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3.11アクション関連 静岡県内の取組
・3月10日 県ネット 県知事・安全対策課・市内パレード・中電への諸行動
・10日 原発いらない!浜岡原発再稼働させない!浜松集会
JR浜松駅北口 市民の木前 18:30 集会 19:30 市内デモ
・11日 3.11福島を忘れない メモリアルday
静岡市葵区常磐公園 12:00~ スピーチ・トックセッション・ミニライブ
パレード
主催 3.11福島を忘れないメモリアルday実行委員会
・福島を忘れない・福島の子どもたちの健康を応援します・街頭募金活動
静岡駅北口地下道 11:30~15:00
主催 3.11を忘れない in 静岡
・原発シール投票 静岡市セノバ前 13:30~
主催 浜岡原発を考える静岡ネットワーク
・第51回浜岡原発廃炉アピールウオーク 御前崎市内4キロを歩く
14:00 マックスバリュー前出発
主催 浜岡原発の危険から住民を守る会(御前崎市)
・磐田駅前3.11アクション
主催 浜岡原発はいらない磐田の会
・3.11から6年 フクシマを忘れない函南アクション
12:00~ 熱函道路入口スーパーキミサワ前交差点
主催 原発なくそうミツバチの会
12日 沼津 集会とパレード 13:30~ 沼津市中央公園
主催 浜岡原発を廃炉にし原発ゼロをめざす沼津市民の会
*上記以外に金曜アクションとして10日(金)各地でいつもの取組もあります。
上は危機管理センターで、原子力安全対策課への申し入れアクション。13:35~13:50.
2017年3月10日
浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネットワーク
静岡県危機管理部原子力安全対策課様
原子力県民講座講師選定に関する申し入れ書
静岡県原子力県民講座が、貴課が中心となり毎年開催されていますが、講師選定に関し私たちは疑問を抱いています。原発容認・推進の立場に立つ講師に傾いているのではと危惧しています。
具体的には平成28年2月6日及び8月27日に三島市、浜松市で開催された県民講座の講師です。
2回とも講演2で、NPO法人ハッピーロード理事長・西本由美子氏が、「福島浜通りの復興と地域づくり活動」と題して話していますが、この「ハッピーロード」なる団体は顧問に櫻井よしこ氏が就任し、地元福島県では放射能安全キャンペーンを振りまく問題ある団体として認識されています。
まだ放射線量が高いにも関わらず、国道6号線沿道の清掃美化活動に高校生を参加させ、マスコミでも批判されています。
また講演1では、放射線医学総合研究所の石井伸昌氏や府馬正一氏が「福島第一原子力発電所の事故による周辺環境への影響について」と題して講演していますが、この放医研は放射能被害者に寄り添うのでなく、政府や電力会社側の立場に立っています。
平成26年度は2回とも楠戸伊緒里氏が「放射性廃棄物の処分について」と題して講演していますが、氏の経歴を見ると、1993年から98年まで、動力炉・核燃料開発事業団(現日本原子力研究開発機構)に勤務しています。現在はフリーの研究者のようですが、経歴にある事業団(現機構)は明らかに原発推進の組織です。
原子力に対する考えは人により異なりますが、静岡県民の意識は各種世論調査でも再稼働に6割前後の人が否定的であり、川勝県知事や31キロ圏自治体の首長も再稼働に慎重または否定的です。
講師選定にはバランスが重要だと私たちは考えます。放射能の影響や放射性廃棄物処理の問題、福島の復興に関係するテーマでは、脱原発の立場に立つ学者や研究者、原発事故で被害を受けた自治体の首長(浪江町の馬場町長や南相馬市桜井市長など)を講師に招き、バランスを取ってほしいと考えます。
今後の県民講座開催に当たり、講師選定に偏りのないことを要望します。
ここでは参加者の多くから安全対策課の職員に対する鋭い批判が浴びせられた。回答も求める申し入れでなかったが、「皆さんのご意見を受けたわまりました。今後に生かしていきたいと思います」と、相手側が答えざるを得ない状況に置き込んだのは、成果だと思っている。今後文書回答を求めるため、新たに上記の件で再取組みをすることにした。
知事公室にて、下記の要望書を世話人の藤牧さんが読み上げている様子。
2017年3月10日
浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネットワーク
静岡県知事川勝平太様
知事選に関する要望書
県知事選では、浜岡原発の再稼働は認めないと、はっきり主張してください
日頃より県民の生活、福祉のため、県政の発展のためご尽力くださり、ありがとうございます。さて、今年夏の静岡県知事選に関し、川勝知事は記者会見で「浜岡原発を争点の一つにすべきだ」と、発言されています。
私たちはその発言を大歓迎しています。静岡県民にとり、浜岡原発の再稼働は最大の関心事だからです。
知事ご自身が立候補されるかは明らかではありませんが、私たち静岡県民は「浜岡原発の再稼働を認めないのか、容認するのか」これを争点化することを望んでいます。
一般に原発推進の立場にある立候補者は、原発問題をつとめて避ける傾向にありますが、これは選挙としては卑怯なやりかたであり、民主主義にも反します。
争点になった重要問題に対して、はっきり自分の主張を明らかにし、有権者の判断を仰ぐ、これが民主主義に基づく選挙だと考えます。
知事は浜岡原発再稼働に関し、「事故原因も解明されず、使用済み核燃料の処分場も決まっていない。再稼働うんぬんを議論する状況にない」と、これまで再稼働に否定的な見解を述べてこられましたが、今後4年の間に「地元同意」問題が問われる時期が確実に来ると予想されます。
その際に、知事がどう決断されるのか、知事の姿勢が明確でなければ、脱原発を望む私たちは今夏の選挙で投票の判断に迷ってしまいます。
東京電力福島第一原子力発電所事故から6年が経過しても、いまだに事故原因が究明されず、汚染水は増え続け、事故は収束していません。原発事故被害者の苦悩は、時間の経過とともに深刻化しています。これは津波・地震による被害者の状況と根本的に異なり、回復不可能な災害と言えます。
原発事故は人災です。知事はそれを防止する大きな権限(地元不同意)をもっています。川勝知事が再選を目指して立候補されるのなら、『 浜岡原発の再稼働は認めない 』と、明確に主張してください。
以上、知事選に関し要望いたします。
賛同団体は別紙
62団体のリストをここに掲載するとブログが長くなるので省略します。
川勝県知事は、知事室にいたが出てこない。これまで知事が僕たち反原発団体に面会したことは一度もない。原発関連の知事あての要望書は、危機管理部で受ける、という方式を崩さない。
しかし昨年・今年と県当局の方針を覆させ、強引に知事公室での受け渡しに成功している。
市内パレードの出発地点の県庁前広場の様子。簡単な報告とパレードの説明、コールの練習を行い、14:20市内パレード出発。
市内パレードには約100人が参加。3時前に中電静岡支店に到着し、下記の要求書を読み上げ渡した。
2017年3月10日
浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネットワーク
中部電力株式会社
代表取締役社長勝野哲様
浜岡原発再稼働路線の転換を求める要求書
貴社は東京電力福島第一原発事故とその後の影響をどのようにお考えでしょうか。事故から6年経過しても事故原因がいまだに解明されず、汚染水は増え続け、放射能で海洋は汚染され、事故の収束からほど遠い状況です。
故郷・住み慣れた家・生業・平和な生活を奪われた福島の人々は、政府の帰還政策にも関わらず戻らない人々が大半です。帰りたくても安心して生活ができない、生業を再開できる状況にないからです。
子どもの甲状腺がんは増え続け、がん疑いも含めて185人に達しています(手術後確定は145人)。今後も増加が心配され、子どもたちの将来を考えると暗たんたる想いです。
原発事故被害者は、生活を根底から破壊され、希望の見えない苦しい生活を余儀なくされています。テレビでも、農業で再起を図ろうと頑張った若夫婦が、汚染された農地に夢破れ自殺に追い込まれたことが放映されました。
政府は事故処理費が21・5兆円にのぼると発表し、事故を起こした東電を救済するため、原発に依存しない新電力会社や広く国民全体にその費用分担を求めようとしていますが、「これはおかしい。東電が責任を負うべきだ」と、強い反発と批判が沸き上がっています。
東芝が原発事業で7000億円もの巨額損失を出しています。原発はコストが高くつき、もうからないことが世界的にも明らかになってきました。
浜岡原発は東海大地震の震源域の真上に立地し、世界一危険な原発と言われています。加えて昨年、直近に活断層も発見されました。このような状況下でも、貴社は原発依存をやめようとはしていません。浜岡原発再稼働路線を走っています。再稼働に向けての安全キャンペーンに巨額の広告費を使っています。県民は貴社が安全キャンペーンを止め、その分電気料金を安くすることを望んでいます。
貴社の路線ややっていることは、倫理に反し、脱原発を望み安心して生活したいという県民の願いを踏みにじっています。過酷事故が起きれば、貴社だけでは処理・負担できないのは明らかです。社会的責任を負えないものを動かすのは、あまりにも無責任であり、事故を起こせば犯罪です。
貴社は原発無しで電気を十分供給できることが、この5年10か月で証明されました。2015年度の経常利益は、2,000億円以上にのぼっています。
よって浜岡原発の再稼働はしない、原発に依存しない電力会社を目指す、と経営方針を転換してください。
以上要求します。
賛同団体は別紙
中電にはできるだけ多くの人たちに、それぞれの思い・意見を言ってもらった。
参加者からの歌によるアピールもあり、中電へのアクションは盛り上がったと思う。
浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネットワーク
報道機関各位
取材依頼
日ごろ原発関連報道でお世話になっております。来月3月11日で、東京電力福島原発事故から6年になります。安倍政権と電力会社・財界は福島原発事故の教訓から何も学ばず、原発依存・原発再稼働を進め、私たち脱原発を願う市民団体は大きな危惧を抱いています。
そこで、3・11アクションとして、3月10日前後に色々な取組をし、県民に「福島を忘れない」「浜岡原発再稼働反対」「原発依存から再生可能エネルギーへの転換」を訴える一連の行動をします。
3月10日、静岡市で下記のアクションに取り組みますので、取材よろしくお願いします。
日時:3月10日(金)
1)県政記者室にて記者会見 12:50~13:20
『3・11 福島原発事故から6年に際して』県ネット世話人の所感
危機管理部原子力安全対策課への申し入れ・川勝県知事への要望書・市内パレード
中部電力への要求書 についての説明
県内3・11アクション各団体・各地での取組リスト説明
*ここまでが県ネット 約10分
福島県から避難している長谷川克己さん、堀川文夫さんのアピール
*お二人に事故(避難)から6年の思いを話してもらいます。約10分
記者の皆さんからの質疑約10分
2)危機管理センターにおいて、原子力県民講座講師選定に関する要望書提出 13:35
3)知事公室において、県知事選に関連する要望書提出 13:50
4)市内パレード 14:20~14:55 県庁前から中電静岡支店まで
5)中電に、原発再稼働路線からの転換を求める要求書提出 15:00
* 県知事宛て、安全対策課あて、中電あての文書、3.11取組リストは当日配布します。
* 問い合わせ 浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネットワーク世話人 竹野 昇
2017年3月10日
浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネットワーク
静岡県危機管理部原子力安全対策課様
原子力県民講座講師選定に関する申し入れ書
静岡県原子力県民講座が、貴課が中心となり毎年開催されていますが、講師選定に関し私たちは疑問を抱いています。原発容認・推進の立場に立つ講師に傾いているのではと危惧しています。
具体的には平成28年2月6日及び8月27日に三島市、浜松市で開催された県民講座の講師です。
2回とも講演2で、NPO法人ハッピーロード理事長・西本由美子氏が、「福島浜通りの復興と地域づくり活動」と題して話していますが、この「ハッピーロード」なる団体は顧問に櫻井よしこ氏が就任し、地元福島県では放射能安全キャンペーンを振りまく問題ある団体として認識されています。
まだ放射線量が高いにも関わらず、国道6号線沿道の清掃美化活動に高校生を参加させ、マスコミでも批判されています。
また講演1では、放射線医学総合研究所の石井伸昌氏や府馬正一氏が「福島第一原子力発電所の事故による周辺環境への影響について」と題して講演していますが、この放医研は放射能被害者に寄り添うのでなく、政府や電力会社側の立場に立っています。
平成26年度は2回とも楠戸伊緒里氏が「放射性廃棄物の処分について」と題して講演していますが、氏の経歴を見ると、1993年から98年まで、動力炉・核燃料開発事業団(現日本原子力研究開発機構)に勤務しています。現在はフリーの研究者のようですが、経歴にある事業団(現機構)は明らかに原発推進の組織です。
原子力に対する考えは人により異なりますが、静岡県民の意識は各種世論調査でも再稼働に6割前後の人が否定的であり、川勝県知事や31キロ圏自治体の首長も再稼働に慎重または否定的です。
講師選定にはバランスが重要だと私たちは考えます。放射能の影響や放射性廃棄物処理の問題、福島の復興に関係するテーマでは、脱原発の立場に立つ学者や研究者、原発事故で被害を受けた自治体の首長(浪江町の馬場町長や南相馬市桜井市長など)を講師に招き、バランスを取ってほしいと考えます。
今後の県民講座開催に当たり、講師選定に偏りのないことを要望します。
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