衆議院解散・総選挙 沖縄で感じたこと その2
今日10日が選挙告示日。すでにマスコミは選挙関連の報道でいっぱい。各政党の公約も明らかになってきた。
安倍自民党は北朝鮮の脅威から日本を守る、そのために憲法9条に自衛隊をきちんと書き込む必要があると、憲法改正を主張している。日米同盟の強化や沖縄負担軽減のため、辺野古新基地建設を進めるとの従来の立場も変わっていない。
沖縄に身を置いて、希望の党や日本維新の会などを含め保守政党の「日本を守る」との主張を聞くと、『 誰を守るのか? 』 との疑念がわく。
『 沖縄の住民を守る=平和な生活や憲法で保障された基本的権利を守る 』 という沖縄にとり大切な視点がすっぽり抜け落ちている。
沖縄に24機も配備されているオスプレイ、嘉手納基地に配備されている各種戦闘機や偵察機は、我がものがおに沖縄の空を飛び、住民の生活を脅かしている。
特にオスプレイはいつ墜落するかも分からない。低周波の騒音は耐え難い。5日午後、海兵隊の北部訓練場がある高江に行った。6つのヘリパッドが作られた結果、オスプレイを含む各種ヘリの訓練が激増している。
住民の伊佐郁子さんによると、当初160人の人口が今は130人。特に小さな子どもを抱える若い世代の住民が、 『 子どもを守るために 』、 他地域に転出するようになった。高江小の児童はわづか8人に減少。中学部は無くなった。
福島と同様に自主避難だから、なんの補償もない。自己責任。これが沖縄の現実である。
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