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2017年2月 9日 (木)

軍事研究と科学者の良心

 今日の朝日新聞に、米軍から研究費として8.8億円、日本の大学などに出ている(2008年から16年の9年間)ことが報道されている。
 大学など研究機関への日本政府からの助成金が減り、研究者としては「お金が欲しい!」との切実な願望に、米軍から甘い誘いが出ている。
 これはなにも米軍に限ったことではない。日本の防衛省も、来年度予算では100億円余の研究助成金を計上している。
 日米の軍事筋の狙いは、明らかである。高度化する兵器開発に民間の研究の成果を取り入れるためである。
 宇宙空間での兵器を含めて、今日では軍と民の科学技術上の境界はない。軍事研究の成果が民間に応用されたり、あるいはその逆である。
 しかし日本の科学者たちで構成する日本学術会議は、戦前自分たちが軍部に協力した反省の上に立ち、軍事研究には協力しない立場を貫いてきた。
 しかし今それが揺らいでいる。学者の中には、研究費欲しさに、米軍や防衛省から研究費をもらうことに対する倫理的な抵抗感が薄れている。
 戦争を直接体験していない研究者の意識の変化もあるだろう。根本的な問題は、基礎研究への文部科学省の予算減だ。
 この問題を解決しない限り、今後ますます日本の研究者たちは軍予算の甘い誘いにのることだろう。
 しかし大学の中には、軍事研究には一切協力しないと決めたところも出ている。科学者の良心が感じられてうれしい限りである。このような大学・研究者が増えることを歓迎したい。

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コメント

軍事の民事転用を否定したいなら目の前の箱をブッ壊して広大なネット空間からおさらばすればいいんじゃないか?
日本で開発しなくてもどこかが開発するし、その特許で国民の職を得ることだってある
自分さえやらなければ世界が平和ってのは詭弁に過ぎない
日本人を知恵遅れにしたいならお好きにどうぞ

文部科学省からの助成金は科学研究助成金と言いますが、毎年増えています。
減少はしていません。

正確に言うと民主党政権だった平成21年に一度減少しましたが、
蓮舫さんの「2番じゃダメなんですか」発言で世論の反発を受け、
平成22年からはまた増加しています。

誤った発言だと思いますので、訂正された方がいいかと思います。

ちなみに日本研究者の米軍から研究費が増えているのは、
日本に限ったことではなく、米軍は世界中の研究者へ金を渡しています。

これは、9.11のあと戦争の質が国家間戦争からテロ戦争へと変わり、
アメリカの軍産複合体が用済みになったからです。
以前、アメリカ留学していたとき学内の日本語教室で海軍の少佐から聞いたのですが、
米軍はこれら研究成果を民間活用して利益をあげることに熱心で、
その少佐は今の米軍の方針を嘆いていました。

それまでアメリカ国内の大企業に向けられていた研究費が、
小さなベンチャー企業や海外の研究者に振り向けられています。

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