2016年1月末~2月上旬 辺野古・高江レポート その3



29日(金)午前6時過ぎに辺野古キャンプシュワーブゲート前に立った。うれしいことにコンクリートブロック1300個が完全に工事車両・作業員の出入りを止めている(ブロックしている)。
さらにブロックにはきれいな絵やメッセージが書かれ、1種のアートになっている。もっと嬉しかったのは、この日機動隊が誰一人出てこず(もちろん工事車両も)、完全な勝利(阻止)を勝ち取ったことである。

現場闘争のリーダー・山城博治さんは、「今日は工事用ゲートはブロックに任せて、第2ゲート・弾薬庫ゲートに行こう」と、参加者約60名を第2ゲートに向かわせた。





我々が弾薬庫ゲートを封鎖するのを恐れた米軍は、MPの車を出してきた。軍警備員も覆面姿で出てきた。盛んに写真を撮る。
この動きに対抗して、ブロックをゲート前に積み重ねることになった。


車両の出入りができる程度のブロック積み上げ。完全封鎖すれば、機動隊も我々を排除するだろうが、今日の行動は「工事用ゲートのブロックを取り除くなら、こちら弾薬庫ゲートをブロックで封鎖するぞ」と、相手側をけん制するためであった。
山城さんによれば、米軍としては弾薬庫ゲートを封鎖されることを恐れている。我々が工事用ゲートでなく、第2ゲートに来ることをいかに阻止するか、日本の警察と協議しているとのこと。

北上田さんが、水・木・金と工事用ゲート封鎖が続き、機動隊も出てこない理由や、最近の工事進捗状況・防衛局の手詰まりを詳しく解説してくれた。かなり専門的な説明だが、工事が止まっているのは何故なのか、彼の説明でよく理解できた。その内容については、後日、正確に彼の説明を再現したいと考えている




その後、第2ゲートから工事用ゲートに戻り、集会を開いた。27日、那覇でお会いした韓国からの平和旅行責任者・イデスさんが、奥さんと共にブロックを持ってきてくださった。実は彼らは27日にも全員が辺野古を訪問し、ブロックを運ぶのを手伝っている。
この時の通訳は、ソウル大学の金さんがやってくれた。彼女は辺野古も初めてなので、海を見てもらおうと辺野古浜に案内。ヘリ基地反対協のテントへも。
キャンプシュワーブの海岸フェンスに、静岡県から来た人たちの旗(メッセージを書いたバナー)が取り付けられていた。袋井憲法9条の会も次回行くときはメッセージバナーを持っていきたい。
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