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2017年9月 8日 (金)

韓国レポート その6 黒田福美さんの努力と熱意・思いを現地で想う

 日本の負の歴史はたくさんある。さらにその被害を受けた国・人々は多岐にわたる。歴史に向き合い、間違いを認め、謝罪し、補償し、その間違いを繰り返さないために、教科書にもきちんと書き込み、日本の未来を担う子供・生徒たちに伝える・考えさせることは、とても大切だと思う。
 日本会議に連なる政治家や学者・評論家などが、「それは自虐史観。教科書検定を厳しくし、青少年に日本の歴史に誇りを持たせるべきだ」、と主張し、残念ながら彼らの意図が教科書や教育委員会に反映している。
 負の歴史・事実を伝える教科書を採択した私立学校に、組織的に抗議が集中する時代になってしまった。(灘中・高)
 軍慰安婦や強制連行問題は解決済みと、日本政府は主張するが、韓国を訪れると全く違う。
 このレポート6では、日本の植民地時代に日本兵または軍属として戦死・刑死した韓国人の霊を慰める「帰郷祈願碑」を建てた黒田福美さんの努力・熱意・熱い思いを、現地で見てきた報告をしたい。
 写真を入れると記事が全部消える恐れがあるので、写真は後でアップ。
8月25日、僕はその碑がある法輪寺へ向かったが、まずその前に韓国の人が黒田福美さん及びこの碑のことをどれぐらい知っているか23日二人の人に尋ねた。一人は知人のチェヨンウさん。夜食事をともにし、この寺の話をしたところ、彼は碑のことは知らなかったが、黒田さんと法輪寺は知っていた。
 もう一人は、韓国観光公社の日本語対応の職員。法輪寺はソウルから南のヨンイン市にある。行ったことがないので、法輪寺の情報を含めて他に見るべきところの情報を得るために、観光公社を訪問した。
 彼女は黒田さんを知っていたが、碑のこと・法輪寺は知らなかった。しかしネットですぐ調べてくれ、タクシーの運転手にこれを見せろと韓国語で書かれた法輪寺の案内をコピーしてくれた。
 さらにヨンイン市の地図(日本語で書かれている)もくれた。この地図のおかげで、法輪寺だけでなく、他に3か所も見学できた。
 さて、法輪寺は立派なお寺だった。事務所を訪れ、碑を見たいと告げたが、応対してくれた方は英語も日本語も通じない。僕は韓国語ができない。資料を見せ、こちらの意図は理解してくれたようだが、どこかに電話し、対応に困っている様子。
 10分ほど待って、事務所の女性がお寺を案内してくれた。すぐ碑のところに行かずに、本殿やお寺の創始者の慰霊堂など3か所を見せてくれた。
 中に入り、まず韓国式の拝み方を教えてくれた。3回、頭を床につけ拝む方法だ。まず立ったまま拝み、座って頭を床に、両手を前に添え拝む。立ち上がってそれを繰り返す。彼女と一緒にそれを三か所でやると、互いに親近感がわいてきた。
 お寺の内部の装飾や彫刻・絵、もちろん仏像は立派だった! 僕は時間をかけ、それらを見学させてもらった。内部は写真撮影禁止。
 お寺の素晴らしさを身振りで彼女に伝えた。外に出て、お寺と自分を写真に撮ってもらった。
 最後に碑があるところに案内。 そこはお寺の駐車場の下に公園のようなきれいなところがあり、そのはずれに碑があった。しかし案内が無ければ、誰も気づかない。
 その碑は、黒田福美さんのフェイスブックにあるように倒されていた。地面に寝た状態。落ち葉も少し降りかかっていた。
 僕は盛んに身振りで、この碑は本来建っているべきだと彼女に伝えた。この碑の由来を日本語とハングルで書いた掲示板があった。さらに寝かされた碑とは別に戦死者の霊を慰めるモニュメントもあり、僕は手を合わせた。
 日本兵・軍属として戦死された方たちは、日帝に協力した親日派として、韓国社会ではきちんと戦争犠牲者と位置づけされていない。
 黒田福美さんは、この扱いを悲しみ、故郷を思いながら異国で死んでいった韓国人の霊を慰める慰霊の建立に奔走された。
 しかし、紆余曲折の末、法輪寺の住職の理解でこの地に建てることができたが、このような碑を建てるのはけしからんと倒された。それでこの碑は寝た状態になっている。
 黒田さん・その碑が慰める霊の哀しみを、複雑な感情で想った。韓国の人々に理解してもらうことの大切さを考えた。僕ができることは、知人の韓国人にこの碑の存在を伝えること。彼らの手で世論を高め、碑が元通りになるように、側面から努力したいと思った。
 この後お昼の時間となり、昼のサンドイッチをあらかじめ買ってあったが、彼女は身振りで食堂で食べましょうと誘ってくれた。
 以前韓国のお寺を訪問した時、訪問者は誰でもお寺が提供する食事をいただけるのを知っていたので、彼女と一緒にいただいた。日本でいえばバイキング方式。各自順番に食べたいものを盛り付ける。
 美味しかった! 葉っぱの天ぷらがことのほか美味しかった。マシイッソヨ! 僕を案内してくれた女性はとても優しそうな方で、色々話をしたかったが言葉ができないのが本当に悔やまれた。韓国語をしっかり勉強しなくちゃ!
 

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