地方都市のおける市民活動の困難性 しかし粘り強くやるしかない
僕は静岡県袋井市という地方都市に住んでいる。ここに住居を定めで39年。おそらくここで生涯を閉じることになる。
地震に弱い、水害の恐れもある地域だが、住めば都。日本のど真ん中・東海道のど真ん中が売りが袋井市の宣伝コピーであるが、実際に東京・名古屋・京都・大阪に行くのに至極便利である。
浜松市・静岡市に行くにも便利。通勤距離に納まる。東海道線・新幹線・東名・新東名へのアクセスもよい。
工場もそこそこあり、さらに田園都市でもある。小笠山の緑に、太田川・原野谷川その他中小の河川が市内を流れている。海にも面している。
色々な意味でバランスが取れているが、憲法9条の会や反原発運動といった市民活動の面では、人材に恵まれていない。
動ける人がいない! おそらくこれは全国の地方都市に共通する悩みであろう。憲法記念日袋井市民のつどいは、30年の実績があるが、御多分に漏れず高齢化、若い世代が入ってこず、実際に会合に集まるには5~6名。
袋井憲法9条の会の駅前宣伝活動は、最近は2名でやっている。浜岡原発を考える袋井の会は、5年前に立ち上げ活発に活動を展開しているが、動員力は弱い。
13日、ふらっと(袋井市民共同センター)で、福島スタディツアー報告会を実施したが、参加者は僕を含めて6名。
パワーポイントに必要な映像を入れ、3日間の内容を伝える言葉(説明)を考え、自宅で何回か説明のリハーサルをして臨んだが、聞いてくれたのは5名だけだった。
5年前会を立ち上げた時は市民の原発事故への関心が高く、色々な集まりにはそこそこの人が来てくれた。しかしここ2年間は、総会や茶話会への出席者が減り、役員会に出席する役員も常連の4~5名。高齢化で夜はでれない役員もいる。
今日20日はふらっと祭。僕たちは福島農民連から仕入れたお米や農産物加工品を販売する。
福島応援ということで、毎年福島の物産販売を行っている。
昨日掲示板に展示するものを用意した。
諸準備万端であるが、どれだけの人が買い物に来てくれるか心配だ。
僕は時々弱気になる時がある。袋井の現状をぼやきたくなる。なんでこんなに人は動いてくれないのだろうと、嘆きたくなる。
しかしいくらグチを言っても始まらない。やるしかない! 東京や沖縄現地での闘いは重要である。
だから高江・辺野古の座り込みに参加する。重要局面では国会議事堂前
での集会にも参加してきた。今後もそうするつまりだ。
しかし住んでいる所での活動を放棄して(縮小して)外に繰り出す活動は本物ではない。袋井市に根差した運動を、焦らず地道にやるほかないと考えている。
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