2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ

« 2017年6月 | トップページ | 2017年8月 »

2017年7月

2017年7月30日 (日)

原発を巡る最近の情勢分析

 浜岡原発を考える袋井の会が、7月31日会報を発行する。以下は、そのために書いた記事の原稿です。

原発を巡る最近の状況

 

『 福島の大災害が忘れられ再稼働が進む日本と、脱原発の台湾・韓国 』

 

安倍政権は福島の事故から全く学ぶことなく、再稼働・原発輸出路線を推し進めている。国内の原発ですでに動いているのは、九州電力川内原発・四国電力伊方原発・関西電力高浜原発。さらに年内には九電玄海原発・関電大飯原発も再稼働される。

 

 ところがお隣の台湾や韓国では、脱原発が進んでいる。福島事故の教訓から、新規あるいは工事中の原発を止め、40年経過した原発は廃炉。脱原発の工程表を政権は明示し、国民の支持を受けている。

 

『 福島は依然として厳しい状況が続く 』

 

 政府は2020年東京オリンピックまでに福島の復興を国際社会にアピールするため、いまだ放射線量が高いにも関わらず帰還政策を推し進めている。自主避難者への住宅支援もこの3月で打ち切られた。

 

 報道機関の福島ニュースも本当の厳しい状況を伝えていない。事故から6年が過ぎ、子どもたちの甲状腺がんが増えている。疑いも含め190人。手術した子どもは150人を超えている。チェルノブイリがそうであったように、今後も増え続ける。

 

 にも関わらず定期的な検診が縮小されようとしている。線量の高い福島県から一時的に離れ、子どもたちが海や山・自然の中で思い切り遊ぶ保養が必要であるが、政府・福島県当局は保養にびた一文助成金を出していない。民間の善意で保養が実施されている。

 

 除染に莫大な税金がつぎ込まれているが、線量はそれほど下がってはいない。帰還宣言をした飯館村や浪江町では戻るのは高齢者のみ。人口の1割程度。若い世代は戻らない。

 

 福島原発事故の収束は6年経っても先が見えない。事故原因も解明されない。熔け落ちた核燃料がどこにあるかもわからない。放射能に汚染された水が増え続け、タンクが満杯。海洋投棄(これはあってはならない)は漁民の猛反対でできない。

 絶望的な状況が続いている。

 

『 浜岡原発はどうなる? 川勝知事発言 』

 

 選挙では再稼働の是非に全く触れなかった川勝県知事は、当選後の2回の記者会見で、「再稼働はあり得ない・認めない」と言明している。

 

 私たちには追い風の発言だが、4年後どうなるかはわからない。知事は不同意の理由として、使用済み核燃料の保管問題を上げている。現状は冷却保管のプールがいっぱいで、動かせば保管する場所がない。乾式貯蔵(空冷)施設は、原子力規制委員会が4号機の審査で合格を出した後、建設が許可されるが、規制委員会の審査合格も見通せない。

 

 知事は自分の任期中は動かせる状況にないと、「不同意」発言をしているが、4年後どうなるかは分からない。

 

『 安心できない中電の動き 』

 

 中電の安全キャンペーンが凄まじい。テレビ・ラジオ・電車内広告・度重なる現地見学会チラシ新聞折り込み・4市での戸別訪問で、安全対策工事を徹底的にやっているとアピールしている。

 

 原発をあきらめるなら巨額の宣伝費をつぎ込む必要はない。世論の原発アレルギーを解消し、規制委員会の合格が出れば、地元同意を取り付け、再稼働を狙っている。

 

『 原発に活断層 』

 

 地質学者の塩坂邦雄氏は、浜岡原発の敷地内に南北に延びる活断層の疑いを指摘し、中電や規制委員会が認めたH断層以外もきちんと調べるべきだと浜岡原発の危険性に警鐘を鳴らしています。東海地震の震源域の真上に立つ浜岡原発は、日本一、世界一危険な原発! 永久停止=廃炉しかありえません。

 

 

 

 今日30日静岡市で、「浜岡原発の再稼働を許さない静岡県ネットワーク」の総会と、地質学者・塩坂さんの講演会がある。僕は総会の司会を担当することになっている。皆で活発な議論をし、浜岡原発を絶対に再稼働させない=永久停止=廃炉に持って行く戦略を打ち立てたいと考えている。

 

2017年7月28日 (金)

沖縄辺野古・高江最新情報 その8 取り合えづ最終回

 たのテーマで色々書きたいことがたくさんあるので、今回で沖縄に関しては取り合えづ最終回とします。
 7日から14日まで、成田正雄さん経営の「海と風」に宿泊。辺野古に行くならお勧めの宿です。あいにく写真を撮り忘れましたが、辺野古や高江に行くには便利。
 宿泊費は一番安い部屋(2段ベッド。一部3段)は、1泊2000円(食事なし)。ユースホステルよりも安い!
 この宿の魅力は、成田正雄さん。彼を慕って、全国から世界から色々な面白い人が集まる。
 夜、同宿の人たちとの会話が面白い。当然酒を飲みながら。8日間滞在中、記憶に残っている人は、デイヅジャパンが西表島に開設した「くみの里」の事務局長さんと、カナダ在住のkさん。
 プライバシーの問題で、名前など本人と特定できる内容はカット。くみの里(漢字では久美の里かな?)は、福島原発事故で汚染された地域からの子どもたちの保養施設。デイヅジャパンを創刊した初代編集長広河隆一さんが、全国に寄付を呼び掛け、久米島に開設した。
 僕はデイズジャパンの創刊号以来の購読者なので、この保養施設につぃては同誌の記事を通じて良く知っている。
 まさに奇遇。うれしい出会いであった。
 カナダ在住のkさんは、カナダの大学で、文化人類学を研究している。僕も興味がある分野なので、気が合った。カナダには2回行ったことがあるのでなおさら話題に事欠かない。カナダの先住民のことや、彼らに対する白人の対応(差別的)、更には現在のカナダ社会について、僕が知らないことを色々話を聞き、とても勉強になった。
 キャンプシュワーブゲート前、カヌー隊、高江のテントで、懐かしい人々と再会できたのもうれしかった。皆さん、頑張っておられる。時々しか来れないのが申し訳ない。
 できたら、10月、日程をやりくりして、辺野古・高江に行きたいと思っている。

2017年7月25日 (火)

沖縄辺野古・高江最新情報 その7 翁長知事の決断を求める沖縄の人々 今日24日差し止め提訴

 Img_6830
 上の写真は15日辺野古を離れる直前に撮影。僕はこの日静岡に帰ることになっていたので、朝7時ごろキャンプシュワーブゲート前に着き、テントに宿泊しているスタッフと共に皆が座り込む現場の準備作業を行った。
 8時過ぎごろからたくさんの人々が集まる。土曜日は議員行動日。赤い服を着た女性は県議会議員。14日、県議会で「岩礁破砕の差し止め訴訟」議案が賛成多数で可決された報告をしてくれた。
 県知事を支える与党議員はもちろん沖縄の人々は、翁長雄志県知事の決断を待ち望んでいた。工事はどんどん進むのに知事は何をしているのだ。早く「承認撤回」を含む知事権限を行使してほしいと。
 そしてついに24日県は国を相手取り、「知事の許可を得ずに岩礁破砕工事を行うのは違法である」と、工事差し止め訴訟に踏み切った。同時に工事中断仮処分も求めている。
 あらゆる合法的手段を駆使して、諦めづに何とか工事を止めたい、これが多くの沖縄県民の願いである。
 マイクで話された2人の県議会議員も「最後まで諦めづに頑張りましょう。」と訴えられた。
 沖縄以外日本のどこに県知事の許可を得ずに自然破壊を行っているところがあるだろうか?
 安倍政権がやっているのはまさに沖縄差別であり、民主主義破壊であり、地方自治破壊である。今日、政府と地方は対等の関係にある。
 例えば、高レベル放射性廃棄物埋め立て処分に関し、地元自治体・県知事の承認なしに、政府が勝手に山に深い穴を掘る作業を行うだろうか? 福島県の除染で出た大量の汚染土(フレコンバッグに入れられている)を、福島県はもちろんのこと他県の県知事・地元自治体の了解なしに、政府が勝手に持ち出して投棄する(処分場にする)ことは考えられない。
 これと同じことが、沖縄ではやられている。まさに違法である。翁長知事が国を相手取り工事差し止め訴訟を起こすのは当然である。
 
 

2017年7月23日 (日)

沖縄辺野古・高江最新情報 その6 不屈

 『 勝つまで諦めない 』
 これが現地で座り込む人々の合言葉である。ゲート前に座り込み、工事車両と作業員を基地内に入れないようにいくら努力しても、警察機動隊のごぼう抜きで排除され、工事車両がどんどん中に入っていく。
 僕が座り込んだ時もそうだった。
Img_6791
Img_6792
 工事車両が入る時、防衛局が警察に事前に電話し、作業用ゲートの警備員(アルソック)にもその情報が伝えられる。ダンプカーなど作業車両が入る5分前ぐらいになると米軍基地内に待機している機動隊員がぞろぞろ出てきて、我々の前に立ち、前の人からごぼう抜きをする。
Img_6793
Img_6794
Img_6797
 ゲート前の人々を排除した後、工事車両がどんどん入っていく。
Img_6795
Img_6796
 ダンプには砕石が積まれている。日によって違うが、僕がいた時は多い日で170台。少ない時で、40数台。
 悔しい。排除された僕たちは、機動隊が作る”オリ”の中に入れられ、外に出ることができない。車列が長い時には、1時間以上も閉じ込められる。(中に入ったダンプが、出るまで待たされる)
 昨年現場のリーダー”山城博治”がいたころは、水曜日や土曜日大勢の人が集まり、一台も中に入れさせないときもあったが、最近では集まる人もそれほど多くはなく、ほぼ排除され、作業車の侵入を防ぐことができない。
Img_6825
Img_6827
  生コンもたくさん入る。護岸の周りに置く「テトラポット』制造のためと思われる。車両が入るたびに,『 工事が進む 』と悲しい思いと悔しい思いが交錯する。
 しかし、あきらめて誰一人ゲート前に立たなくなったら、どうなるだろうか?
 政府・米軍は大喜び。マスコミは、沖縄県民は基地建設を容認したと報道するだろう。あくまでも新基地建設を許さないと、抗議の声を上げる、座り込みは民主主義の一形態である。
Img_6811
 海上で頑張っているカヌー隊のメンバーも、同じ思いである。粘り強い抗議・監視が、連日沖縄では続いている。
Img_6833
 15日、辺野古ゲート前の看板。工事はおそらく10年近くかかるだろう。この数字は万を超える。
 不屈の闘いで、作業断念に追い込みたいのが皆の気持ちである。

2017年7月22日 (土)

沖縄辺野古・高江最新情報 その5 キャンプシュワーブゲート前

Img_6739
 
Img_6738
米海兵隊キャンプシュワーブゲート前午前8時ごろから猛烈に暑くなるr日傘や帽子は必需品8日座り込みに参加して撮影。
Img_6743_2
基地の中は宿舎建設が進んでいるい。
 
Img_6744_2
土曜日ということで大勢の人が集まったので、午前中は作業車の出入りはなかった。午後2時から、辺野古コミュニティセンターで、北上田さんによる「辺野古新基地建設事業の現状とこれから」と題する講演会があり参加した。
 Img_6747
 北上田さんはかなり楽観的な見方をしている。
『 国・防衛局は、県民に諦めさせるため、埋め立てが進んでいると見せかける必要性から、護岸工事で実際に砕石を海上に落としているが、100メートルぐらいでやめるだろう。ボーリング調査の結果、大浦湾の海底に空洞(サンゴでできている土地なので、海底にもガマがある)が見つかり、工事計画の見直しが迫られている。
 工事計画の変更には知事の許可が必要。さらにキャンプシュワーブ内を流れる川の工事には、名護市長の許可が必要。
 来年1月に名護市長選があるが、それまでは大規模な埋め立てがないだろう。もちろん準備作業はある。さらに護岸が台風で壊れないようにする作業も。 』
 僕は15日まで辺野古にいたが、必ずしも北上田さんが指摘する状況とは思われなかった。護岸を伸ばす作業も行われており、また戻ってからの沖縄情報では、工事用仮設道路建設のため、砂浜にダンプから砕石を落とす作業も行われている。

2017年7月20日 (木)

沖縄辺野古・高江最新情報 その4 高江の現状続き

 高江に行ったのは8か月ぶり。9日午前に、カヌーの練習をし、午後以前知り合った方と共に訪れた。その3で写真を掲載したが、全て9日に撮影したもの。
 日曜日は工事もなく、静かそのもの。当番の女性が一人。にも関わらず、アルソックの警備員はたくさんいた。
Img_6757
 座り込みの人がいなくても、彼らは24時間体制で、警備している。山などその気になればどこからでも入れるのに、全く意味のない警備だ。税金のムダ使い。辺野古でも高江でも、政府は米軍基地を作るためなら金を惜しまない。
 10日月曜日は作業員が入る恐れがあるので、早めに現地に行った。
Img_6764
 午前中N1表と言われるこのゲート前に座り込んだが、結局作業員は別の箇所から入った。
Img_6765
 上の図(看板)にあるN1の2つのヘリパッド、H,Gの2つのヘリパッドは、昨年7月以降工事が再開し、突貫工事で一応作られてしまったが、ずさんな作業の結果、米軍に引き渡してから一度も使われていない。
 特にHのヘリパッドは斜面が崩落する心配がある。さらに土硬めも不十分。芝生も禿があちこち。作業員たちはその補修作業をするため山に入った。
 すでに必要な重機や材料が運び込まれているので、作業員を山に入れないのが高江の闘いとなっている。
 しかし以前と比べ、集まる人が少なく、また山に入る所は複数あるので、完全に阻止するのは不可能に近い。
 僕が高江にいた2日間は、オスプレイや他のへり訓練がなかったが、沖縄滞在中地元の新聞にはオスプレイの訓練が報道されていた。
 辺野古新基地ができれば、もっと頻繁に危険な訓練が行われる。高江の集落は以前人口が160人だったが、今は140人ぐらいに減少。やんばるの豊かな自然に憧れ、移り住んだ人たちが、オスプレイのために高江を去りつつある。

2017年7月19日 (水)

沖縄辺野古・高江最新情報 その3 高江の現状

Img_6754
Img_6755
Img_6757
Img_6756
Img_6762
Img_6763
Img_6759

2017年7月17日 (月)

沖縄辺野古・高江最新情報 その2 山城博治さんと再会

 昨年10月にお会いしてから8か月ぶりに山城博治さんと会うことができた。
Img_6771
 元気そのもの。10月末に微罪で身柄を拘束されて、5か月もの長期間拘置所に家族の面会も許されない状態で自由を奪われ、現在は無罪を勝ち取るための裁判闘争を闘っている。
 7月12日午後1時半から、第6回公判があり、運よく傍聴券を手にすることができた。
Img_6767
 普通傍聴券を確保するための整理券は、裁判所構内で配布されるが、那覇地裁は異常だ。近くの中央公園で整理券(リストバンド)が午前11時から11時半までの間に配布される。午後の公判にもかかわらず、午前中に行かないと傍聴券を入手できない。
 希望者が多いので、当たるのはごく少数。
11時45分ごろ当選者の発表があった。
Img_6766
 僕はラッキーだった。初めての参加だったが、見事傍聴券をゲット!
 裁判所に入れない人が圧倒的に多いが、支援者がたくさん集まり、事前集会が城岳公園で行われる。
Img_6769
Img_6774
Img_6775
Img_6770
 挨拶する山内徳信さん。裁判が終わってから親しくお話しすることができた。僕が袋井市議会議員になったことをとても喜んでくれた。
Img_6776
 参議院議員の糸数慶子さん。彼女はゲート前にもよく来てくれる。
Img_6772
 久しぶりの山城博治さんのスピーチは力強かった。得意の歌『 沖縄今こそ立ち上がろう 』まで飛び出した。
Img_6778
Img_6779
 約1時間の集会を終えて裁判所に入ろうとしたら、正門が封鎖されていた! 傍聴人は裏口から入らさせられた。
 しかも法廷に入るには、所持品検査と金属探知機のゲートをくぐらねばならない。
カメラ・携帯は預かると言う。
 静岡県内の裁判所ではありえない。怒れたので、係りの職員に、「貴方は何の権限で他人のかばんを開け、中をあらためるのか。」と、所持品検査を拒否し、金属探知機をくぐったら、ピーと鳴った。カメラや携帯が反応したようだ。
 仕方がないので、しぶしぶそれらを預けた。再度、金属探知機をくぐれと言うので、通過するとまたピーと鳴る。そうすると、係りの職員がボディチェックをする。実に不愉快だ。
 別の人も何も持っていなくてもピーと鳴った。この機械はおかしいと思い、もう一度くぐってみた。やはり、ピーと鳴る。ベルトのバッグに反応したかも。那覇空港で荷物を預けて金属探知機をくぐった時は、ピーと鳴らなかった。裁判所の機械がおかしい?
 公判が始まってさらに驚いたことに、裁判所職員が8名も傍聴人を取り囲むように座る。これは多分東京高裁でも経験したことがない。
 後で山城博治さんと話す機会があり、このことを話したら、『 この裁判は異常だよ。わざと物々しくして、まるで自分と支援者たちが”テロリスト”に見せかけようとしている。』と説明してくれた。
 この日は防衛局の稲葉証人の原告側尋問。驚いたことに、稲葉証人の顔を隠すために、大きな衝立が用意され、入ってくるとき・出る時は、全く傍聴人席からは姿が見えない。
 証人席も小型の衝立で覆われ、僕らにはどのような人物か姿が見えないようにされている。セクハラやレイプの被害者が証言する際にはそのような配慮も必要だが、相手は防衛局の幹部職員。裁判長の訴訟指揮に問題がある。
 途中の休憩をはさみ、公判が終わったのは4時過ぎ。添田さんの裁判も一緒に行われていて、稲葉証人に添田さんの弁護士が尋問。
 尋問内容は細部にわたっているので、ここでは省略するが、検察側の主張がことごとく崩れた。
Img_6768
 事前集会には、右翼の街宣車も。大音量で近所迷惑にもかかわらず、警察は取り締まらない。

2017年7月16日 (日)

沖縄辺野古・高江最新情報 その1

 8か月ぶりに沖縄に行ってきた。見たこと・感じたこと・体験したこと、そしてそれらを通じて考えたことを、何回かに分けてレポートしたい。
Img_6828
 辺野古の浜とキャンプシュワーブ(米海兵隊基地)。緑の半島のように見えるところが、辺野古崎。この辺野古崎付近の海が埋め立てられ、新基地が作られようとしている。
 この写真は7月14日午後3時半ごろ撮影。カヌー隊が戻ってきた。
Img_6805
 大浦湾側から見たキャンプシュワーブ。
Img_6807
 上の2枚の写真は、7日午前、船で大浦湾に出て撮影。このきれいな海(美ら海)を、日本政府は米軍のために埋め立て、軍事基地を作ろうとしている。以下の写真は全て7日午前に撮影。
Img_6801
Img_6803
Img_6814
Img_6817
 k9護岸工事。陸地から100メートルぐらい伸びている。当初は砂浜の部分に袋に詰めた砕石を置く工事だったが、今では海に伸び、文字通り埋立が始まっている。
Img_6815
 この海の殺人行為に手助けする海上保安官たち。
Img_6802
 マイクの人物は、防衛局が雇ったマリンセキュリティー。黄色のライフジャケットは全て海上保安官。
Img_6808
 マリンセキュリティーの船は、軍艦のように灰色。
Img_6812
 カヌー隊 のメンバーが工事を止めるため、護岸部に入ろうとしている。
Img_6813
Img_6816_2
 襲いかかる海保のゴムボート。
Img_6817_2
 工事を止めるため、カヌー隊のメンバーは毎日現場に近づく が、その毎に海保に拘束される。
 この日は5艇が入り、5人が拘束された。船ごとこの海域から離れたところに 持って行かれ、解放される。
 僕は美ら海号というカヌー隊をサポートする 船に乗せてもらい、マイクで作業員や海保の人たち、マリンセキュリティーの人たちに、約1時間半ぐらい以下のように訴えた。
『 工事を止めてください。海の破壊を止めてください。海が泣いています。この工事の意味を考えてください。沖縄の宝である美ら海を破壊して、米軍に差し出す。その金は私たちの税金です。』
『 このような作業・仕事を、あなたたちは誇りに思えますか? 家に帰り、お子さんたちに自分の仕事を誇らしげに語ることができますか?
 
 いくら生活のためとはいえ、恥ずかしい仕事です。しかもこの工事は違法です。岩礁破砕の許可を得ていません。
 
 翁長知事をはじめ、沖縄の大半の人々が反対しています。どうか工事を止めてください!』
 『 海上保安官の人たちは、本来業務である海を守る仕事に立ち帰えってください。あなた方は、米軍の手先となっています。このような仕事に海の男の誇りが持てますか?
 
 沖縄の民意を踏みにじる新基地建設は、日本の歴史に汚点を残しますが、その手助けをしているあなた方の人生の汚点にもなります。 』
 マリンセキュリティーの人たちや陸地から「立ち入り禁止区域に入らないでください」と叫んでいるアルソックの警備員にも、同様な呼びかけを行なった。

2017年7月 5日 (水)

僕の沖縄への思い その5 山城博治さんと共謀罪

 沖縄への思いその5で、いったんこのテーマのシリーズを終えます。7日から15日まで沖縄に行くので、次回はそのレポートになります。
 「山城博治さん」
 彼との出会いは、8年前、沖縄県北部東村高江、米軍北部訓練場オスプレイのためのへり基地建設反対運動に参加して。
 それまでは名前も知らなかった。沖縄平和センター事務局長として、山城さんは平日の月から金曜日まで高江に常駐し、ヘリパッド建設反対運動の座り込みに参加されていた。
 軽四輪の自家用車に寝泊まりし、食事も現地で自分で作り、身を挺して、ヤンバルの自然を破壊し・高江住民の生活を脅かし・オスプレイが離発着できる基地建設が沖縄を半永久的に基地の島にさせると、反対運動を続けておられた。
 僕は退職して1年目は、ピースボートで世界一周したり、トルコやニュージランドに行ったり、国内旅行を楽しんだり、旅行三昧の生活を送ったが、2年目から沖縄に通うようになり、山城博治さんと共に、現地反対運動に加わるようになった。
 その彼が、昨年10月末から今年3月にかけて、実に5か月も警察に身柄を拘束された。直接の容疑は、高江のヘリパッド建設反対運動で防衛局が張り巡らせた鉄線1本を切ったということだけ。
 しかも現行犯逮捕ではない。その日、山から出ようとして、「署に来てほしい。」と警察車両に乗せられ、そのまま逮捕された。
 全くの微罪である。その後、以前の山城さんの行動が威力業務妨害罪にあたると、再逮捕。それは警察の言いがかりにすぎず、明らかに山城さんを闘争の現場に立たせないための予防拘束である。
 山城さんは癌患者であり、手術をして闘争の現場に戻ったが、体は注意が必要。それにもかかわらず、家族とも会わせず、微罪で5か月も拘留された。
 国連の人権を担当する専門家からも、日本政府に人権侵害と勧告されたぐらい不当な長期拘留だった。
 本土ではありえないことが、沖縄では行われている。おりしもその頃から共謀罪反対運動が盛り上がっていたが、まさに山城さん長期身柄拘束は、共謀罪を先取りするものであった。
 『 彼を現場に戻したら、再度威力業務妨害罪にあたる行為をするだろう。 』と、警察が想像し、事前にその行為をさせないために逮捕する。 残念ながら共謀罪が自民公明の強行採決で可決したが、これからは沖縄だけでなく全国津々浦々で、このような事前拘束が出てくることを恐れる。
 山城さんは裁判所から闘争の現場に立つことを禁じられているが、時々集会があれば挨拶をされる。僕が沖縄滞在中、再会できる機会があることを祈る。
Img_5225
 昨年3月4日、辺野古の工事中止を政府が決めたニュースを聞き、喜ぶ山城さん。
Img_6042
 高江のテントで。

2017年7月 2日 (日)

僕の沖縄への思い その4

 沖縄の米軍基地前で座り込んでいると、色々なことが見えてくる。学習できる。
①超党派での活動=オール沖縄
 沖縄でも自民対他党派の争いがある。しかし対米軍・米軍による犯罪では、一致団結して取り組んできた歴史がある。
 本土政府や政党の分断策があり、特に今年から来年の名護市長選、再来年の知事選に向けて、オール沖縄が機能しなくなる恐れがあるが、それでも自民党に所属していても基地建設は反対と、座り込みに参加する人もいる。
 元村長や元議員で保守派に属していた人も、新基地建設反対では「これは許せない」と、座り込みに参加し、マイクを握って挨拶をする。
 目的が一緒なら一緒にやる沖縄の運動から、本土の政党や活動家・運動体は多くを学んでいる。総がかり行動や原発反対運動がそうだ。静岡県でも、安保法制反対運動や原発再稼働反対運動は、総がかりでやっている。
②民主主義
 本土では民主主義は議会制民主主義と認識している人は多い。選挙で自分の意思を表示すると。座り込みやデモ・集会という形で、自分の意思を表明する、さらには自分たちが望む政治の実現に向けて、直接民主主義の一形態である『 体を張っての非暴力直接行動 』 に参加する人間は、1千億人以上いる本土の人口からすれば、極めて少ない。
 沖縄でもゲート前で直接行動に参加する人は130万人の人口からすれば、多いとは言えないが、人口比では圧倒的に沖縄が多い。
 韓国のパククネ大統領を退陣に追い込んだのも、民衆の街頭での行動だった。沖縄にいると、日本の民主主義の再生は沖縄から、という実感がする。

2017年7月 1日 (土)

僕の沖縄への思い その3

 本土の新聞やテレビはあまり詳しく報道しないが、沖縄辺野古・高江では連日新基地建設反対運動が続けられている。
 それにもかかわらづ、残念ながら米軍に提供するための基地建設(高江ではオスプレイの離発着基地=ヘリパッド)が強行されている。辺野古のきれいな海に、砕石やテトラポット、大きなグリ石などの投下も始まった。
 僕は毎日沖縄から届くそうした悲しい映像を見ている。工事阻止のために頑張っている人たちからのレポートや声・写真に日々接している。そうしていたたまれない気持ちにかられる。
 環境保護や民主主義を大切にしている本土の人たちが、沖縄の現実に目をつむり、沖縄の人々と共に理不尽に抗議の声を上げない現実にも、悲しい思いをしている。
 6月、静岡市の松谷議員が主催する議員研修会があり参加した。講師に招かれていたのは、首都圏のある市の元市長さん。研修会の後、静岡市内の沖縄料理店で懇親会があり、その元市長さんと個人的に話す機会があった。
 住民自治や民主主義の話題で、「沖縄では本土政府により、憲法で保障されたそれらの権利が侵害されていますね。どう思いますか?」と尋ねたが、満足のいく返事が返ってこなかった。
 おそらくそのとき集まった市議会議員の中で、沖縄に寄り添い、これは日本の民主主義の問題だと認識している人はごく少数だと思う。
 安倍政権はまさに沖縄の孤立化を狙っている。更には沖縄でも実際にゲート前の集会に参加し、抗議行動に参加する人たちの孤立化と諦めを狙っている。
 本土の理不尽に抗う翁長知事を無力化させ、稲嶺名護市長を来年の市長選で当選させない策謀も周到に張り巡らされている。
 権力によるむき出しの弾圧も目に余る。最近ゲート前で逮捕される人が増えてきた。特段違法行為を行っているわけではない。海を埋め立てる砕石を積んだダンプカーを止めようと、道路に出て抗議しただけでも逮捕された知人の女性がいる。翌日釈放されたが、これまでは全く問題がなかった抗議行動でも見せしめ的に身柄を拘束するようになった。
 共謀罪が強行可決され、今後ゲート前の集会に参加したり、一緒に座り込みに参加しているだけで、威力業務妨害罪で一網打尽に逮捕される日も来るかもしれない。
 今沖縄で警察権力がやっているのは、その先取り予告の民衆に恐怖感を与える行為だと思う。
 政府に逆らえばこうなるぞ、と。
 委縮すれば、まさに思うつぼ。何も悪いことをやっているわけではないのだから、正々堂々と、悪政にNOの声を上げ続けることが大切だと思う。さらに声だけでなく、現地で、非暴力だが体を張って工事を阻止する活動が、今求められている。
Img_5189
Img_5194
Img_5196
Img_5198
Img_5203
 これらの写真は昨年3月4日、辺野古キャンプシュワーブゲート前で撮影。僕も座り込みに参加していたが、全国から派遣された警察機動隊が、『三線の日』に合わせて沖縄中から集まった三線奏者や踊り手を、暴力的に排除した。
 工事を阻止しようと平和的に、文化的にやっていても、権力は情け容赦なしに襲い掛かる。これが沖縄の現実だ。国家の意思で、こうしたことが行われている。

« 2017年6月 | トップページ | 2017年8月 »