沖縄辺野古レポート 11月 その5 カヌー隊の今後の展望
カヌー隊の今後の展望について、全く個人的考えを述べたい。その前にこれまで、そして今後も果たす役割について。
1)海上において、埋め立ての不当性を抗議する。ジュゴン・サンゴの海を壊すな!とのアピール活動。
これは人々に訴える効果がある。心ある人々(世界中の人々を含む)のハートをつかむことができる。
2)作業をすこしでも送らせる。昨年8月からボーリング調査が始まったが、カヌー隊(及び抗議=支援船)の存在が、工事を送らせ、いまだ完了させていない事実を評価すべきである。
何もやらなかったら、すでに完了しているはずである。
今後の展望
ボーリング調査の後、防衛局は辺野古崎に仮桟橋を作る予定である。11月12日、その地点にカヌーのメンバー3人で行った。午後2時ごろになると潮が引き、辺野古崎の浜に上陸できるようになる。
満潮の時は海だが、潮が引くと岩場が表れ、仮桟橋を作る地点まで歩いていけるようになる。もっとも岩場はつるつる。つべりやすく、極めて危険である。岩が丸くなくとがっているから、転ぶとケガする心配がある。
おそるおそる、慎重に上陸してわかったこと。ここへは海保のゴムボートは近づけない。カヌーのほうが上陸しやすい!
海保は岩場から離れたところで、海に降りて歩いて浜に来ざるを得ない。陸地(米軍基地)から来ることもできるが、我々が陸地でなく岩場に座り込めば、排除が容易でない。海から陸地から彼ら(機動隊を含む)が我々を排除することになるが、足場が極めて悪く、彼らにとっても我々にとっても極めて危険な状態だから、大勢が岩場に座り込めば、排除に時間がかかる。
仮に仮桟橋が完成したとしても、同じ方法で海中に土砂・石を投棄する作業に対抗できる。
カヌーには最大3人が乗れる。カヌーを漕げない人を乗せて、我々がピストン輸送すれば、相当な人数を運ぶことができる。
ボーリング調査は現在大浦湾側で行われており、そこまでカヌーで行くには多少の熟練を要する。しかし辺野古崎は辺野古の浜から近く、そんなに熟練していなくても漕いで行くことができる。波も静かである。
しかもこの地点周辺は、名護市役所文化財課の調査で縄文時代の遺跡や琉球王朝時代の道やいかり石が発見されている。
沖縄県の申請が文化庁に認められれば、遺跡を破壊する工事や埋め立てができない場所となる。
それでも国・防衛局が工事を強行するなら(安倍政権は憲法無視、法律無視だからやりかねない)、我々がその不当性を現場で抗議し、広く人々に訴えることができる。
カヌー隊がやれることはいっぱいある!
*日曜日午前9時半から12時まで毎週カヌー教室が開かれている。受講料無料。僕も15日に参加した。この日は指導者が4人。丁寧に教えてくれる。是非、志ある方は参加してほしい。
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コメント
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>11月12日、午後2時ごろになると潮が引き、辺野古崎の浜に上陸できるようになる
その日は大潮だす。毎日同じ時間に引いてくれる訳ではございません。上げて来たらカヌーに戻れなくなるし、大勢じゃ滑って骨折するする人も出るし、大丈夫?まさか動けなくなった人の救助を海保に頼むの?特定の日に数時間だけしかいないなら、構って貰えないかも^^;; まあネットでも張られるんでしょうけど。
>縄文時代の遺跡や琉球王朝時代の道やいかり石が発見されている。
そんな道は残すほどのモノで無し、石は拾えば良し。遺跡があると分かっている場所そのものの工事は厄介ですが、広く無ければ避ければいいだけ。必要な発掘調査をすれば工事は可能なんでしょ?
投稿: 山羊皮ロンパリ | 2015年12月 8日 (火) 16時26分