遠州連帯ユニオンの活動 解雇通告を受けたブラジル人労働者支援
このブログにはこれまで一度も書いたことがないが、僕は「遠州連帯ユニオン」という小さな誰でも入れる労働組合に加入している。
退職しているので加入目的は、解雇されたり、不当な扱いを受けている労働者支援のためである。
これまでは主として裁判傍聴という形で、ユニオンの活動に参加してきたが、今年に入ってあるブラジル人の不当解雇通告撤回の団体交渉に2回参加した。1月20日も団体交渉に参加する。
昨年末、ユニオンの忘年会があり、その時解雇通告を受けた方が来ていたので、事情を詳しく聞いた。Kさん(当事者)が会社のためになると思って発言したのに、社長は余分なことを言うな、業務命令違反だと、解雇通告してきた。それまでも社長の目に余るワンマン経営を不満に思ってきたKさんは、売り言葉に買い言葉で、「やめろと言われたら、やめる」と言ってしまった。
しかし残業代未払いもあり、納得できないので、ユニオンに相談してきた。2回の団体交渉を通じて、色々なことが分かってきた。
この会社(磐田市にある)は、ある意味ブラック企業。社員の残業時間も把握していない。採用に当たり、就業規則も採用者に見せない。社長にさからうと配置転換。
しかし組合が入っての交渉で、会社側は解雇通告を撤回した。ただ、Kさんには不利な条件で。これまでの人事課の仕事から、通勤に時間がかかり、クリーニング業の会社への派遣。月給をもらっていた正社員から時間労働者へ。
ユニオンとしては、Kさんの意向(残業代支払いを勝ち取って辞めるか、不満だが条件をのむか、あるいは当面は派遣を受け入れるが正社員の身分を保全できるよう粘るか)を確認しながら、団体交渉を継続していく予定である。
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