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三上元・前湖西市長講演会の案内
期日:1月29日(日)午後2時30分~4時30分
会場:袋井市南公民館1階ホール(中央公民館に併設)
駐車場有。袋井駅から徒歩7分
演題 『 脱原発―今までの私の発言と行動―そしてこれから 』
1 2001年9月11日のアメリカの旅客機乗っ取りテロ
2 2011年3月11日の福島原発事故
3 2016年新潟県知事選挙と柏崎1300人満席集会
4 2017年 自由人三上元の活動
5 これからの脱原発の運動をどうするか?
*三上元さんプロフィール
1945年、新所原村(現湖西市)医師三上代治郎の孫として生まれる。浜松北高、慶応大卒。
1968~83年、西友ストアー入社。営業企画課長、上石神井店長。3年間西友労組中央副委員長(専従)。80年、アメリカシカゴのジェルフードストアで研修。
1983~98年、船井総合研究所入社、94年取締役。各地の町づくりや企業の活性化に参画。
1998~2004年、自由人宣言して船井総合研究所取締役辞任。(株)英語村、浜名湖義塾、プチホテルベロ浜名湖設立。経営者と社会運動を主体とした人生へ転換。
2004~16年、湖西市長を三期務め、12月任期満了により退職。自由人三上元として、ブログで脱原発に関係する意見や情報発信を継続している。
原発に関しては、福島原発直後の2011年4月静岡県市長会議で、「浜岡原発の停止」を要請。これは菅直人元首相の停止要請よりも早く、恐らく日本の首長で一番早い停止要請発言です。
2012年4月、「脱原発首長会議」を世話人の一人として設立。市長退職後も世話人を継続し、経済界にも原発はコストの面からもやめるべきだと、精力的に脱原発を訴えている。
*三上元さんは、プロフィールにありますように様々な体験・経歴をお持ちであり、示唆に富んだ興味深いお話をうかがえるものと確信します。質疑応答の時間もあります。是非お出かけください。
入場は無料です。
主催 浜岡原発を考える袋井の会 代表 松倉次郎(袋井動物病院院長)
問い合わせ 事務局 竹野昇
電話 0538-43-3456
上は僕が作成したちらし原案。実際のちらしは、写真も入り、字も大きく、見やすいチラシとなる。
多くの人に来てもらえるよう、1月そうそう、宣伝に回る予定である。
投稿 オスプレイ訓練再開は早すぎる
13日に事故を起こしたオスプレイの訓練が、19日に始まった。米軍は早くも16日に訓練再開を防衛省に通告していた。県民の不安を無視する米軍への怒りと同時に、アメリカの言いなりに訓練再開を認める日本政府が情けない。
空中給油中、乱気流でヘリの回転翼にホースが引っかかり事故につながったと米軍は説明しているが、実際に乱気流があったのかは判明していない。ヘリの回転翼の損傷の程度も不明だ。
住宅を避けて不時着水したとのことだが、機体の損傷・乗員の安全を考慮すれば、海岸部でなく沖合の海に不時着すべきだ。それができなかったのは制御不能に陥っていたと思われるが、その検証結果も公表されていない。機体はバラバラになっており、映像を見る限り墜落事故である。
胴体着陸したオスプレイの脚部が何故不具合だったのかも明らかになっていない。このような状況での訓練再開は早すぎる。
政府は明確な事故原因の究明がなされない限り、訓練中止を米軍に求めるべきだ。
投稿 静岡新聞社様
カジノで観光客を呼ぶのはおかしい
現在国会でカジノ法案が審議されている。カジノができる宿泊施設を核にしたリゾートを整備して、観光客を呼び込み、地域経済の活性化をはかるとの狙いのようだが、カジノは賭博である。日本はこれまで賭博罪に触れるとして禁じてきたギャンブルだ。
野球選手の賭博が問題になったのは記憶に新しい。刑法に触れるギャンブルを金儲けのために解禁するなど、もってのほかだと思う。
国がギャンブルを認めるのなら、庶民が花札・トランプ・野球などに金を賭ける行為は、ギャンブルに当たらないのだろうか?
日本は自然・食べ物・温泉・伝統的家屋の保存地区・お祭り・伝統文化など日本ならではの観光資源が豊富だ。近年そうした日本的な魅力に引かれて、海外からのリピーター観光客が増えている。カジノに頼る必然性は全くない。
ギャンブル依存症、暴力団の資金源、青少年への悪影響など、マイナス面のほうが大きい。一般の国民が求めていないものを、国会で十分な審議もせず可決を急ぐのは許されない。
私たちが原子力発電に反対する理由
袋井市で本格的に浜岡原発再稼働反対・永久停止・廃炉を目指す市民団体が誕生して、丸5年になろうとしています。今日、全県的な反原発アクションに取り組む日にあたり、私たちが何故原発に反対しているのか、根本的な理由を明らかにしたいと思います。
『原子力発電は倫理に反する』
福島原発事故で明らかになったように、原発はひとたび重大事故を起こしたら、人間の住む場所を奪い、仕事や生活を根こそぎ奪い、人生を狂わせ、放射能汚染の影響は長期にわたり、子や孫の代まで負の遺産が残ります。
これは人道に反する罪であり、このような災害を引き起こしうると分かっていながら原発を動かすのは、倫理に反します。
ドイツは福島原発事故の後、2022年までにすべての原発を停止すると決定しましたが、その理由は「倫理に反する」でした。
また原子力発電は被曝労働者の犠牲で成り立っています。ウラン採掘の段階から、定期点検、廃炉作業、そして事故処理の過程で。マスコミはあまり報道しませんが、白血病やガンで死亡したり、病気になる原発労働者を大量に生み出します。
人類及び動物・自然に、重大な悪影響を及ぼすのが原子力発電です。
『浜岡再稼働は、福島原発事故をなかったかのようにする』
浜岡原発は日本で唯一福島原発事故を理由に停止されました。東海地震の真上に立地する浜岡原発は、危険性が高い。事故が起きれば、日本沈没になりかねないと、当時の首相菅直人氏の要請で停止しました。
東京電力福島原発は、事故から5年9カ月経っても未だに収束せず、汚染水は増え続け、事故原因も分かっていません。福島の避難されておられる方たちは、今なお避難生活を余儀なくされ、元の生活に戻ることができません。
福島県民はこのような被害を被るのは自分たちだけにしてほしい、日本は脱原発で再生可能エネルギーで電気を供給できるようにしてほしいと願っています。
安倍政権は福島の事故がなかったかのように原発依存・再稼働政策ですが、到底許されません。
『放射性廃棄物の最終処分地がないのに原発を動かすのは無責任』
小泉元首相は福島原発の後、「原発はトイレなきマンション」と、脱原発を訴えていますが、原発を動かせば放射性廃棄物が増え続け、その処分方法や処分地が決まっていません。プルトリウムなどの放射能は半永久的にその毒性が消えません。
日本列島は地震列島であり、地中深く安全に核のゴミを保管できるところはありません。未来の世代に危険なものを残すのは無責任です。
『原発事故は今後も起きうる。特に浜岡は危険』
政府は「日本の原発規制基準は世界一」「規制委員会が認めた原発は安全」と、再稼働いけいけどんどんですが、当の規制委員会は「基準にクリアしたから運転を認めるが、安全だと認めたわけでない」と言っています。事故が起きた時の避難計画が実行性あるかどうかも審査しません。
福島沖の巨大地震が発生してから、日本列島は地震続き。タガが外れたかのように日本各地で地震が続いています。東海地震・南海トラフ巨大地震もいつ起きてもおかしくない状況です。
電力会社は安全対策工事をしていますが、巨大な自然災害に原発は絶対に安全とは誰にも言えません。特に浜岡原発は震源域の真上にあり、最近近くに活断層があることが分かりました。地震で配管・配線が破損・破断し、冷却機能喪失、原発を停止する制御棒が挿入できない可能性大です。
『電気は足りている。原発無しでやれることが証明されている』
中電は原発依存度が低く、浜岡原発を停止してから5年7か月経過しますが、停電になったことは一度もありません。節電要請もありませんでした。電気は十分供給できています。会社も倒産することなく、昨年度の経常利益は2000億円を超えています。
原発無しで十分やれることが証明されました。再稼働する必然性がありません。
『原発災害広域避難計画はいまだ策定できず』
県や原発から31キロ圏内の市町は避難計画を策定中ですが、いまだ避難先やスクリーニング場所が確定できず、避難計画は策定できていません。
以上の理由(まだ他にもありますが割愛)から、私たちは原発再稼働に反対しています。日本は太陽光・風力・地熱・波力など再生可能エネルギーに恵まれています。日本の技術力で本気で取り組めば、必要な電気の6割以上を再エネで賄えると言われています。
浜岡原発を考える袋井の会
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