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2016年9月28日 (水)

福島スタディツアーレポート 6 飯館村の長谷川健一さん続き

 この日、長谷川さんの息子さん2人が自宅に戻り、家の畳を取り出す(廃棄するため)作業をしているので、長谷川さんは僕たちに自宅の空になった牛舎を案内してくれなかった。
 僕は2回そのむなしい牛舎と牛を供養する卒塔婆を見たことがある。酪農家だった長谷川さんご夫婦と長男は、どれほど悔しい思いをされたことだろうか。
Img_1981
 上が2年前に撮影した牛舎。 福島スタディツアーで初めて飯館村を訪問した人たちには見せてあげたかった!
 この牛舎は今年10月に壊すと話された。
 
 今回バスの中で、そば作りの話をしてくれた。何も作らなければ農地がだめになり、地区(前田区)が荒廃する。そばつくりは手間暇かけづに、機械作りが可能。売れなければ、東電に賠償請求できる。
 今年80アールの畑にそばの種をまいた。しかし台風でやられた。行政の支援も要求し、地区の荒廃を防ぐために、そばつくりから始めたい。
 長谷川さんは前田区の区長として、飯館村のリーダーとして、村長と対立しながらも(村長のやり方に反発しながらも)、村の再生のために線量が高い自宅に来年3月に戻る決意を固めている。
Img_5908
税金の無駄使いとして、真新しい村の施設を見せてくれた。すぐ近くに似たような施設があるのに、村長は交付金を使い建てた。果たしてどれだけの人が利用するのだろうか?
Img_5912
 悪い話ばかりではない。雨で写真がぼやけているが、太陽光発電のパネル。荒れ地となった農地の有効活用に、民間会社に農地を貸し出し、再生可能エネルギー事業が大規模に始まろうとしている。Img_5913
 太陽光パネルはフレコンバックと共生できる。相当広い土地が、今後パネルで埋め尽くされる予定である。
 長谷川さんは、5年前の状況も話してくれた。3.11の時は畑で地震を感じた。牛は驚き鳴いていた。たくさん避難民が押し寄せ、我々は牛乳を出したり、炊き出しをした。猪鍋も出した。
 3月15日は雨が降った。雪も降った。(竹野注:この雨・雪で、飯館村の人々は被ばくした。スピーディで線量が高いことが分かっていたが、国は避難命令を出さなかった!)村人は誰一人危険だとは知らなかった。
 長谷川さんのところに写真家の森住さんが来て線量を計ったところ、100マイクロシーベルト以上もあった!
 3月24日には京大の今中先生がやってきて、「直ちに避難すべき」と村長に伝えたが、村長は無視。その結果、飯館村の住民が最大の被曝をした。
 村民の中で、自主避難した人もいたが、長崎大学の山下教授の安全宣言で、戻った人もいる。
 
 
 
 

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