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2016年8月17日 (水)

天皇について その5 昭和天皇の戦争責任

 現在の天皇のお父さんは、裕仁天皇、昭和天皇とも呼ばれる。僕の父は天皇の軍隊に入れられ、無辜の中国の青年を銃剣で殺害したことを前回書いたが、戦前の戦争は「全て天皇の戦争」であった。
 正確に説明すると、部隊の移動や作戦立案、戦闘の命令は全て軍が行ったが、それは天皇の名において行われたのは歴史的事実である。陸海空軍の最高指揮官(統帥)は裕仁天皇であった。
 日本人の中には、軍部が天皇を利用したのであって、天皇個人には戦争責任はないと主張する人が多い。
 しかしそれは歴史の事実に反する。裕仁天皇は、中国との戦争に非常に関心があり、絶えず軍のトップから戦線の状況説明を受けていた。関東軍の暴走に苦言を述べることはあっては、止めることはなかった。
 対米英開戦に承認を与えたかどうかは、良く分かっていない。軍部の独走だったのかもしれない。
 しかしマレーシア上陸作戦、シンガポール陥落の報告を聞き、喜び満足したのは事実である。米軍の反撃で、制海権・制空権が奪われ、B29の空襲が日常化し、1945年3月10日東京大空襲で10万人が焼き殺されても、戦争を止めることはしなかった。
 本当に日本国民を愛しているなら、3月に「これ以上の犠牲を出すのは忍びない。日本は降伏する。」との聖断(決断)をし、統帥権を持つ最高司令官として、軍に対しては戦闘の停止命令、無条件降伏受け入れを政府に伝えることをすべきであった。
 裕仁天皇は大正天皇と違い、頭脳明晰でその判断力はあった。しかしその決断は、広島・長崎の原爆投下・おびただしい死と破壊を見るまで、なされなかった。
 その理由は、天皇制存続にこだわったからである。いわゆる国体護持。もちろん国体護持=天皇制存続を願ったのは、裕仁天皇だけでなく、ほとんどの戦争指導者も同じであった。軍部も政府も。
 しかし、もし天皇が「自分の命・天皇家存続よりも国民の命と財産を守る」決断をしておれば、沖縄戦も原爆も、南方戦線での餓死も、特攻攻撃もなかった。
 あの戦争で310万人の犠牲者が出たが、決断が早ければその大半が死なずにすんだ。アジアの犠牲者は2000万人と言われているが、3月の時点で戦争をやめておれば、どれ程多くの人が助かっただろうか。
 僕は天皇の戦争責任は明らかだと考えている。しかし当時の日本人はその責任を追及することなく、象徴天皇を受け入れたのも歴史の事実である。
 そしてそれは今日も変わりなく続いている。ここに日本人の限界があると、悲しくなる。天皇制が続く限り、日本人は天皇の戦争責任を追及できない弱さを抱え続けることになる。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

何度も言いますが、貴方の歴史認識や、皇室と国民に於ける精神的な繋がりの認識等、甘すぎます。まず、日本に空軍は在りましたか?陸軍航空隊や海軍航空隊は、空軍と違いますよ。それに、左翼の方々は、先の大戦を上辺だけで評価する傾向がありますが、近年、色んな書物が出ていますので、もう少し勉強なさった方が良いと思いますよ。

また無知を曝け出しちゃったね。大日本帝国憲法を読んだこと無いだろ?天皇は無答責なの。責任は全て天皇を輔弼する閣僚にあるんだよ。憲法に曖昧な部分はあるけど、昭和天皇は立憲君主として振る舞われていたし。天皇独裁体制だと思ってるの?広辞苑すら調べてないだろ?くっくっく
「マレーシア上陸作戦、シンガポール陥落の報告を聞き、喜び満足したのは事実である」日本人のほぼ全員もだろ?
無条件降伏なんか日本に簡単に降伏させないためのもの。早く終わらせたければそんな条件を付けなきゃいいのさ。被害増は連合軍にも責任はあるってこと。最終的に国体護持との通告があったけど、あの時点で政府の方針が賛否同数となってのご聖断。
「国体護持=天皇制存続を願ったのは、裕仁天皇だけでなく、ほとんどの戦争指導者も同じであった。軍部も政府も。」国民も、も入れないとその後のろくな警備も無い巡幸で、何のトラブルも無かった事が分からないよ。ワザとだろうがね。それと、天皇は、自分はどうなってもいいからとマッカーサーに言ったのは知ってて、こう書いたんだろ?
結局、大多数の日本人は、天皇に戦争責任は無いと思ってるし、天皇家は存続して欲しいと思ってるんだよ。中国も主席就任前に箔付の謁見が出来なくなるのは困ると思うぞ。
あの戦争で沢山の人が死んださ。けどあの戦争が無かったら東南アジアの、アフリカの植民地は無くなったかね?
共産主義で1億人が殺されたから、共産主義は生まれなければ良かったのにって、何で書かないの?結局、馬鹿な思想だっただろ?

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