高齢者の定義はない
『 高齢者 75歳から 』 5日、日本老年学会と日本老年医学会は、高齢者は75歳から、65~74歳は「心身とも元気な人が多く、高齢者とするのは時代に合わない」と発表した。
妥当で常識的な見解だと歓迎したい。僕自身現在69歳だが、高齢者であると認識したことがない。他者から言われたこともないし、もしそういわれたら不愉快な感じがする。
まわりの同世代の人や70代前半の人を見ても、皆元気そのもの。再雇用で働いている人も多い。
その気になれば(機会を与えてくれれば)十分働けるし、社会貢献活動もできる。65歳から75歳、人によっては80歳までの人材をどう活用するかが、これからの時代に問われている。
年金や介護など社会保障制度の関係で、役所は一定の線で「高齢者」とくくる必要があるが、世間でよくつかわれる高齢化という言葉は、見直す必要がある。
一般に「高齢化」という言葉は、マイナスイメージが強い。僕が住んでいる高南地区特に砂本町は、高齢化率が高いと言われているが、一人一人を見ると、お元気な方が多い。
だれでも年を取る。これは避けられない。高齢化するのは自然現象だ。大都会と違い、若い世代が流入しない、また同居しない地方は、自然現象として、60代、70代、80代、90代の人が増える。
高齢者ばかりの社会と言わずに、確かに年齢的には若いとは言えないが、心身共に元気な者が、そうでない人々を支えていく地域社会を作っていくほかない。
おかれている現実を否定できない。知恵を絞り、現実の地域社会をどう運営していくのかが問われる時代になった。
皆が長生きできるようになったから、この現象が生まれている。見方を変えれば、”ありがたい”ことだ!
もうこれからの時代は、「高齢者」とひとくくりしないほうが良い。
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