南スーダン自衛隊派遣一人一日2万4千円
防衛省は、駆けつけ警護で出動した自衛隊員に、一人一日2万4千円の手当を出す方針だ。さらに万が一死亡したら、9千万円の見舞金も。
死亡時の見舞金はさておき、危険な任務手当として通常の給与とは別に、2万4千円も出す価値について考えてみたい。さらには人件費とは別の費用についても。
駆けつけ警護手当は、実際に出動した時だけなのか、その任務を付与したことで毎日出るのかはっきりしないので、「国際平和協力手当」として従来から出ている1日1万6千円×350人を計算すると、1日で560万円。1年間で、20億4400万円。
駆けつけ警護手当が毎日出るとすれば、2万4千円×350人で1日840万円。1年で、30億6600万円。
さらに往復の飛行機代、毎日の食糧費、光熱費、武器弾薬の輸送費、軽装甲車など装備・備品類の輸送費、駐留地の建物建設費及び維持管理費などなど、総額はいくらになるのだろうか?
おそらく数百億円になるだろうと思われる。これだけ多額の税金を南スーダンに自衛隊を送り込むことに使って、果たしてそれが南スーダンの人々の役に立つのだろうか?世界の平和に貢献するのだろうか?日本の国益になるのだろうか?
基本的に南スーダンに派遣されている自衛隊は施設部隊である。道路や橋の建設や補修などインフラ整備だ。こうした土木・建設作業は、自衛隊でなくてもできる。
現地は極めて危険な状況にあるから、実際に作業できる時間と日数は少ない。宿営地にこもり、自分たちの安全を守るのが実際の仕事(?)である。
現地の人々にとり、ほとんど役に立っていない、貢献していないのが実態だ! 日本は軍隊の派遣でなく、別のやり方で貢献できることがいっぱいある。多額のお金を本当に現地の人々に役立つ使い方があるはずだ。
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