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2022年4月

2022年4月29日 (金)

歴史の目撃者ーーロシア・プーチンのウクライナ軍事侵攻と欧米諸国のウクライナ軍事支援・経済制裁、日本政府の対応、改憲軍拡論議の加速化

 ウクライナ戦争を僕たちは毎日報道を通して見ている。ベトナム戦争やイラク戦争、アフガン戦争なども現在70歳以上の世代は、目撃してきたが(報道による)今ほどリアルではなかった。

 20世紀と21世紀初頭の戦争を、世界の人々は生きている間に目撃している。ウクライナ戦争は、若い世代も。小学生、中学生、高校生も。以前と違い、今日ではSNSを通して、世界中に即時に生々しい戦争の実態が伝えられる。情報から逃げようがない。

 30代、40代、50代、60代の人々も、それぞれの年代に起きた戦争を目撃している。今や戦争は学校で過去の歴史として学ぶだけでなく、現実に今生きている瞬間に、戦争をどうとらえ、どう認識し、それにどう対応するのか、国の政治を担う一部の人々だけでなく、一般の人間も、自分の判断・認識を迫られている。

 政治家・国の指導者の決断・決定が、それぞれの国の民の生活に影響する。ウクライナ戦争では、物価高騰があらゆる業界・人々に悪影響を及ぼしている。逃げられないのだ!

 核戦争の脅威からも誰も逃げられない! 軍拡の影響が、各国政府の税金の使い方に悪影響を及ぼす。軍事費をアメリカが迫るGDP(国民総生産)の2%にすることは、逆に福祉や医療、教育など国民生活に直結する予算を減額する。貧しい人々、低所得者(日本では年収200万円以下)ほど、悪影響をもろに受ける。

 僕は、今、歴史の転換点に立っていると感じている。歴史の目撃者として、ブログのタイトルに掲げた問題・項目を、シリーズで取り上げます。自分の考えをまとめるため、それを文書にしてオーバーに言えば歴史の記録に残すために、困難で面倒な作業に挑戦したいと思います。

 期待ください!

2022年4月24日 (日)

伊藤和也さん写真展開催にむけての準備

 中村哲医師写真展を昨年7月に開催し、県内各地で同様な写真展をやっていただくように働きかけ、今年1月掛川市・磐田市、2月下旬から3月上旬に菊川市で中村哲医師の写真展が開催された。その時、どの会場でも伊藤和也さんについて見学者から質問があった。また僕たち主催者側も、掛川市で生まれ、磐田市の高校・大学校で農業を学び、ペシャワール会に飛び込み、アフガニスタンで中村先生の下で、用水路建設や農業支援を担い、残念ながら凶弾で倒れた伊藤和也さんを何とか紹介したいと思っていた。ご両親は、「和也単独の写真展なら協力する」との姿勢だったが、付け足してきに和也さんの写真を展示するのを好まれなかった。

 そこで、下記の企画を2月に立て、現在、その実現に向けて動き出した。

伊藤和也さん写真展を開催企画原案        竹野昇

【伊藤和也さん写真展開催を思い立った理由】 昨年7月袋井市役所市民ギャラリーで、中村哲さん写真展を開催するにあたり、伊藤和也さんの写真も展示したいとご両親に相談したところ、息子の写真展なら協力するが、中村哲医師の写真展の一部として(いわば付け足しーーこれは私がご両親の気持ちをそのようにくみ取りました)なら協力できませんと言われました。その後今年1月、ララポート磐田で磐田の市民と共に中村哲さん写真展を開催したところ、展示写真のマドラサの寄宿舎建設費は「菜の花基金」(伊藤和也さんが亡くなられてから、和也さんの写真展が各地で開催された折にできた基金)から全額寄せられたと、説明文にありました。それを見た来場者から、「寄宿舎維持管理費は現在どうしているの?」と質問を受けました。袋井・掛川・磐田での写真展では、来場者は伊藤和也さんのことをよく知っておられ、関心の高さを感じました。

 伊藤和也さんは県立磐田農業高校・県立磐田農林短期大学校(現農林環境専門職大学)の卒業生。そこで磐田市で母校の生徒・学生さんたちと一緒に写真展をやることに意義があると考えました。

現在伊藤和也さんの写真パネル40枚はご両親の依頼で県ボランティア協会・小野田さんが管理され、磐田市での写真展開催希望を伝えたところ、ご両親も含め承諾をいただいています。

【写真展の目的】

・農業支援に命をささげた掛川市出身・磐田で農業を学んだ伊藤和也さんが、中村哲医師の下でアフガニスタンでどのような活動をしたのかを遠州地方の多くの人々に知ってもらう。

・命の水・食料(生産基盤の農地復興)をアフガニスタンの人々に提供した中村哲医師・伊藤和也さんの夢を継続するために、写真展開催を通して人々にアフガニスタンに関心を持ってもらい、事業の継続に自分が何ができるかを考えてもらう。

・命を支える農業の大切さを、来場者と共に考える。

【具体的取組企画原案】

・磐田農業高校の生徒・農林環境専門職大学の学生ら一緒にやれるよう、校長・学長にお会いし、協力依頼をする。(農林環境専門職大学鈴木学長に3月28日面会し、依頼済み)

 4月中旬、磐田農業高校訪問予定。

・幅広い人たちと仮称「伊藤和也さん写真展いわた実行委員会」を結成できるよう、各方面に声かけ・協力依頼をする。

・4月中下旬、磐田農業高校・農林環境専門職大学の窓口になってくれる先生に会う。

・5月、生徒・学生らに会う

・6月~7月、実行委員会立ち上げ

・11月3日(文化の日)~5(土)6(日)前後に開催できるよう会場押さえ

・会場は学生が参加しやすい磐田市中心部(候補はワークピア磐田)

・会期中、若者との交流会、アフガニスタン出身島田の医師レシャードさんの講演会などができないか、学生たちに相談。その他若者企画も。

・後援依頼を 農林環境専門職大学、県農林事務所、遠州中央農協、磐田市・磐田市教委などに。

・伊藤和也さん関係の資料、本、写真集を集める。

*留意点

 ・大人が中心でなく若者主体の写真展となるようにする。

 ・農業関係者への協力依頼。

 

すでに、県立農林環境専門職大学の学長及び丹羽先生を訪問し、さらに磐田農業校高の副校長にお会いし、協力依頼をしている。5月3日の池内了先生の講演会を終えたら、学生さんたちに会ったり、農業関係者に会って協力依頼をする予定です。

2022年4月17日 (日)

新緑若葉と人間

 新緑が鮮やかになってきた。若葉が驚くほど速いスピードで、木々を緑で飾り、山やまが鮮やかに彩られる季節となった。ラジオ体操のあと、まだ残る八重桜のピンク色と、萌黄色、緑色を楽しみながらウオーキングをするのが日課だが、新緑・若葉を見ながらいつも考える。人間との違いを。

 僕たち人間は、赤ちゃん、幼児、少なくとも20歳以下までは、自然界の新緑・若葉のように体がいかにも柔らかく・まぶしく・若葉を身にまとっているかのように輝いている。

 若葉を食べたくなるように、赤ちゃんの柔らかそうな腕をかみたくなる・食べたくなる衝動に駆られる。みずみずしい少女の白い肌を見ると、新緑・若葉を見るのと同じようなさわやかな気分になる。目の保養。

 自然界の木々は70年、80年、90年、100年、それ以上生きても、春になれば若葉を着ける。樹木本体は所々虫や鳥による穴ができても、外見は新緑で覆われ、色鮮やかだ。若葉の色は、おそらく若木の頃と少しも変わらないだろう。永遠の美しさを維持できる。

 一方、人間は残念ながらいわゆる高齢者になると(僕はこの言葉は嫌いです。。。。。)、体の若々しさは次第に失われ、外見上は髪は白髪が増え、人によれば髪がなくなり、顔や手指にしわが増え、体のあちこちにシミができ、腰や背中が真っすぐでなくなる。

 自然界に比べ、人間は否応なしに若さを失う。人間は自然を征服・支配したかのように、地球上の生き物の頂点に立っているかのように錯覚しているが、とんでもない。自然には勝てない。

 僕は来月の5月25日になると、満75歳。樹齢75年になる。自分では若いつもりでも、20歳以下の人たちから見れば、立派なお爺さんだ???

 孫から”おじいちゃん”と呼ばれる。じじいとは言わせないが。幸い、家の外で、つまり街で、外出中に、”おじいさん”と他者から言われたことがない! ”おじさん”と子どもから言われるのはよくあるしそれは自然だ。互いに違和感はない。

 年輪を重ねると、周りの同年齢あるいは僕より上の人々の中には、失礼だがいかにも若さ(心・気持ち)を失って、いかにもおじいさん、おばあさんに見える人が増えてきた。僕が色々なことに誘うと、本人が「もう無理だよ」と弱気を言う人が増えてきた。

 確かに物理的にやれることは若い時のようにはいかない。当たり前だ。今までやれたことができなくなる。これも自然の摂理。受け入れるほかない。悪あがきしないほうがよい。

 しかし、僕は心の若さ=気持ち=精神の若さは、年齢を重ねても失なわれることはないと考えている。心に若葉を着ける。心の中の木に、枝に、春になると自然界のように毎年若葉をたくさんつけることはできる。

 心の木の枝、胸の中の老木の枝に若葉・新緑を着けるのは、好奇心・あれをやりたいとの意欲・色々なことを学びたいとの気持ち・欲望だと思う。言い換えれば、死ぬまで社会に関心を持ち、可能な限り社会と接する、他者と交流する、自分が住む狭い世界から外の世界に身を置く、生き甲斐・人生の目標を持つことだと思う。

 幸い、僕は心の若葉を毎年身に着ける。ありがたい。

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2022年4月16日 (土)

戦争のさなかの5月3日憲法集会

 池内了先生の講演会が迫ってきた。主催者としてやるべき準備を着実にやっている。下記の文章はマスコミ向けと、これまで来場していただいた方へのはがき文です。

朝日新聞静岡総局長様

 池内了先生講演会事前記事化と当日取材依頼

 53日に開催します、第34回憲法記念日袋井市民のつどいの後援名義許可をいただき、ありがとうございます。遅くなりましたが完成したちらしと池内先生が書かれた2つの文章を参考資料として送らせてもらいます。

 ロシア・プーチンによるウクライナ軍事進攻=侵略は到底許せませんが、これをいわば好機ととらえ、憲法9条では国民・国を守れない、敵が侵攻を思いとどまらせる抑止力=核を含めた強大な軍事力を持つことが「平和」と「国民の安全・幸せ」「国」を守る。日本国憲法9条は理想にすぎず、現実に対応できないから改正すべき。自衛隊を国防軍として憲法に明記すべきとの論調が安部元首相ら保守的な国会議員だけでなく、右派の学者やマスコミ関係者らからも出てきています。

 こうした動き、世論誘導に、大きな危機感を抱いています。今回講演いただく池内了先生は、こうした危険な論調に、真っ向から切り込まれます。中日新聞4月9日付け「ウクライナ侵攻と日本」と題して書かれた文章は、フェイスブックで多くの方が共感・賛同・いいねを寄せています。

 会場から様々な意見・異論・質問がでるだろうと予想しています。議論を通して、「では戦争を終わらせるにはどうしたらよいのか」「日本や世界の安全保障はどうあるべきなのか」「日本国憲法および9条は無力なのか、それとも戦争を克服する力を持っているのか」などを、池内先生の講演とその後の質疑で参加者と共に考え、認識を深めたいと思っています。

 できましたら、事前記事化をお願いします。さらに当日取材もお願いします。

   憲法記念日袋井市民のつどい実行委員会 代表 竹野昇

 

 新緑が鮮やかに私たちの生活に彩りと豊かさを与えてくれる季節となりました。コロナ禍で2年間、市民のつどいが開催出来ませんでしたが、今年はコロナ対策をしっかりしたうえで、第34回憲法記念日袋井市民のつどいを開催します。

 講師は池内了先生。演題「日本国憲法こそが戦争を克服する!」。ロシア・プーチンによるウクライナ侵略=民間人殺害・街や村の破壊=戦争犯罪に、心を痛めているこの時期の開催となりました。9条は無力なのか? 軍事力が本当に人々の生活と命=平和を守るのか? 憲法9条を改正して自衛隊を国防軍に位置付け、敵基地攻撃能力を含める軍拡が東アジアの安定と平和につながるのか? 根源的な問題を、池内了先生の講演と質疑応答で、共に深く考えたいと思います。今回は、若い音楽家安間鮎子さんと寺田菜々美さんによる演奏と歌のミニコンサートもあります。

 期日 5月3日午後1時半から4時まで。

会場 旧袋井綜合センタ・現教育会館4階大会議室。

*入場無料、事前申し込み不要。マスク着用と受付での記名、体温測定、手指消毒を徹底させてもらいます。

       憲法記念日袋井市民のつどい実行員会 代表 竹野昇

 

若い方にも来てほしいので、ミニコンサートも企画。下記は当日プログラム案ですが、若い2人の音楽家の紹介と歌の題名を書いてあります。

第34回憲法記念日袋井市民のつどい プログラム      2022年5月3

1.司会挨拶                              13:30

2.代表あいさつ

3.ミニコンサート 歌 安間鮎子  ピアノ 寺田菜々美

  オペラ「椿姫」より【ああ、そはかの人か~花から花へ】

  【死んだ男の残したものは】

  【この道】

4.憲法前文・9条唱和

5.講演 池内了先生『日本国憲法こそが戦争を克服する!』

6.質疑応答

7.司会 アンケートと会場カンパのお願い、池内先生の著書販売について  閉会の言葉         16:00 終了予定

ミニコンサート出演者紹介

安間鮎子――袋井市出身。浜松学芸高等学校音楽科、国立音楽大学声楽科卒業。日本オペラ振興会

 オペラ歌手育成部マスターコース修了。万里の長城杯国際音楽コンクール第4位入選。2015年世界初演の宮川彬良作曲オペラ「ブラックジャック」いのちのカノンのソロ。藤原歌劇団準団員。関東、静岡中心に企業パーティーや結婚式、イベント等で演奏活動を行っている。

寺田菜々美――袋井市出身。浜松学芸高校音楽科、国立音楽大学演奏学科卒業。ウイーン国際マスタークラス修了。アレキサンダー・イエンナー氏に師事。Prof.Alexander Jenner ピアノマスタークラスin Japan 修了。第35回CMCピアノコンクール第1位。第21回グレンツエンピアノコンクール本選金賞。ななみピアノ教室主宰。兵藤楽器店ピアノ講師。

*これまで僕たちの市民のつどいは、著名な方を招き、袋井市外の人たちもたくさん参加いただいている。平均すると150人から200人の間ぐらい。是非多くの方にきていただき、特に意見な意見交換をしたいと思っている。

2022年4月 3日 (日)

無題ーーーつれづれなるままに

 ブログを再開して、アクセス数を見たら、約600人の方が接続して読んでくれていることが分かり、うれしい次第です。今回は無題ーーーつれずれなるままに、今感じていること、思っていることなど、あれこれ書きます。

 今、強烈に思っていること・考えていることは、多分読者の方と同じく、ロシア・プーチンによるウクライナ侵略です。21世紀に、国際社会が見守る中、古典的な侵略戦争ー領土併合、無差別爆撃・破壊、ロシア兵の無意味な戦死と死傷、ロシア国内でのプロパガンダ(ウソ・情報統制と偽り報道、愛国心をあおる報道と教育)、戦争反対を訴える市民への弾圧・投獄、国民の戦争指導者への高い支持率、ーが行われ、毎日戦争の様子を世界中の人々が見ている、このような事態を迎えていることの、驚きと何もできないもどかしさ、軍事力が国を守るとの論調の高まりにどう対抗すればよいのか、に思い悩んでいます。

 ウクライナの人々の苦難に思いをはせる気持ちは強いですが、何もできないもどかしさが歯がゆいです。想像力を働かせて、家・日常生活・仕事・家族一緒のあたりまえの家庭生活・故郷の街や村を暴力で奪われ、避難生活を強いられる怒りや悲しみを共有しています。

 日本は今、桜が満開。爆弾でいつ殺されるかもしれないとの恐怖感なしに、日常生活を送ることができている。新緑が萌え出るように、木々に彩りを添え、まさに春。新入社員や今年採用された公務員の辞令交付式が一斉に行われ、間もなく保・幼・小・中・高・大などの入学式が全国で開催され、それぞれ希望に胸を膨らませる。

 一方、ウクライナの人々や派兵されたロシア兵たちに、胸躍る希望があるでしょうか?  この悲劇を思うと、まずは停戦・ロシア軍の撤退を祈るばかりです。

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