沖縄・高江現地の最新情報・見たこと・体験したこと・感じたこと その1
本土のマスコミからは高江で起きていることはほとんど伝わらない。無視・切り捨てられている。
そこでこのブログを通して、高江の最近の状況を報告したい。
『 人がたくさん集まれば、工事をストップできる。』
人間の力は大きい。たくさん集まれば、無法・違法・理不尽を食い止めることができる。警察権力も大勢の人間に手を出すことができない。
10月15日土曜日。250人以上の人が、N1表工事ゲート前に集まった。これだけの人が集まると、機動隊は出てこない。工事車両も入れない。完全にまる1日工事をストップさせた。
現地では水曜日と土曜日は特別な行動日と定め、沖縄本島各地から車やバスで高江に人が集まる。
思いは皆同じ。「もうこれ以上基地は作らせない」 「沖縄の民意を無視する大和の政権に黙ってはおれない」 「沖縄人の誇りにかけて、この無法・理不尽に抵抗する意思を示したい。」
僕が滞在した12日(着いたのは夜だが)、15日、19日(10時に現地を離れ、那覇空港にむかった)は、こうして工事車両が山に砂利を運び入れるのをストップさせることができた。
大勢の人が集まれば工事を止めることができる(遅らせることができる)。警察権力も衝突を恐れ、手を出すことができない。
沖縄の人々は闘いの中からこのことを学び、最低限水曜日と土曜日は自分の生活を犠牲にして高江に駆けつけている。
同じ沖縄本島でも那覇からだと3時間かかる。工事車両は8時前に来るから、現地での座り込みは7時半。7時過ぎから続々人が集まる。
皆さん朝早く起きて駆けつける。辺野古は今工事が止まっているが、工事が再開されれば辺野古にも行かねばならない。現地の負担は大変である。
もっと大変な人々の存在を紹介したい。現地に泊まり込み、あるいは車で1時間ぐらいのところに住んでいる人は、「場所取り」のため現地に6時過ぎには集まる。
「場所取り」とは、工事ゲート前に座り込む
場所の確保である。警察・機動隊の多くは、7時過ぎにやってくる。彼らが来る前に座り込む場所を確保しないと、ゲート前を機動隊の車両と警官が取り囲み、我々が座り込むスペースが無くなってしまうからだ。
日曜日を除いて毎日、朝早くからこうした活動が続けられている。
大和の政府は沖縄の人々にこうした負担をかけていることを忘れてはならない。
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