書類の整理 11月議会一般質問の原稿が出てきた
仮称「袋井南認定子ども園」を公立のままにするか、民間事業者にゆだねるか
子ども園が作られる地域の住民の一人として、また教育に38年間携わってきた元教師として、このような質問をしなければならないことを残念に思います。公立の3つの園、袋井南保育所・袋井南幼稚園・高南幼稚園が統合されて作られる仮称「袋井南認定子ども園」は、当然公立の園になると信じ込んでいたからです。
統合される3つの園の職員の方々、保育園・幼稚園にお子さんを預けておられる保護者の皆様方、新しくできる認定こども園にお子さんを預ける予定の保護者の皆様方も、どうして公立のままにしないのか?、なぜ民間事業者にゆだねることを検討しているのか?、疑問に思っておられるものと考えます。
10月、教育長にその理由をお聞きしたところ、「公立だと建設費は全額市の負担になるが、民間だと半額国の補助が受けられる。昨年オープンした笠原認定こども園を作るときも、実は、民間事業者で引き受けてくるところがないか打診した。しかし引き受け手がなかったので公立とした。」とのお答えでした。
私はこの話を聞いて驚きました。単にお金がないから、教育を民間事業者にゆだねようとする市当局の姿勢に唖然としました。9月総務委員会の審議で、民間事業者に打診をしている、現在は検討段階で結論は出ていないが、その関係で平成31年度から3年間の予算編成予定・袋井南認定こども園の欄は空欄になっていることを知り、衝撃を受けました。
すぐ3つの園にこのことを伝えたところ、そのような話は何も市から聞いていないと、驚いておられました。職員の身分にかかわる問題だからです。11月笠原認定子ども園を訪問し、保育所と幼稚園が統合して1年半経過した教育の効果や現状をお聞きした際、実はこの園を設立する際も民設民営を市当局が検討していたことを園長先生は知っておられましたかと尋ねたところ、全く知らなかったそうです。
実際に子どもの教育に携わる先生方の知らないところで、当局が民間事業者にゆだねることを検討するのは問題だと思います。この後の答弁で、「選択肢の一つとして検討したに過ぎない。厳しい財政事情からあらゆる方法を検討するのは当然」との答えが返ってくるものと思われますが、一般論として、民間事業者の内諾を得、民設民営で行くとの結論を出した後、その理解を得るための職員への説明・保護者・地域への説明は、形式であり、結論が変わることはありません。議会の反対があれば別ですが。
民間の教育がダメと言っているわけではありません。それぞれ特徴があり、すばらしい教育を行っておられると思います。私が4年後にできる認定子ども園を公立にすべきと主張するのは、以下の理由です。
設立予定地のすぐ前に高南小学校、200メートル弱のところに特別支援学校、すぐ北側に看護学校、100メートルもないところに高南コミュニティーセンター希望館があります。これらはすべて公立です。新しくできるこども園が公立なら、地域住民特にシニアー世代との交流を含めて、教育プログラムを作るうえで連携・協力・交流がやりやすい利点があります。
先日、南幼稚園を訪問し園長先生からも公立の利点を聞いてきました。この方は小学校の校長先生だった方です。民間の幼稚園と小学校の交流は、民間の敷居が高く難しいとのことでした。
新たに設立されるこども園のオープンは、4年後に迫っています。来年度から3年間かけ、3つの園の先生方とすこやか子ども課との協議、具体的な教育プログラム・運営の在り方・施設設備の内容などの検討をしなければなりません。
笠原認定こども園は、3年間2つの園の先生方とすこやか子ども課との協議を行い、また実際に保育・幼稚園の統合を実施している施設見学を行い、丹念な準備の結果、現在順調に園の運営ができていると、園長先生からうかがいました。
保育所・幼稚園・小学校・中学校との一貫教育を通して、自ら考える子ども・児童・生徒を育成するのが、袋井市教育行政の重要な柱です。教育に責任を持つ、この点からも、単に財政事業が厳しいから民間事業者にゆだねることも選択肢の一つとする市当局の姿勢は情けないと思います。
以上の理由から、
(1)公立の園とすべきだと思うが、当局の考えを問います。
(2)運営形態について、議会・3つの園の先生方・地元自治会・保護者らの意見を聞く必要があると思うが、当局の考えを問います。
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