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2015年7月

2015年7月31日 (金)

沖縄・高江・辺野古レポート 再開編 その2

『 高江の魅力(人を引き付けるもの) 』

 退職してから高江に通いだして8年になる。僕もそうだが、高江にはリピーターが多い。何が多くの人を高江に引き付けるのだろうか?

 ①やんばるの森=自然

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 北部訓練場に囲まれたところであるが(上の写真のようにオスプレイや他の機種のヘリがたまに上空を飛ぶ。米軍のトラックが目の前を走ることも1週間滞在すれば1,2回は遭遇する)、広大ややんばるの森にいると、心が癒される。ストレスが減少する。

 夏は確かに熱いが、那覇や辺野古に比べると、2度ぐらい低い。木陰の下で、風があると、ここちよい。

②地元高江に住む人々

 8年も通い続けると、高江に住んでヘリパッド建設反対運動を続けている人たちと顔なじみになる。今回も多くの高江住民と再会し、テントの中で共に座り込み、話した。

 皆素朴な魅力的な人たちである。都会に住む人々が持たない人間的な何かを持っている。そうした住民に会えるのも、多くの人を高江に引き付ける大きな要因だと思う。

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 立って説明しているのは、この日のテント当番・げんたつさんの奥さん。映画「標的の村」に出てくる家族のお母さん。

③リピーターとの再会・新しい出会い

 映像を入れようとしたが、どういうわけか入らない。プライバシーもあるから、写真はアップできないが、7月3日から9日までの間に、実に多くの人々と再会し、また新しい出会いがあった。

 うれしかったのはピースボート62回クルーズでご一緒したTさんご夫婦と会ったことだ。僕は申し訳ないが彼らのことは忘れていた。しかしご夫妻のほうから声をかけてくれ、62回クルーズで一緒だったことが分かった!

 62回クルーズはトラブル発生で、寄港が10日も遅れ、乗客が苦労や喜びを分かち合った。僕はトラブル処理の代表だったこともあり、あの時の乗客は僕のことを覚えていてくれたのだ。

 船内では沖縄米軍基地問題を沖縄出身の乗客が自主企画した。僕はその中心人物と親しくなり、協力した。あの時の乗客が、高江まで来てくれるとは!

 高江は初めてというので、車でN1裏を案内したり、高江の闘いの説明をした。話しているうちに、確かにTさんが62回クルーズの乗客であり、よく船内でお会いしたことを鮮明に思い出した。

 ピースボートのスタッフだった人との新しい出会いもあった。他の人との再会や新しい人との出会いは、次回その3で続けたい。

2015年7月29日 (水)

沖縄・高江・辺野古レポート 再開編  

 7月9日に沖縄から戻り、その報告をきちんとまとめるつもりだったが、安保法制関連の記事が多くなり、レポートが中断していたので、再開したい。

 本土のマスコミは辺野古のことはたまに取り上げるが、高江のことは全く報道しないので、今日は高江の現状をレポートする。

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 この写真は7月3日、高江N1テントで撮影。実は7月1日に静岡空港へ行ったが、悪天候のため飛行機が飛ばず、翌2日夜、高江に着いた。遅れを取り戻すため、2日の夜はテント前の泊まり込み監視活動に参加。レンタカーで寝た。

 3日の朝起きて気づいたのだが、車で泊まり込んでいたのは他に女性2名がいた。僕が車で着いたのは分かったそうだが、車の外に出ると危険なので(米兵かも? 女性を狙う悪い男かも?)、朝まで車の中にいたそうだ。

 高江には今年3月にも行ったが、前回と状況が少し違うのは、防衛局がこのテントと工事阻止のためフェンス前に止めてある車2台を排除するため、県道の路肩(白い線が引いてある部分)を米軍提供区域にしようとしている点である。

 県道は米軍基地内を走っている! 本土の人間には驚きだが、沖縄の人々の生活道路(観光客も通る幹線道路)県道70号線は、米軍のお情けで沖縄県が使わせてもらっている。

 ここは沖縄。この土地は沖縄の土地である。明治以前は琉球王朝が所有する広大な森林(やんばるの森)だった。明治政府による琉球処分で、琉球王朝が廃止させられ、土地は全て国有林に編入された(大和の政府に盗られた!)。

 沖縄戦で米軍が沖縄を占領し、戦後沖縄が日本から切り離され(昭和天皇がマッカーサーに沖縄を使ってくれと言ったのは、有名な話である。)、軍事植民地とされた時代に米軍基地拡張の一環として、この広大な北部訓練場が作られた。

 北部訓練場はあまりにも広大なので、鉄条網に囲まれていない。どこからでも立ち入ることが可能である。県道70号線はそのような時代背景・環境の中で、今では国頭村・へと岬に東から行く幹線道路として機能している。

 県民の生活のために米軍と協議して県道70号線としたその路肩部分を、米軍に帰す(米軍提供区域に戻す)というのだ。

 道路の管理は車道部分だけでなく、路肩の管理も重要である。排水溝の管理や路肩部分の草刈りも必要である。また路肩の白線から山側の空き地は、交通事故を避けるためのスペースとして重要である。

 防衛省・防衛局は、何が何でもN1地区に新たな2つのヘリパッド(オスプレイが離発着できる直径70メートルのヘリコプター着陸帯)を作るため、工事を阻止しているテントと車を排除しようとしているのだ。

 さらには僕たちが工事阻止のために米軍提供区域に立ち入り座り込んだら、日米地位協定により逮捕出来るように狙っている。

 しかし県道であるがゆえ、防衛局も勝手にはできない。沖縄県との協議が必要である。幸いにも、まだ県に対し国側からこの件での正式な協議申し入れはない。

 

2015年7月27日 (月)

安保関連法案を廃案にするために  浜松市での集会・パレード

 7月26日午後5時から、浜松市で安保法制反対の集会・パレードがあり、郡上八幡市からの帰途立ち寄り、参加した。

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 真ん中で安倍政治を許さないメッセージを持っているのは僕。僕の娘夫婦も参加した。

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 参加者は約800人。若者や子どもも参加。あまり硬い集会にせず、歌や楽器演奏、若者のスピーチを全面に出した企画はよかった。

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 弁護士9条の会が呼びかけて実現したが、党派関係なく多様な団体・個人が参加できるようにしたのも、成功の要因だったと思う。数の上では60代の参加者が多いが、若者の意見を取り入れ、チラシ作成・集会の進行・雰囲気作り・パレードのコール・鳴り物の手作り楽器など、全て若者の感覚にあう内容だった。

 老練な経験者は裏方に徹していた。これからは頭が固い僕らの手法でなく、若者感覚が大切になる時代になってきたなと、感じさせられるイベントだった。

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 パレードも久しぶりに長いものとなった。次回の浜松の集会・パレードは8月22日と発表された。今回を更に上回る取組になるよう、皆で力を合わせたい。

2015年7月24日 (金)

短い夏休み

連日活動だと、長い闘いに体と気持ちが持たない。2泊3日の短い旅にこれから出発。もっとも、26日夕方は、浜松市での戦争法案反対のイベントに参加するが。

 そんなわけで、3日間ブログは休ませてもらいます。

2015年7月23日 (木)

戦争法案を廃案にするために  袋井憲法9条の会の決定

 22日袋井憲法9条の会の会合で、昨日このブログで紹介した自民・公明への抗議と議員個々への働きかけをしようということになった。

 今日その作業に取り組む。また澤地さん呼びかけの「阿部政治を許さない」メッセージを自宅の玄関や窓、車の窓に掲示することも、できる人はやろうということになった。

 また地元選出自民党宮沢衆議院議員には直接選挙事務所にこちらが出向いて、安保関連法案について話し合いをすることになった。地元選出の県会議員・山本たかし氏にも話し合いの申し入れをすることが決まった。

 さらには26日、浜松市での集会・パレードに参加することや、来週袋井駅前でアピール活動をすることも。

 これから自民公明への抗議文と個々の議員への訴えを送る作業をする。やるべきことがたくさんあるが、粘り強くできることをやっていきたい。

2015年7月22日 (水)

戦争法案を廃案にするために 今日・昨日作成した文章(9条の会に提案する原案)

以下の2つの文章は、本日袋井憲法9条の会で審議してもらうための原案である。抗議文は、相手がまともに読んでくれないだろうが、麻生太郎が「皆さんのところに抗議が来ていますか?通常なら山のように来るはずだが、少ないですね。」と、ふざけたことを言っているので、相手の期待に応えるためのものである。

 自民・公明全ての議員への働きかけは、衆院・参議院議員会館の各事務所へ、メール・ファックスで送るつもりである。数が多いので大変な作業になるが、一筋の希望を求めてのアクションと考えている。

 全国の多くの9条の会・個人が、是非個々の議員への働きかけをしてほしいと思う。

 

自民党・公明党本部

 

自民・公明各県・府・道・地方本部各位

 

 

 

 憲法違反の安保関連法案、数の力でのゴリ押し採決に抗議する

 

 

 

 衆議院特別委員会・本会議において、安保関連法案は憲法学者のほとんど・元内閣法制局長官の多くが明確に憲法違反であると指摘しているにも関わらず、また国民の多くが反対、もしくは理解できない・疑問を持っているにも関わらず、野党の反対を押し切って貴党は法案を可決しました。

 

 これは立憲主義を自ら破壊する行為であり、断じて許すことができません。戦後歴代の内閣・首相・内閣法制局が「憲法上、日本は集団的自衛権の行使はできない」と明確な立場をとってきたにも関わらず、安倍内閣・自民公明の与党だけの判断で、どうして憲法違反の法律を成立させることができるでしょうか?

 

 これでは自民・公明両党は憲法違反の政党であると断じざるを得ません! 民主主義は数で全てを決めるわけではありません。特にこの法案は日本の将来に大きな影響を及ぼす重要法案です。慎重のうえにも慎重にあらゆる角度から徹底審議が必要です。

 

 100時間以上審議したと貴党はいいますが、この法案は全部で11もあります。10の法案を一つにまとめたこと自体が十分な審議を妨げています。このことは特別委員会の浜田委員長すら認めています。

 

 参議院で十分な審議をし、それでも理解が得られないなら、出直す、これが民主主義だと思います。衆院での再議決など到底許されるものではありません。

 

 

 

       袋井憲法9条の会 代表 竹野昇

 

 

自由民主党・公明党所属国会議員の皆様へ

 

  憲法違反の安保関連法案に反対してください!

 

 集団的自衛権行使を認め、自衛隊が海外どこでも米軍等外国の軍隊に後方支援を可能にする安保関連法案は、明確に憲法違反です。憲法学者のほとんどが、元内閣法制局長官の多くが、かつて自民党の幹部だった方たちも、憲法上日本は集団的自衛権行使はできない、やるなら憲法を改正すべきだ、その手続きを経ずにやるのは立憲主義に反すると指摘しています。

 

 国会議員は憲法99条により、憲法を尊重し擁護する義務を負う、と、憲法に従って議員活動をしなければなりません。しかるに憲法違反の法案を可決する行為に加担するのは、憲法違反の国会議員になるということになります。

 

 自民党では村上議員ただ一人が自分の良心に従い法案に反対されていますが、本音のところでは多くの議員の皆様方も、「これはまずい」「国民の理解も得られていない」「憲法を改正してからやるのが筋だ」「これでは憲政に汚点を残す」「何もそんなに急ぐ必要がない」「廃案にして出直すべきだ」と、疑問に思われているものと察します。

 

 この法案は日本の国の形を変える重要法案です。曲がりなりにも憲法の縛りで戦争をしない国として歩んできた、「平和国家」としての国の有り様が、法案が成立すれば大きく転換することになります。

 

 おりしも今年は戦後70年ですが、戦闘による死者を一人も出さなかった自衛隊員を命を落とす危険にさらし、さらには日本人がテロの標的になる可能性が飛躍的に高まる危険性をもたらすのは、貴方たち一人一人の国会議員の判断にかかっています。その責任は重いです。後世にまでその責任が及びます。

 

 党内で、所属グループで、選挙区の支持者との会合で、議論と対話を深め、このまま多くの国民の反対を押し切って今国会で無理に成立させるのがよいのかどうか、再考してください。

 

 参議院の議論はこれからです。野党や国会外の意見・主張に真摯に耳を傾け、熟考してください。衆院での再議決になった場合には、党の方針に黙って従う投票ロボットにならずに、自分の政治理念に従い、そして憲法を尊重する議員として行動してください。

 

 

 

               袋井憲法9条の会 代表 竹野昇

 

 

 

2015年7月20日 (月)

戦争法案を廃案にするために フェイスブックから面白いアイデアをもらった!

 フェイスブック憲法9条の会に入っている。今日、参考になる面白いアイデアをいただいた。

 澤地さん呼びかけの「安倍政治を許さない」をビルの窓に掲示した人がいる。「そうだ! 皆が自分の家の窓や玄関に掲示すればよいのだ! 車の窓にも!。商店の人は店に!。アパートやマンション住まいの人も道路から見える窓に!。 どこでもよい。大きさも拡大・縮小して自由自在にすればよい。

 毎日掲げるもよし。廃案にするまでもよし。安倍内閣を倒すまでもよし。勇気のある人は自分のシャツにプリントするもよし。

 町中、日本中、「安倍政治を許さない」メッセージがあふれたら、世論が盛り上がると思う。テレビ、新聞、週刊誌が取り上げるようになれば、この誰でも手軽にできる運動=意思表示は、さらに広がると確信する。

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2015年7月19日 (日)

戦争法案を廃案にするため、静岡県で実現した超党派の総がかり行動

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 7月18日午前10時半から11時半まで、駿府城公園で上記写真の集会が行われ参加した。東京や大阪でも取り組まれている超党派の総がかり行動が実現できた意義は大きいと確信する。

 集まったのは約2,000人。テレビ局や新聞社などマスコミもたくさん来てくれた。妻がテレビに僕もちらっと写っていたよと言っていた。

 集会で話した人たちも多彩だった。社民党幹事長の又市さん、県内衆議院議員の民主党・小山さん、共産党・島津さん、各団体からのリレートークと、話を聞く側が退屈しない集会だったと思う。

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 フェイスブックで熱心に情報発信している3人のお子さんを持つ浅羽さん。

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 県弁護士会会長の大石さん(僕たちの浜岡裁判の弁護団事務局長でもある)。

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 掛川市の小野住職。宗教者平和会議の立場から。

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 保育園の園長でもあり、母親でもある立場から。お名前をメモし忘れた。

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 戦争をさせない1000人委員会・静岡の立場から。

 11時45分から市内パレード。久しぶりの長いパレード(デモ)になった。

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 この行動には袋井から2名が参加。しかし、袋井市でも午後1時から全国一斉に取り組まれた、澤地さん呼びかけの下の写真にあるメッセージを掲げる行動には、10名が取り組んだ。

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 僕はこのメッセージを持って集会に参加した。今日の朝日新聞に掲載された写真の一番右端でメセージを掲げているのが僕です。

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2015年7月17日 (金)

戦争法案が衆院で可決されたが、闘いはこれから

 2015年7月16日(木)午後、衆議院本会議で自民・公明により、憲法違反の安保関連法案(11もの戦争法案)が強行採決された。歴史に残る日として記憶にとどめたい。

 しかしまだ正式に法案が成立したわけではない。参議院特別委員会、本会議、さらには衆院での再議決を経なければ、成立しない。僕たちには約2か月の時間がある!

 沖縄では、「絶対あきらめない」が新基地建設反対運動の合言葉である。圧倒的な権力(内閣・防衛省・警察・海上保安庁など)で、庶民から絞った圧倒的な金をふんだんに使い民間業者(工事業者・警備会社など)、工事を阻止しようとする人間に襲い掛かり、作業をどんどん強行する。

 高江では、ヘリパッドが2つ作られてしまった。辺野古では、ボーリング調査をやられている。キャンプシュワーブ基地内では、米兵の真新しい宿舎がどんどん作られている。しかし、あきらめない!

 まだ完全にやられたわけではない! 高江では残り4つのヘリパッド建設を完全に阻止している。辺野古の海は埋め立てられていない!

 これからだ!  権力側もこれからなら、阻止する我々も、これからだ!

 僕はこのような戦略を持っている。① 世論作り。 戦争法案の危険性を多くの人に知ってもらう努力。駅前・繁華街でのちらし配布やマイクでの訴え、集会、学習会、街頭デモ(パレード)。

 フェイスブックやツイッター、メールでの訴え。近所の人ととりとめもない会話で、飲み会で話題にする。安保関連法案を廃案にしようとの圧倒的な世論を形成する。

 この世論が自民・公明党の支持率を彼らが危機感を抱く程度まで下げる。「政権が持たない」「来年の参議院選挙で壊滅的敗北を被る」「支持者がどんどん離れている」と、思い知らせる。そうして衆院での再議決をためらわれさせ、もっと時間をかけて国民の理解を得られるよう(実際には得られるはずがないが)次の国会で、と、安倍首相から離反させる。

 ② 自民党・公明党の国会議員一人一人の事務所(選挙事務所と東京の議員会館事務所)にメールやファックス・電話・はがきで、「強行採決の抗議と、憲法違反の法案に賛成しないで」との訴え。

 ③ 自民・公明の地方組織や末端の党員への働きかけ。特に公明党に影響力がある創価学会への働きかけ。彼ら内部から党本部に、「これでは地方が持たない。地方選にも悪影響が出る」と訴えが続出する状況を作る。

 ④ 自衛隊員やその家族への訴え。

 そのほかにも色々あるだろう。とにかく各自が、それぞれの団体が、創意工夫して、粘り強く戦争法案を廃案にするため努力しよう。

2015年7月15日 (水)

戦争法案を廃案にするため、絶対あきらめない!

 残念ながら今日15日、特別委員会で強行採決される。昨日、公明党地方組織に要請行動をしたが、仮に今日委員会で可決されても、衆院本会議、参院特別委員会、参院本会議、さらには衆院本会議で再議決と、政府与党側はまだまだハードルがある。

 今日の新聞に、「安保関連法案に反対する学者の会」の署名に、9766人の学者・研究者が賛同していることが報道されている。

 また静岡大学の教官が学内で学生に自分たちが作った法案反対のちらしを配布している様子が写真入りで紹介されている。

 みんな真剣に動き出した! これまでこうした活動に参加しなかった人たちも、「このままではいけない」と、動き出した。 憲法改正容認、自衛隊の海外派兵容認の立場だった人たちも、こんなあいまいな法案が通れば、自衛隊が米軍の要請でとどまることなく戦争に協力させられる、自衛官の命が危険にさらされる、と、反対の声を上げ始めた。

 この流れは本物だと確信する。みんな、「今、やらなければ、いつやる?」と、強い危機感と未来の世代への義務感?から、動き出した。

 沖縄では、『 絶対あきらめない! 』が、辺野古新基地建設阻止・高江ヘリパッド建設阻止の合言葉である。そして、『オール沖縄』が、つまり「目的・思いが同じなら一緒に協力してやる」精神が、沖縄に定着している。

 僕たちも沖縄の闘いに学び、自民公明対、オールジャパンで、この悪法を葬り去るまであらゆる手段を尽くして、頑張ろう。まだまだオールジャパン側には時間とチャンスがある。あきらめずに、創意工夫ある運動をしていこう。

 今日強行採決されたら、明日は公明党・創価学会のあらゆる地方組織(もちろん、本部も)宛ての抗議文を作成し、送るつもりである。

 時間が許せば、自民党の組織にも。更には自民・公明の国会議員にも。

2015年7月14日 (火)

戦争法案を強行採決させないために 公明党への働きかけ

 15日にも戦争法案(安保関連法案)が委員会採決される恐れが高まってきた。何とか食い止めるため、下記の文章を作成し、公明党の地方組織にファックス送信した。知人2名にも。

 

憲法違反の安保関連法案、自民党と一緒に強行採決しないよう、党本部に要請してください!

 

 

 

 今、国会で審議されている「安全保障関連法案」は、全部で11もあります。政府は十分審議を尽くした、15日にも委員会採決、今週中に衆院本会議で採決したいと言っていますが、私たち国民は「十分審議が尽くされた」とは全く思っていません。11もの法案の中身はほとんどの国民が理解・納得していないのが現状です。

 

 この安保関連法案は100時間を超えたから、審議を尽くしたというほどの軽い法案ではありません。戦後日本が歩んできた「平和国家」「戦争をしない国」としての有り様が大きく変わる重大法案です。

 

 公明党にとっても、「平和の党」の存在そのものが問われる重大法案です。まさに党の「存立基盤」が揺るぐ重大事です。

 

 党を基本的に支えているのが創価学会ですが、その内部でこの問題に関して自由闊達な真剣な議論が行われていません。公明党組織の末端においても同じです。

 

 国政・地方選挙では、信者以外の公明党支持者の協力が絶対必要ですが、今回の法案を自民党と一緒に強行採決するなら、心ある人たちは離れていくでしょう。信者や党員の中には、「裏切られた」「失望した」と無念な思いから、組織から離れる人も出るかもしれません。

 

 「何をそんなに急ぐのか?」、全く理解できません。安倍首相は、国会に法案を出す前にアメリカで対米約束をしてきた手前、急ぐ事情があるでしょう。審議が続けば、法案の違憲性がますます国民に分かり、安倍内閣の支持率が低下するのを恐れているのでしょう。

 

 しかし、公明党は安倍内閣と心中する必要がありません。自民の暴走に歯止めをかけるのが、政権に参加している公明党の役割だと思います。

 

 どうか党中央に、強行採決をしない様要請してください。

 

 

 

  静岡県袋井市 匿名希望

 

 匿名希望としたのは、こうしたほうがひょっとすると信者あるいは公明党党員・支持者からのファックスかもと、思ってもらうため。

 ファックス番号を探すのに苦労した。インターネットで調べたが、ファックス番号の掲載がないところが多い。

 参考までに送った地方組織とファックス番号をリストアップする。

東京本部 03-3353-3281

静岡県本部 054-285-7573

東大阪市議員団 06-4309-3031

川崎市議員団 044-245-4137

福岡市議員団 092-741-4597

吹田市議員団 06-6337-6856

埼玉県県議員団 048-822-9408

浜松市平和会館 053-468-2510

 調べるとメールでご意見要望を送れる地方組織がかなりある。これからそうしたところにメールで送るさぎょうにとりかかる。とにかく、ダメモトであらゆる手段を尽くして、やるほかない。後に悔いを残さないために。

2015年7月12日 (日)

沖縄の夏 高江・辺野古 2

 本州も台風の影響で、地域的に豪雨になったり、猛暑になったり、色々な影響が出ている。僕が滞在した沖縄ももろに台風の影響を受けている。1日早く帰ったのもそのせいだが、ここでは本土のマスコミでは伝わらない【よい影響】をレポートする。

 【 ボーリング調査の台船や辺野古の海をかこっているフロートが撤去され、工事が約2週間ストップ 】

 台風が近づくと、その度に海底ボーリング調査ができなくなる。美ら海を埋め立てるため、海底の岩盤の強度を調べるのがボーリング調査であるが、カヌー隊や抗議船の活動による遅れと共に、自然現象による遅れも目立つ。防衛局はそのため、工事完了を9月まで伸ばした。

 今回台風9,10,11号が沖縄を襲っているが、辺野古で体を張って阻止活動している仲間は、「神風だ。自然も我々に味方している」、と喜んでいる。テントの撤去作業など、余分な仕事が増えるが、工事が遅れることが一番うれしい。

 【 カヌー隊は休養 】

 海上保安官に拘束されたり、カヌーを転覆されたり、危険な目にあっているカヌー隊(正式名称は”辺野古ブルー”)のメンバーは、台船が全て撤去され、海が荒れてカヌーを漕ぐ練習ができない期間は、完全休養となる。

 昨年9月に志願してカヌー隊に加わったから、そのきつさは僕もよく知っている。今はフロートが4重になっているから、乗り越えるのも一苦労だ。沖縄の夏は、肌を焼き尽くす。だからこそ誰でもできるわけでないから、カヌーに乗れる人は多くない。交代要員はいない!

 三重から沖縄にアパートを借りて継続的に参加しているTさんも、高江に来て「しばらく休めるよ」とほっとしていた。

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 辺野古崎を辺野古漁協側からと、大浦湾を見下ろすカヌチャーリゾート側で撮った写真。スパッド代船や海上保安庁の船も消えている。

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 台風対策で固定されているカヌー。

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 カヌーを置いてあるところに行ったら、新しい軽四輪があった。ジーマミ号。支援者の寄付で新しく購入したものだ。古い軽四輪と2台で、海岸までカヌーを運ぶ作業の必需品。

 写真には収めなかったが、抗議船やカヌー隊に水や燃料、弁当、ケガをした時の救急医薬品などを渡す作業をしている(重要な裏方作業)Nさんが、のんびりノートの整理をしていた。

 【 僕はカヌーの練習ができなかった 】

 今回は高江に比重をおいて活動したが、久しぶりにカヌーの練習がしたかった。日曜日午前は、初心者向けのカヌー教室が行われている。しかし、台風の影響で中止。せっかくカヌー用の靴を購入して持っていったのに、使う機会はなかった。濡れてもよいずぼんやシャツをたくさん持っていったが、残念であった。

 しかし次回はカヌー隊に志願したいと思っている。

 

 

2015年7月10日 (金)

沖縄の夏 高江・辺野古 1

 7月1日、静岡空港に行ったが、上空は激しい風と雨で、沖縄便は欠航。すごすご家に帰り、2日再度同じ全日空シニア割引で沖縄入りした。

 静岡は梅雨の天気だが、沖縄は真夏。熱い沖縄(基地建設反対運動の暑さも含めて)を体験し、昨日9日に袋井に戻った(本当は10日の予定だったが、台風の接近で1日早く帰った)。

 まず辺野古の状況を写真で報告したい。以下の写真は全て7月6日(月)のもの。

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 6時ごろすでに、警察の車両が工事用ゲートに入っている。この後さらに警察車両が別のゲートから入った。

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 アスロック警備会社の警備員が勢ぞろい。

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 工事車両が入る直前(6時55分ごろ)には、警察官が配置に着く。

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 我々もゲート前に並ぶ。この後、立っていると簡単に体を持っていかれるので、業者の車がゲートに入れないよう、座り込んだ。大体20名ぐらい。

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 座り込んでいる仲間を排除する警察官。

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 ごぼう抜きされると、写真のように警察車両とネットの間に入れられる。実は僕も不当にも自由を拘束され、この一時的なおりの中に入れられた。写真はその中で撮影。

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 警察・警備員に守られ、ゲートに入る作業員の車。

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 辺野古では、毎朝7時ごろ、このような光景が繰り返されている。警察は工事車両が中に入ったら、我々の拘束を解き、すぐ引き上げる。

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 この間約10分。議員が座り込んでいるときは、実力行使はしない。しかし議員が帰った後は同じ光景が繰り返される。

 警官を観察したところ、沖縄出身の若い警官が多いように思われる。ゲート前行動は本土から来た人も交じっているが、地元の人のほうが圧倒的に多い。沖縄の人たちを相争わす構図が悲しい。

2015年7月 2日 (木)

安保関連法案(戦争法案)を廃案にするために 6

 13日に配布するちらし原案を作成した。

 

安保法制案強行採決は許されない!

 

 

 

 自民公明政府与党は、安保関連法案(戦争法案)を今月中旬に衆院特別委員会で野党の反対をおしきって強行採決しようとしています。

 

【 憲法違反の法案を何故急いで可決させようとするのか? 】

 

 政府与党は「日本の存立自態が脅かされる」「日本の平和・安全を守るため」「安保環境が変化した」などなど言葉を並べて、この法案を強引に可決させようとしていますが、この法案の疑問点・問題点・特に憲法違反との指摘に対して、なんら国民が納得できる説明ができていません。

 

 首相や防衛大臣・外務大臣・法制局長官の答弁に食い違いがあったり、答弁に整合性がないのは、根本的に「憲法違反だから説明がつかない」からです!

 

 それにもかかわらず、何故急ぐのでしょうか? 今国会でこの法案が廃案になっても、日本の安全保障環境が悪くなる、日本の平和と安全が損なわれる、国民が不利益を被ることは、全く考えられません。あり得ない仮定ですが、外国の軍隊が日本を侵略する・攻撃する事態には、自衛権で対応できます。日米安保条約で対応できます。集団的自衛権は関係ありません。

 

 【 安倍首相のメンツ、対米約束を果たすため 】

 

 安倍首相は4月末アメリカを訪問し、国会で全く審議されていないにもかかわらず、安保関連法案の中身、つまり集団的自衛権を行使して米軍を支援することを、勝手に約束してきました。そして日米軍事ガイドラインを改定しました。

 

 これは国民不在・国会無視であり、そもそもここに今回の問題の矛盾・原因があります。アメリカに約束したから早く可決しろ、これはアベコベです。国民の理解・納得、国会の承認・議決を経て、「日本はこれだけの軍事協力をします。後方支援をします。自衛隊の武器使用を拡大し、海外のどこでも軍事協力します」というなら、論理的には、民主主義の手続き上は、まだしもです(正確には、憲法を改正しない限り、それはできませんが)。

 

 【 国民を危険にさらす法案を廃案に 】

 

 新幹線で焼身自殺、巻き添えの女性死亡の事件は、日本社会がいかにこのような非常識な事態に脆弱かを証明しました。狭い国土に1億人以上が生活し、都市の過密化、高速道路・地下鉄・新幹線など交通網の発達、原発・工場がひしめいている日本は、死を覚悟した無謀なテロは防ぎようがありません! 新幹線での焼身自殺はテロではありませんが、結果的には同じ深刻な被害をもたらしました。

 

 中東で自衛隊が軍事支援をすれば、間違いなく日本と日本人は標的・攻撃の対象となります。後藤さんらが殺害されたのも、安倍首相が2億ドル供出すると表明した結果でした。

 

 海外旅行の日本人がテロの対象になる、さらには日本国内で自爆攻撃もあり得ます。想像してください。新幹線、電車、地下鉄に乗っているとき、自爆テロが起きた事態を。東名を走っているとき、自爆テロが起きた事態を。都会の雑踏を歩いているとき、自爆テロが起きた事態を。

 

 恨みを買わなければ、中東で軍事支援を行わなければ、このような恐ろしいことが起きないと思います。日本人と日本を危険にさらすのは、安倍首相であり、自民党・公明党です!

 

 

 

  袋井憲法9条の会

 

 

 

2015年7月 1日 (水)

戦争法案を廃案にするために 5 高校生へのアピール

 7月13日、袋井駅前での活動のため、下記の文章を作成した。これは原案段階で、事務局の友人がちらしらしく工夫して修正してくれることになっている。

 6月26日、駅前で活動したとき、以外にも高校生がちらしを受け取ってくれた。その前18日に活動したとき、マイクでしゃべっている僕の話をバス待ちの高校生が聞いているようだった。

 そこで、高校生だけに配布するちらしを作ることとなった。学校に持ち込み、あるいは家に帰って親と話す材料になれば、さらには自分の頭と感性で考えてくれるきっかけになればとの思いで作成した。

 

日本の未来を担う高校生の皆さん! 安保関連法案は憲法違反です! 戦争をしない平和な国にするのか、米軍の戦争に協力する国にするのか、それはあなたたちの将来に関係する重大事です!

 

 

 

 今、政府は安全保障関連法案(全部で11もあります)を国会の会期を8月末まで延長して、なんとしてでも通そうとしています。安保関連法案はそもそも何のため、どのようなものでしょうか?

 

 日本国憲法9条は、自衛隊が海外で戦争する=武力行使をすることを禁じています。しかし、政府はそれでは困る、日本を守るためには、集団的自衛権(憲法では認めていません!)を行使して、米軍など外国軍隊の後方支援(武器弾薬・燃料などの提供、機雷の除去、外国軍艦船の防御など)ができるように法律を整備すべきだとの考えです。

 

 しかしその法案は憲法違反であると、ほとんどの憲法学者が指摘しています。これまでの首相も全て、「集団的自衛権は憲法上行使できない」「海外で日本の自衛隊が武力行使することは禁じられている」と、国会で答弁してきました。

 

 しかし安倍晋三首相は、「日本を取り巻く安全保障環境は変わっている。国民を守るために、この法案は必要だ」と、考えを変えていません。遠く日本を離れた地域でも、「同盟国の軍隊が攻撃されれば、支援できるようにすることが日本の安全につながる」、と言い張っています。

 

 皆さんはどう考えますか? この問題は皆さんの未来=将来の重大事です。来年から18歳で投票できるようになります。どの政党、どの立候補者に投票するのか、その選択を迫られます。政治のことは自分たちに関係ないことでなく、高校生の時から関心を持ち、考える必要があります。

 

 そして一番大切なことは、これからの日本が戦争をする国になるのか、平和国家として戦争をしない国であり続けるのか、この選択の影響を一番受けるのが貴方たちです。日本の将来と共に生きる(同時代を生きる)貴方たちの未来が、今の国会で決まることになります。

 

 学校で友達と、先生と、この問題を話し合ってください。家庭で、親や兄弟と話し合ってください。新聞を読んでください。安保関連法案についてのテレビのニュースや番組を見てください。

 

 まず、自分で考えることから始まります。

 

 

 

*日本国憲法第二章 戦争の放棄

 

  【戦争の放棄、戦力及び交戦権の否認】

 

第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

 

② 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

 

 

 

 

 

  袋井憲法9条の会 代表 竹野昇 

*今日午後1時の飛行機で、沖縄北部訓練場に新たに作ろうとしているオスプレイ用ヘリパッド建設反対運動に参加するため、沖縄に行く。状況を見て、辺野古カヌー隊にも加わりたいと思っている。そのための靴も買い込んだ。ウエットスースは高かったので、買わなかったが。。。。。。

 今回はパソコンを持っていくので、沖縄の状況をフェイスブックとブログで発信したいと思っている。13日、一般向けに配布するちらし原案作成も、沖縄でやるほかない。実は、創価学会・公明党に送る文章もまだできていない。やるべきことが多すぎ、僕の文書作成能力が追い付かない。

 

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