ナヌムの家から悲しい連絡 訃報
昨日、ナヌムの家からメールが届いた。8月23日の訪問受け入れは歓迎しますが、面会を希望されているペ・チュンヒさんは2014年に亡くなりましたと。
日本軍の性の奴隷にされたいわゆる従軍慰安婦の方たちは高齢化し、亡くなる方が多いと聞いていたが、ペ・チュンヒさんも天国に召されていた。
もっと早く訪れるべきだったと後悔している。ナヌムの家からのメールでは、お墓が敷地内にあるので、お参りしていただければペ・チュンヒさんも天国で喜ばれるでしょうとある。
ソウルで花を買い、お墓に花をささげたいと思っている。
日本政府と韓国政府は慰安婦問題で慰安婦支援の財団を作ることで、一応の合意を見ている。今後日本政府がそのため10億円を拠出することになっている。
しかしご本人が亡くなってからでは遅い! 正確な数字は把握していないが、恐らく慰安婦にされた人で生存されているのは、三分の一もいないであろう。いやそれ以上だと推測する。
無くなった方への補償はどうなるのか分からないが、ほとんどの慰安婦にされた方々は肉親との縁が切れている。
ペ・チュンヒさんもそうだ。中国に送られ、日本が戦争に負けた後、中国に取り残され、中国各地を転々としたあと、1951年、日本に渡り、30年間日本で暮らした後、キョンサンプクドの故郷に戻っている。お母さんは1941年に亡くなっており、故郷に戻った時にはお父さんもすでに他界。唯一の肉親の腹違いの兄がいたが、その兄に日本から持ち帰ったお金全てをだまし取られ、人間不信に陥り、ナヌムの家に来ている。
僕は多くの慰安婦の証言を聞いているが、ほとんど故郷の肉親からは、『 日本軍に協力した。体は傷物になっている!』と、冷たくされ、故郷から逃げるように肉親とは離れて住んでいる。その後肉親とは音信不通になっているケースが多い。
わずかに生存されている元慰安婦の方々は、生きている間に日本政府からの正式な謝罪と補償を望んでおられる。
本当の名誉回復には、ごまかしの支援ではダメだと思う。今回日韓政府が合意をみた内容は、ご本人抜きで決められた政治決着に過ぎない。
しかし、今後日本政府がこれ以上の前進した解決策を出すことは、残念ながら絶望的だと見ている。
一人の日本人としてできることは小さいが、せめてナヌムの家を訪れ、生存されておられる方々にお会いする機会があれば、きちんとお詫びし、ペ・チュンヒさんのお墓入りをしたいと思っている。
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「日本軍の性の奴隷にされ」てなんかないよ。奴隷が預金通帳に家が何軒も買える程の金を持てる筈がないの。金持ちは奴隷とは言わないの。タダ働きが奴隷。そんなことも分からないのかね?日本でも半島でも普通に行われていた商行為だよ。親が売ったから女衒は連れて行ったの。半島から慰安婦が20万人も連れて行かれたら、その親はおよそ40万人。親類縁者まで含めると400万人かね?誰も騒がなかったの。新聞に出なかったのよ、な~んにも。400万人が泣き叫んだら暴動が起きると思うぞ。
嘘を並べて相手を糾弾するやり方は中国と同じ。そんなことじゃ誰も信用してくれなくなるよ。それで元先生ですって拙くない?
「故郷の肉親からは、『 日本軍に協力した。体は傷物になっている!』と、冷たくされ」親に売られたのに親からも疎まれるって、一体どんな国?娘を守ろうともしない親かい?だから売ったんだね。娘は気の毒だけど、そんな親を先ず恨みましょう。
投稿: 帰って来た黄猫 | 2016年7月21日 (木) 22時18分