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2015年12月 6日 (日)

福島原発事故被災者・菅野みずえさんのお話を聞く会に参加して

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 12月5日、浜岡原発の地元・御前崎市佐倉の公民館で、朝日新聞プロメテウスでも紹介された菅野さんのお話を聞く会があり参加した。会場は人でいっぱい。100名が菅野さんの話に聞き入った。

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 ピンボケしているが上が浪江町津島の御自宅。家のように見えるがこれは門。この奥に本宅があり、次男や三男は結婚する前はここに住み、結婚したら家を出て独立する、それまでの生活のための建物だそうだ。

 本宅は100坪。ところが原発事故で家を追われ、狭い仮設住宅に入ったので、ストレスが大きかったそうだ。

 順不同で以下、菅野みずえさんのお話の中で記憶に残っている内容を箇条書きにする。

・3.11以後浪江町の住民は津島に一時避難し、我が家は25人を受け入れた。

・津島も線量が高いという情報で、息子を遠くに避難すさせようとしたが、息子は町の人を置いて自分だけ逃げるわけにはいかないと、拒否した。

・いよいよ故郷から2時間後に逃げろとの支持がきて、何を持っていくべきか迷った。主人は貴重品と当面の衣類だけでよいと言ったが、喪服が必要になるかもと判断し持ち出した。その後この喪服を着る機会が増え、役だったが、このことはよいとも言えない。

・福島県は事故後自殺率が全国一。つらい時は、死のハードルが下がる。

・浪江町はゴーストタウンになってしまったが、泥棒が多い。駅前の放置された自転車は、今年になりほとんどなくなった。大がかりな泥棒が増えている。

・浪江町は6つの小学校と3つの中学校があったが、現在子ども達は全国402の小学校と222の中学校に分散している。バラバラになってしまった!

・自宅の線量は、9,47マイクロシーベルト。赤宇木地区は、96,63マイクロシーベルトもある。

・私は大阪地裁で行われている「避難する権利」「留まる権利」「帰還する権利」を求める裁判の原告になっている。

・原発事故子ども・被災者支援法は不十分な内容であるが、それすらきちんと機能していない。政府にちゃんと法に基づいて支援するよう働きかける必要がある。

・「福島を忘れない」とのことばがあるが、私は「福島を想う」 「福島から目を離さない」 一緒に「原発はいらない」と声をあげてほしいと思っている。

・廃炉作業に浪江の人も行っているが、仕事は大変。下請け構造で、東電の安全管理指示が下まで届いていない。困難な作業をしている人には、本当に申し訳なく思う。

・大熊町、双葉町は事故の後すぐ避難したが、飯館村の人たちが避難したのはその1カ月後。県民健康調査結果では、飯館がワーストとなっている。

・私は今年5月まで仮設で暮らしていたが、それ以降は兵庫県で避難暮らしをしている。

・しかし、知らない人たちばかりなので、人と話せない。

 以下は喫茶「ミラクル」で聞いた話だが、ストレスで彼女もうつ病になったとのこと。男女を問わず、うつ病になるひとが多いそうだ。

 * 福島の現状は今も厳しい。津波・地震災害と根本的に異なる。原発事故の恐ろしさと、浜岡再稼働をなんとしても止めなくてはとの思いを強くした。

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コメント

「狭い仮設住宅に入ったので、ストレスが大きかった」庶民の暮らしに触れる良い機会でした。

「息子は町の人を置いて自分だけ逃げるわけにはいかないと、拒否した。」偉い!

「故郷から2時間後に逃げろとの支持がきて」元でも先生かい?指示でない?

「自宅の線量は、9,47マイクロシーベルト」きゅう点よんななですよね?日本じゃ9.47と表記するのが普通です。その線量の所で1年間生活して漸く、数十年後に癌で死ぬ確率が0.4%くらい高くなりますね。普通でも30%ありますから、それが30.4になったところで大した意味は無さそうです。家の中はもっと低いと思いますけど・・・。

「赤宇木地区は、96,63マイクロシーベルト」同上。ちょいと高いけどそんな所もあるってことでしょう。避ければいいだけで。

「知らない人たちばかりなので、人と話せない」普通に近所付き合いは出来ないのですか?喫茶店に集まった人々は皆お知り合い?始めてあった時は知らない人だった筈?

元先生の記憶違いもあるんでしょうね。お身体を大切になさってください。

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