金正男暗殺事件に思う
先日、マレーシアの空港で金王朝の長男・金正男氏が暗殺された事件は、謎が多くまだ本当の犯人が確定していないが、恐らく北朝鮮の工作員がからんでいると思われる。
報道では金ジョンウン総書記の支持に基づく犯行と推認されている。おそらくそうだろう。恐ろしい。
金正雄氏は、権力や政治から離れ、海外で暮らすいわば遊び人に過ぎない。それでも将来自分の存在を脅かす存在として、抹殺したのだろう。
僕は北朝鮮がらみの事件(ミサイル発射も含めて)で、つくづく鬱陶しい気分になる。マスコミが大きく取り上げれば取り上げるほど、悲しい気分に落ち込む。
北朝鮮の最高権力者・金ジョンウンに対する非難は当然だと思うが、普通の庶民のことを考える。また日本で暮らす在日朝鮮人の人々や、朝鮮学校に通う子供・生徒たち・保護者のことを。
責任のない人々が、激しい北朝鮮非難報道で、レッテルを張られ、攻撃され、差別される。特に朝鮮学校がそのパッシングの影響を最も受けている。高校授業料無償化の適用除外は今も続き、これまで自治体から助成金を受けていたが、打ち切るところが続出している。
北朝鮮は怖いとのイメージが広がり、その恐怖を、安倍政権は軍事力増強に利用している。テロ対策と称して共謀罪導入も、同じ流れにある。人々に恐怖・脅威感を植え付け、さらには差別偏見思想を蔓延させ、政治家はやりたい放題やる。
ドイツのナチス・ヒットラーもそうだった。トランプもイスラム教徒や移民への偏見と脅威をあおっている。
マスコミ報道や政治家が垂れ流す言葉を、自分なりに受け止め、立ち止まって考える必要がある。
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