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新聞投稿
慰安婦問題が年末に日韓政治決着した。しかしそれは政府間の妥結に過ぎない。韓国内からは日本の法的責任を明確にすべきとの声が、日本側からは日本大使館前の慰安婦少女像移転がなければ、10億円を出すなとの声もでている。
私は元慰安婦の方が暮らす「ナヌムの家」を2度訪問したことがある。美空ひばりが好きだと言うおばあちゃんと仲良くなり、一緒に歌を歌ったり、2度目の訪問の時は居室に招かれて昼食をごちそうになった。
昨年ソウルの少女像を見学に行き、抗議活動をしている韓国の若者と一緒に、1時間像のそばに立った。
日韓両政府の合意は問題があるにせよ、もうこれ以上の進展は期待できない。今回の合意を誠実に履行して、元慰安婦の方や支援団体の理解を得るのが現実的だと考える。
政府は像の移転に関わらず、10億円を拠出し、安倍首相の手紙を添えて政府のしかるべき人が、心身に傷を負った方々を訪問すべきだ。
相手の心に響く言葉と行動で、加害者側が誠意を示すべきだと思う。
元慰安婦へ安倍首相からの手紙を求める
韓国政府が、日韓合意に基ずく日本政府からの基金10億円で立ち上げた癒し財団から、元慰安婦にされた方々に医療や福祉など生活支援金を渡す際、安倍首相の手紙を添えたいと日本政府に要望していることを知りました。
首相が心のこもった手紙を書いてほしいと心から願います。私はこの夏3回目のナヌムの家訪問で、90歳前後の元慰安婦3人と面会してきました。1,2回の訪問でお会いし仲良くなったペ・チョンヒさんはすでに亡くなられており、墓参りをさせていただきましたが、元慰安婦の方はどんどん高齢化しています。
生きている間に、大変なご苦労をおかけしたお詫びの気持ちを、是非首相から手紙で表してください。
3人とお別れするとき一人の方が、「また来てくださいね」と言ってくれました。私は来年この方たちと再会するため、ナヌムの家を訪れる予定ですが、国を代表する首相からの手紙が被害者の心を慰めることにつながると思います。
投稿 元慰安婦問題の解決に関して
韓国政府が安倍首相に元慰安婦(正確な表現は日本軍の性奴隷)への「おわびの手紙」を要請したが、3日の国会で首相は、「毛頭考えていない」と答弁した。昨年12月の日韓合意に首相の手紙といった措置が明記されていないのは事実であるが、「韓国政府と被害女性に冷たい」首相の答弁に、心が痛む。
同時に、野党も含め日本の政治家や文化人、マスコミからも、「10億円の金を出しただけでは解決にならない。首相のおわびの手紙を出すことが被害者の心をやわらげ、ひいては日韓合意に反対する韓国の人々の反発を軽減する。」との声が全く出てこないのに、日本人の冷たさを感じている。
私は被害にあわれた女性たちが暮らす「ナヌムの家」を3回訪問したことがある。すでに平均年齢は90歳。1,2回めの訪問で親しくなった女性は、この夏訪問した時には死亡されていた。存命中に被害者にお詫びしなければ、被害者が受けた苦痛・悲しみ・怒りをやわらげることにはならない。
この夏初めてお会いしたナヌムの家で暮らす老婦人と別れる際、「また来てくださいね」と日本語で声をかけられた。訪問することが少しでも心の癒しにつながるのなら、来年また訪問してハルモニ(おばあちゃん)たちに再会したいと思っている。
韓国政府の立場にも配慮し、安倍首相に心のこもった「おわびの手紙」を書くことを求める。
うれしいことに担当の記者から電話があり、掲載したいとの連絡があった。
13日に掲載する。ただし文面は少しこちらで修正したいがよいかとの電話だった。僕の訴えの趣旨が多くの人に届くことが大切なので、「いいです」と答えて、無事掲載される運びになった次第である。
県ネット全体交流会 意見交換内容
1. 県知事に再稼働の是非を問う県民意識調査の実施を求める要望書
2. 再稼働認めないで署名の集約時期と提出時期、さらにたくさん集めるためにどうすればよいか
3. 県内各市町議会に再稼働不同意請願書を出す準備
イ) 請願書案
ロ) 提出賛同団体・個人をいかにたくさん集めるか
ハ) 提出時期
ニ) 可決させる戦略
ホ) 県議会はどうする
4. 再稼働反対世論を盛り上げるために
イ) 県下一斉街頭宣伝活動と統一ちらし
ロ) マスコミも注目する面白い方法は?
ハ) 目立つ看板・ポスター
ニ) 来年重要局面で1万人規模の大集会・パレードを実施する準備
ホ) 金曜アクション・スタンディングなど注目を集めている活動実施団体報告
5. 原発災害広域避難計画問題を、再稼働できる状況でないと世論形成する戦略
イ) 各団体の取組報告
ロ) 全県で取り組むには
6. 今後各地の原発関連映画会・講演会・学習会・写真展・福島を忘れないイベントなどの取組報告と、地域間協力
7. 来年7月知事選どうする?
8. 原発労働者の被ばく問題
9. 原発マネー問題
10.その他
2016年 月 日
静岡県知事川勝平太様
浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネートワーク
浜岡原発再稼働の是非を問う県民意識調査の実施を求める要望書
中部電力浜岡原発の地元同意を迫られる時期は未定ですが、来年度後半にも再稼働の動きがあるかもしれません。
県知事川勝平太殿はこれまでの記者会見で、再稼働の是非を判断する際、住民投票(県民投票)の必要性を語られていました。
全ての有権者の意識を調査するに住民投票は確かに有効な手段ですが、県議会の壁があります。10億円前後の経費も掛かります。
私たちは県知事のリーダーシップで実施可能な『浜岡原発再稼働の是非を問う県民意識調査』の実施を要望します。実施時期は来年度を希望します。
浜岡再稼働の是非=地元同意か不同意は、多角的な面から判断する必要性があります。UPZ圏内自治体の判断も重要です。再稼働認めないで署名も県民の声・意見として大きな重みがあります。
県民意識調査も最終的に県知事が判断するうえで、重要な要素だと考えます。県民に寄り添う県知事として、県民の意識を調査することは大切ではないでしょうか。
なお調査項目や質問は、簡潔明瞭に「浜岡原発の再稼働に賛成ですか、反対ですか、その理由を書いてください(理由の選択肢に○を付ける方法もあり)」に絞ることを希望します。
この要望書は、私たち「浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネットワーク」が中心となり、下記の賛同団体の連名で提出します。
なおこの要望書へのご回答は、来年3月までにお願いします。もし可能でしたら、県知事が直接私たちに会ってご回答くださることを希望します。
2017年 月 日
○○議会議長○○様
浜岡原発再稼働不同意の請願書を議会で議決することを求めます
私たち住民は安心して暮らせる地域社会を守るため、下記の請願書を議会に提出します。慎重に審議の上、議会での採択を要望します。
浜岡原発再稼働不同意を求める請願書(案)
福島原発事故原因もいまだに解明されず、汚染水は海洋に漏れ続け、東京電力福島第一原子力発電所の原子炉底部に熔け落ちた核燃料の取り出しの見通しは、全く立たない絶望的な状況にあります。
避難を強いられた住民はいまだ安心して故郷・我が家に戻れない。手術で甲状腺がんが確定した子どもは135名、ガン疑いを含めると174名。今後も甲状腺がんの患者が増えるものと思われます。福島県民の苦難は続いています。
私たちは福島原発災害の深刻さを他人事だとは思われません。静岡県は浜岡原発を抱えているからです。中部電力は原発無しで電気を十分供給できるにも関わらず、利益追求のため、再稼働をあきらめてはいません。原子力規制委員会の審査合格は見通せませんが、合格通知があれば直ちに再稼働に向けての手続きに入るものと思われます。
原発事故災害の影響は、31キロ圏に留まることはあり得ません。静岡県全体、風向き次第で関東圏や中部圏も深刻な影響を受けます。
実効性ある原発災害広域避難計画の策定は、極めて困難な状況です。県外への具体的避難先はいまだ確定していません。スクリーニング実施場所も特定できていません。書面で計画ができたとしても、机上の空論にすぎません。入院患者や老人ホーム入居者、障がい者や寝たきり老人・赤ちゃんを抱える家庭は、体育館や公民館など一般の避難所生活は不可能です。特別な施設での受け入れが絶対必要となります。
そうした災害弱者の避難先や輸送手段の確保もメドが立っていません。さらに深刻なのは、福島のように避難生活が長期化することです。
震源域の真上に立地する日本一危険な原発を動かし、東海地震・南海トラフ巨大地震が発生して原発事故が起きれば、私たちの生活・命・健康・生業が脅かされ、故郷・我が家を追われ、大変な事態になります。
私たちは安心して暮らすため、地域の生活・産業を守るため、浜岡原発の再稼働を議会が認めないことを求めます。
住民の安心・安全な生活を守る使命が議会にあります。以上の理由により、浜岡原発再稼働不同意の請願書を提出し、議会で可決することを求めます。
22日は会議終了後、懇親会も開く。オール沖縄にならい、僕たちはオール静岡で、浜岡原発の再稼働にストップをかけたいと願っている。
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